先月　結婚した　友人　よ～ちゃん

結婚式の様子を撮したでーぶいでー　くたさる　というので

午前中　伴奏仕事後

そこから程近い　よ～ちゃん実家へ　とてぱた　小走り

「実家」と　胸のうちで　呟いてみて

「里帰り」だな　と　思って

左の薬指に　指輪がしてあったりするのみて

今までそういう人たちに　何度も出逢ってるというのに

幼稚園からの　馴染みの　あのよ～ちゃんが…とか　改めて　思って

じわわわわわ～んと

結婚したのだね　なんて　再確認して　再感動などしてしまいました

お昼御飯まで御馳走になって

また　いらんこと　ぱ～ぱ～喋って

なんだか　むかし遊びに来てたときの　

なんか目的あるわけでもなくても　いつまでも　とりとめなく遊んで　笑っている感じ

ちょいと　よみがえったりもして

あらためて

おめでたいおもい　ありがとう　と思う

お土産も　駿足…ならぬ　駿手の　父の　おなかにおさまったよ

御馳走さまでした～（ははあんちゃわたくしも　のちほど…）

渋滞信号待ち

隣に　重機を積んだ　トラック

ブルドーザーの　キャタピラのところに

みっちりと　泥が詰まっており

あぁ　働く車だねえ　はたらいてきたんだねぇ　と　思った次の瞬間

もう　何年も　思い出したり　口ずさんだりしないでいた　歌

NHK教育テレビの『はたらくおぢさん』の　歌が

口をついて　出てきた

♪はったらくおぢさん　はったらくおぢさん　こーんに～ち～は～♪なんてね

しかし　はじめの辺りが　思い出せず

お尻から　遡ってみたりする

♪たんちゃ～ん　ぺろく～ん　ふたりで　らんらんら～ん♪

したらば　なぜか　途中『家族揃って歌合戦』の　旋律になり

ほんと　もう　何年も　開かなかった扉が　ばったばった開いて

なんだなんだ！？　脳内懐メロ大会

脳細胞の仕組みの妙に

しばし　じ～んと　しながら

身を任せてみたりする

面白いなぁ

せめて心を　はためかせるため

飛べない　この手が

刻んだ羽根

Decaocto Decaocto

足りないと　嘆くのは　鳩ではなくて

欲張りの

妬みやの

わたくし

お前の色に　染めた羽根も

いつしか　薄汚れていくのだ

あの日の　刻印を　

ただの傷には　終わらせない

新たに刻み

越えゆく色に　染めて

ひろげる

Tilia Decaocto

飛び続けるための　翼

泥濘より　出でたる　

いのち

みちびくさきに　さししめすは

けがれなき

ひかり

「つなぎ　受け渡せよ」と

声なき声を　きく

うつつと　ゆめの　あわい

声のもとは

うえなのか

したなのか

そとなのか

なかなのか…

ぼうぜんと　しゃがみこむ

そのすべてが　震える水玉のような

昼下がり