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本日 ちちははの 結婚記念日なのだけど
朝にその話をしたら
「んだって もう おとさん いねんだぉん 関係ねぇんだわ」と 母
…まぁ そうだね 母がそういう気持ちなら しょうがないね
でも わたくしとしては ちちははが 結婚してくれたからこそ 今ここにこうしていられるってことで ありがとううれしいよおめでとう なんだよ と 言ってみるも
ふぅん と 意に介さない感じ
ま いいや
デイケアに 送り出した後
用足ししたり
出張タップ稽古したり ののち
母帰宅
すると 呼ばられ
「おとさん わがんねがもしゃねげんとも ちょっこら 言ってみっかど思う」と 言い出した
何を?父に?どこで?
「ベッドんとごさ行って おとさんさ 結婚記念日だよ て 言ってみっかど思ったんだぃん」
…あ〜 父 ベッドんとごさいっと思ってんの?
うなづく母
仏壇のとこの 大きな 遺影(まだ 仏壇前に どかん とおいてある)目の前に 差し出してみた
「あらら なんだぃん でっけぇごだ」
いや だからさ これ 今 仏壇どごさ 置いである写真だでば
「…あれ?」
うん そうなんだよ 今 ベッドさ 寝でっと思ったった?
「なんだべ 死んずまったんだっけが?」
去年の9月7日な
「あらら んだったなぃん わりがったなぃん ごめんすてくなぃん」と
ちみっと 埃帯びた 写真入れの硝子を撫でた
埃を 拭き取りながら
いや まぁ ベッドは今 ねぇげんとも そごいらさ いでけっから 父 わがってでけでっからよぃん と 母の背中を さすさす と 撫でてみる
さほど かなしそうでも がっかりでもなく
「ちょっこら 忘っしぇですまったや んだったんだった 見守ってでくなぃん」なんて おどけたようでもある 声色
穏やかしみじみと やり取りしているような 書きっぷりだけど
このやり取りの最中に みみげながながちゃん(避妊済 3歳)が 子ねずみを咥えてきて
醤油(去勢済 3歳)とともに わざと逃がしたり 放り投げたり 追いかけたり 取り逃がしたり…の すったもんだてんやわんや!と共に だったのでした
程なくして あんちゃ帰宅して
3人で 特別 というでもない ばんげ 食べ終えたら
「記念日にふさわしい ごっつぉおでござりますた」と なんて 手刀を切った
ごちそうさまも言わずに 食べ終える ぼんやりなことも あったりするこことこだけど
今日は 巻き返し的な 締めだったな
なんだか おかしいような せつないような気持ちでおったら
「んで デザート ねぇのがんや」ときたもんだ
おいこら 明日は 糖尿外来だし もう 夜8時過ぎたから 採血に響くで と 鬼なこと言いつつ
ま でも 蜜柑半分だけ 食べてもいいかな?と あんちゃに剥いてもらった
「酸っぺごだ でも 今頃の蜜柑は 大体 こだもんだべん」とな
五十鈴お嬢様 なかなか いい調子ですわね
明日 雨かな? でも 病院への道のり 頑張っぺなぃん
父のいない日々を重ねてゆく
でも たしかに 父がいてくれたからこその日々だ
ありがとう と 殊更に思った日
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