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先週の ダンスブルームさん舞台 己の作品 覚書的
『手紙〜じいちゃんから聞いた話〜』
実際 じいちゃんから聞かせてもらった話が 元になってる
作り話 ものがたる天才でもあった じいちゃんだし
似たような逸話は あちこちにあるようなんで
実際に じいちゃんが体験したのだろうか?と のちのち疑う思いにもなったけどね
幼い頃 朝起きると じいちゃんとともに「軍人成章」…ぐんじんせいしょう と 覚えていたけど 調べたら「軍人勅諭(ぐんじんちょくゆ)」ですと…を 共に 唱えたりもしていた わたくし
中学生のときの 個人新聞の 名前が「大日本帝国新聞『どくだみ』」にしちゃったりして
ちょっと 危ない輩のようでした
じいちゃんは 天皇が テレビに映ると 姿勢を正したり(敢えての 敬称略だ その人たちを 揶揄しているわけではないけど…)
「天皇陛下も おつらかったのだ」なんて 涙を流したりしていて
でも 右翼というわけではなく
むしろ 右翼のやり方の 下品さを
「皇室に泥を塗る行為だ 軍刀で ぶった斬ってやる」なんてことも言ってたりして
情に厚くて 熱しやすくて 正義感のかたまりで
ひとのためになるなら己の損得など後回しで
うちの教祖様的な存在でありました
…ま それはさておき
そんなじいちゃんが 満州へと 出征して
ばあちゃんから送られてくるお手紙を お守りのように持っていたのだけど
ある時 同じ師団の 若衆が 砲弾に倒れ 息絶え絶えのところ
部隊長である じいちゃんに「あなたのお守りである手紙を盗んでしまっていました お許しください 自分にも 祖国に大切な人が待っている…という幻想を支えにしていたかったのです」と言って 息を引き取った…とか
もっと ドラマチックな 語り方だったはずなんだけど
ちょっと うまく表せず…申し訳ない
それを語りながら 涙流して 血のりのついた 手紙を見せてもらったのだったか…
銃後を守り
帰りを心待ちにしながら「ばあちゃんが作った」アルバムも 一緒に 見せてもらったはず
「おとうちゃんは みんなのために おくにのために 満州へ」とか 書いてあったかな
あとから 母が「あのアルバムは ばあちゃんになりすました じいちゃんが作ったやつで ちょっと 気持ち悪い」みたいなことを 漏らして
えっ!?なりすまし!?作家かよ!?て びっくりしたものだったけど
今訊いても 母「ほだごど言ったがや?忘っしぇだわ」なんて言われるので 真相は 謎のまんまですが
そんなこと どうでもよくて
大切な人と別れなければならないとか
大切な人がいるであろう人たちを 殺してしまわねばならないとか
どう考えたって よいことではないよね?
戦える日本にする?
こんなちんちくりんな国 攻撃したって 何の得もねぇっての わざわざ攻撃しようなんて 本気で考えてると思ってる?
今用いることのできる兵器で 攻撃したらば 何もかも めちゃくちゃになって あちこち原発こわれたら 美しい国どころか 汚染まみれの島になるだけだしさ
「おれだってこんなのもってるし〜」てな 見栄の張り合い 脅し合い まつりごとゲームで 対面するんじゃなくて
ねえねえ 損得さておき すこやかにこにこで 生き合っていこうよ て 話し合えんのかな?
むかし 傷つけ踏みにじることやらかしてきちゃったの やっぱだめだったよねて ちゃんと反省して(こういうの「自虐史観」とかいって よからぬ…ていいだしてる奴らもおるとか?戦前頭なの?)
ごめんね て して
愛しい存在がいて
あぁ いてくれてよかったねぇ て 和やかに 暮らし合っていくのが一番だと思うけど
思いばかりが つのりすぎて
なかなか 見ていただく作品へと 消化 昇華しきれてなかったかも…と かなり 悩んで
まだまだ 心残りもあったので
早産だったかもしれませんが
今とにかく 生み出したいのだよ!と 焦ったような思いもあったのでした
じいちゃんの 軍帽 使いました
革 ぼろぼろしちゃったの ほろけないよう 裏地つけてみたけど
じいちゃん 怒ってないよね?
エンディング的なとこ はじめ『リリー・マルレーン』にしようか と 思ってたら
あるはずのが見つからなくて
結局 EDITH PIAFの『La vie en rose』にした
むしろ それでよかったかも ても 思う
みんなで 薔薇色で いられたらいいなぁ て 思う
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