2015 年 6 月 7 日 のアーカイブ

なんぼなんだって

2015 年 6 月 7 日 日曜日

「あんだ…なんぼなんだって こいづは やんだぃん」

ばんげ前に 母が 眉根を寄せて 言い出した

何の話か?

コンロから振り向き 問うてみた

「いくら あんだが 青虫 好きだがらって おかさんは 食いだぐねぇよ」ですと

山芋千切りの上に 鰹節と 練り山葵 にょろ…としたやつ

混ぜずに 飯台に 置いといたの見て

青虫だと思ったようだ

いや…わたくしとて 青虫好きですけど

いまのとこ 食べちゃいたくは ないですてば

「君は 好きだから 食べられない とかじゃなくて 好きだけど 食う…て 感じだよね」なんて

あんちゃからまで 言われ

なんだかなぁ…

まぁ しばらくは 青虫食いには 手を出さないであろう と 思う

味見で 4分の1

2015 年 6 月 7 日 日曜日

季節的に 石油ストーブさんに 頼ることもできなくなってきたので

己れの 責任のもとに

餡子 炊いた

しかし 究極の とろ火に しとったら

うっかり 忘れてしまい

しかし しかし うっかり 忘れたおかげで

焦ることもなく 

なんとも 塩梅よく 出来上がりました

塩入れるの 忘れたけど

まぁ んまいから よしとする

何で食べようかな~♪なんて うきうきして

味見しちゃって

あっ…4分の1 食うてしまいました

いかんいかん

やっぱり泣いちゃうんだけど

2015 年 6 月 7 日 日曜日

思い巡らせると

やっぱり 泣いちゃうんだよ

でも 1週間前と 比べると

なんとなく ぴっちっちっに 関する こもごもに

薄~い 被膜が かかったような

涙に至るまでに 一緩衝くらい あったりもして

生々しい 擦り傷の 痛みよりは

すこぅし 楽にはなったのかもしれない

擦りきれそうだった 皮膚は

擦れば 擦るほどに

皮も 厚くなってくるものなのかな

かつて 辛かった いろんな出来事も

こんな風に 越えてきたのだったかな?

「癒える」なんて 遠い先の 話のようだけど

まだ 捨てられずにある 思いは

そのままに

なんとか やってゆくよ

見ててね

それぞれで手いっぱいだとしても

2015 年 6 月 7 日 日曜日

世界は わたくしどころでなく

わたくしは 世界どころではなく

それぞれが

それぞれのことで 

せいいっぱい

手一杯

それでも あえぎあえぎ

手をのばし

ふと 指先に 触れて

世界は わたくしで

わたくしが 世界であることを

思い出す

そうだ

のばす先でなく  

ここにも あるんだ

うちに かかえこんでいたような思い

ぐるりと 裏返しになる

懐きて

懐かれている

目先の 繕い物などして

縮んでいた わたくし

鞄を裏返して

隅にたまった 塵を 摘まみ出しながら

日に晒されていない

むしろ鮮やかなることを 思う
   
ぱたぱた と

胸のうちの 塵もはらって

さてと と

顔を あげたりもして…

自分の手を

2015 年 6 月 7 日 日曜日

誰もいなくて

寄る辺なくて

心許なくて

そんなとき

自分の 右手と 左手を 握り合わせる

きぅ と 力を込めた 真ん中から

熱が

頼みの 蔓が

目覚めるようで

そうだ よし!と

力の こもる ことばが わく

大丈夫だ

心も動き出す

かたつむりたち

2015 年 6 月 7 日 日曜日

今朝

かたつむりの まぐわひ ラッシュだった

ぬは~ あんたらの 濃厚なる りびどーつうかなんつうか…などと

ぶつぶつ言うのは

やめた方が身のためだなぁ なんて

他人事みたいに

うちからと そとからと 響いてくる 己れの声に

突っ込みなど入れる

入れてる言葉も 音声にしてたりして

あぶねぇな

心安らかに食う

2015 年 6 月 7 日 日曜日

今回の ひじきの炒り煮は

ひよこ豆など 入れてみた

黙っておったら

別に クレームも出ず

いつもと違う とか

突飛 とか 気づかなければ 

心安らかに 食えるであろうよ と 言ったら

「でも 変わったもの入ってない方が 心は 安らかで いられんだ」とか ぬかされて

ちみっと ちっ とか 舌打ち気分

でもみんな 笑っとる

充分だ♪

梨の赤星病

2015 年 6 月 7 日 日曜日

何年か前に

おでんずさん(天神社)裏道 通って 

ほたほたほた と おちていた 花梨の実を拾って

植木鉢に 転がしといたら

何本かの 芽が出た

んで その中の お一方が

愉快に美しい 星模様の 葉っぱになって

ん?と 思ったら

裏っかわに ぞぞぞぞと 毛のようなものが 生えてきた

調べによると「梨の赤星病菌」という 黴の 一種とか

へ~

面白がってみてたものの

これ 他の子らにも うつるだろうな

それは 哀しいな

菌も一緒にいていいような気もするけど

1枚 2枚どころじゃなかったもんで

菌の立場としては 残念だろうが

すまん なんつって

ぞぞぞぞ葉っぱを 取り除く

ちゃんと 木を育ててるみたいなこと してしまった

してしまった なんて 言い方も 妙なもんですがね…

2015 年 6 月 7 日 日曜日

昔 毛虫の「け」の 言葉さえ

発音するのが 躊躇われるほど

苦手でした

身体中に かいかいがはしったりして…

それも 根っこに「触ると かいかいになる」という 毒に対する 恐れが大きかったのだな

んで イモムシハンドブックなどには

毛虫のすべてに 毒あり…と 書いておらず

ん?まてよ と 思い始め

ここ数年の みどりこさん好きから始まって

毛のものたちも だんだん好ましく思うようになって

ならば ちょいと 触れて確かめてみても よいかも と

思い立ちましたる

手始めに くまけむし…いかにも 善良そうな ヒトリガ(あめりかしろ…は 駄目)

その 柔らか栗毬みたいなん つんつん

…痒くない

手のひらに乗っけても

なんてことない

しかも ほあほあ

やめろや!と 防御の 丸まりなどなさり

虫さまとしては 迷惑千万なのでしょうが

こちら なんだか 更に 駆除など できない心持ちになって 

危惧と 愛で愛での気持ちと ない交ぜで

ちみっと 複雑

アボカドにょき

2015 年 6 月 7 日 日曜日

わたくしの背丈を越えた…てのに

昨年の 霜のあたりで

うっかり 駄目にしてしまった アボカド

がっくし…

立ち枯れた その枝を なにかに 用いようかな…と 思いつつ

何となく諦めきれずに

そのまんま 日向に 出して

昨年 拾った 木の実など 散らばせておりました

木の実たちも 芽を出すわけでなく

まるで 小物入れ状態

どうにかするかねと 思いあぐね しゃがみこんだら

あらら♪根本から アボカド新芽

ここに また 種 植えたっけ?

それとも 立ち枯れたふりして

根っこ 生きてましたの?

己の記憶の 不確かさが 情けないけど

いずれにしろ こりゃあ 命ですわ

大切にしましょう

いらっしゃい

おかえり

ありがとう

なんだか いろんな ご挨拶が 口をついて 出た朝