‘おんがく’ カテゴリーのアーカイブ

うつくしいやさい

2023 年 11 月 14 日 火曜日

今回の 収穫祭にて 初めてお会いした 武藤農園さん

栃木県の 茂木町というところに

移住なさって 

無農薬 有機にて お野菜づくりしておられるとのこと

自分 初めてなんで あまり前には…てな空気で

でも 助太刀的なことには 素早くさり気なく 立ち回っておられた

なんと のちに ライブをしてくださる てことで

ギターも 持ってきておられた

いや その 歌が よいのよ

日々のことが 

温かな ユーモアと ほんのりの湿度を 帯びて 届く

ちょっと 若い頃の 小椋佳さんを 思い出す 旋律

おわぁ こりゃいいや

百姓ソングの 可能性を 感じまくった

豊穣庵 よっちゃんからの リクエストで

みんなもノリノリになれる歌も プリーズ てことで

「次回の収穫祭までに なんとかしてよ ね 森さん」と

なぜか わたくしに 言葉づくりの 白羽の矢が立ってしまいました

へ?

わたくし しゃしゃり出ずとも 武藤さんなりの 素敵リリックで なんとかなりそうですが

やれるかやれないか 思い巡らせる前に

よっしゃやろうぜぇ…とか

安請け合うの お得意技 わたくし

でもまぁ なんにゃらか 愉快に弾むこと 生まれつながるきっかけになるならば うれしい

試行錯誤して

学び続けて

健やか美味しい 無農薬野菜 作り続ける 武藤さん

ネットでの注文も 受け付けておられるようです

興味ある方は 覗いてみてくだされ

http://www.moteginet.jp/~muto-farm2008/?fbclid=IwAR1NwnRvkMmQKnjzE8W0RRsEngO30ZMToIgUrbUKrJuBXsoq2vMxL8itw6k

うつくしいというか きれいに 瑞々しい お野菜たち

いとこにも お裾分けできて

昨日のばんげの 彩りにも 生きてくれて(ラディッシュ 甘酢漬け ズッキーニの 古代米米粉唐揚げ 大根葉のふりかけ)

身体の中が 明るむようでありました

これからも 健やか美味しいの よろしくおねがいいたします〜

行きと帰りと

2023 年 9 月 27 日 水曜日

考えてもしょうがないことを 

延々と 考え繰り出しそうで

いつもの 鼓舞音楽 SONNY CRISSの『I’ll catch the sun』を かけながら 行った

片道で だいたい アルバム 3回リピート

帰りも そうした

いや でも もしかしたら とことん しょうがないことを考え続けて 思いっきり泣いて へとへとするまで 馬鹿馬鹿しくなるまで そんなこと繰り返したほうがいいのだろか?

いやいや でも そんな 哀しんでるひとごっこみたいなのも

やるまえから ぷ て 屁のような笑いが漏れてしまうな

やめとこ

そんな暇は ねぇっす

雨上がったね

なぜか「まめちょ」

2023 年 8 月 17 日 木曜日

昨夜 

にゃんこらの にょにゃにょにゃ(ドライフードじゃない 柔らかいタイプの食べ物)の まぐろ缶を

奮発して 箱買い

ずっしり重いのを 車に積み込むとき

何故か 突き指(つきゆび)してしまった

何十年ぶりだろか 突き指なんて

さほど 腫れたりはしていないものの

痛い

曲げるのが辛い

でも 小指の 第一関節なので

暮らしには さほど 支障はない

朝から 太っ腹に その缶詰 2つも開けて 差し上げたら

早々に 満足して

朝から 飯台に のさりのさりと 仰向いておる 

突き指した甲斐がありました…いや 関係ないか

突き指なんてするもんじゃないがね

…なんて 要らんこと ひとりでブツブツ言ってたら

何匹か ぐるん と 寝返り

不意に

♪まめちょ まめちょ ねだが ねねが おっくりげすてみましょ♪という

ばあちゃんが教えてくれた遊び歌を 思い出した

二人で 正面向き合って 手をつなぎ

最後の とこで 手をつないだまんま ぐるりと 背中合わせに なるやつ

記憶の連動 いとをかし

「女川から未来をひらく夏の文化祭」を 振り返る エンディングセッション

2023 年 8 月 14 日 月曜日

締めは「森のおんがくたい」による 楽器セッション

…というのは 

つっち〜先生が リードをしつつ

会場のみんなで いろんな楽器 鳴らし合って 楽しもう の 時間

その前の タイ芸能サークル ミーオカーさんたちが

持ってきた 鳴り物やら どうぞ鳴らしてみてください時間があったもので

その温まった感じのまんま

エンディングに なだれ込んでいけた

ミーオカーさんたちが 携えてきた

牛の皮を鞣して作ってもらった…という すごい太鼓も

どうぞどうぞ とかって 太っ腹すぎる!

つっち〜先生が ありったけ?持ってきた いろんな 楽器を

居合わせた人たちと

これってこうかな 

あれおもしろそう♪なんて

見知らぬ同士が

もう 知り合ってる楽しみ合う人たちになってて

言われる前から じゃかじゃかりろりろ♪鳴らしっこ 始まってた

あぁ 学校の文化祭 思い出すね

つっち〜先生が まさに やりたかった瞬間 ここにあり だね

これがおしまいではなくて ここからはじまるね また会いたいね

…そんなことばが 誰からともなく 出てきて

にこにこ

「きょうはいいひだ」

ほんとにそう

そういう日々を重ねて

未来をひらいていこうね

こころとからだのまんなかから そう思わせていただきましたる

ありがとうございますた

きっと またね♪

「女川から未来をひらく夏の文化祭」を 振り返る その3

2023 年 8 月 14 日 月曜日

場所を 屋内に移して 音楽関係のかたがた 3組

まずは 親子3人ユニット グリーンハートさん

惜しいことに 写真撮影 失敗しまして 画像ありませぬ ごめんなさい(興味ある方は 顔本ページですけれど 女川から未来をひらく夏の文化祭実行委員会…訪ねてみてくだされ→ https://www.facebook.com/onagawamirai20170820 )

ウクレレと うた おとうちゃん

うた おかあちゃん

鳴り物の予定だった お子

恥ずかしさとかなんとか 渦巻いたか

始まるや 鳴り物を 手放して 客席へと 座ってしまった…そんな 素直さが ちょ と きゅんとしたりもする

家族のアルバムを見せてもらってるみたいな ゆんわり やんわりと のんびりステージ

…とはいえ やさしげなる おとうちゃんの 音楽好きが ぐいぐい 伝わる 結構な エネルギッシュ ウクレレっぷりでありました

こりゃ わたくしの 有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさんの 受け取り方のせいもあるのかもしれないけど…

でも それもまた なかなかに 素敵

トラや帽子店さんの『虹』からはじまって

こういう形だと やたらと 工夫した ハーモニーとか 繰り出しちゃう人 多いけど

清々しいまでに ご夫婦 斉唱

家族アルバムを 覗かせてもらってるような 心温まるステージでありました

その次は 大阪生まれの父(たく)と 女川生まれの娘(うた 小2)の 親子ユニット「やたけたくとうた」

開催前に つっち〜せんせいが

「女川から未来をひらく夏の文化祭…今年の開催も 見送ったほうがいいかと 迷っていたとき 森の中から女の子が現れて 僕の弾くギターに いきなり 鼻笛 ひょひょひょっ♪と鳴らして 即興で 参加してくれて あぁ なんて楽しいんだ こういうのやりたいな やらなくちゃ て 開催に踏ん切ったんですよ」と うたさんを 紹介してくださった

それは わたくしも 演奏はできないまでも 心軽やかにするおまじないみたいに もち歩いてる 鼻笛ではないのっ♪と うれしくてどきどきした

んでもって そこで つっち〜せんせいが ぢゃっかぢゃっかすっちゃぢゃっか♪ギター掻き鳴らし始めると

うたさん ひょっひょひょっひょひょうるりん♪と 軽快に楽しい旋律を 奏でてくれた

どぅわ〜♪

かっちょよすぎる!!

なんか ものすごく 希望の光というか

灯台のような存在を 目の当たりにさせてもらいましたる

…てな 前フリあり

手遊び歌遊び的な入りから

おもしろ楽器の紹介

おぉう それらうちにもあるあるある〜♪なやつ あれこれ

二人の音程合わせのためか?

極低めに 歌っておられたけど

もしや おとうちゃん もっと ハイトーンのうたとか 歌われるのではないか?

うたさんも もしや 鼻笛だけでなく がんがん即興歌とかも いける口ではないか?

もっともっと 二人の そして それぞれの 演奏を 聴きたくなる 導入のような ステージでありました

そして フォークソングの「BROTHER」さん

関東から移住して 昨年末から 雄勝を拠点に活動しておられる 「さんちゃん」と 「ふるちゃん」

ぱつん!と 張る感じと ふわりと 和らげる感じと…

初めてなのに すごく 馴染むというか

なんとも 安定感ある 均衡

わたくし 有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさん装着しておりましたが

こことこ 左右の聴こえの 音程が違ってきていて(それ わたくしの耳の問題) 

あまり ハーモニーを 美しく捉えられなくなってきてるのだが

このお二方のは 美しかった

どんな曲も 二人の味わいに なじませてしまう 歌力ありあり

これからも聴きたいなぁ と 思わせてもらえましたる

それぞれのみなさま よき 音楽のひとときを

ありがとござります〜

フレーズ 増えとる!

2023 年 6 月 6 日 火曜日

本日 6月6日で ついつい 『かわいいコックさん』歌ってしまった人も多いのでは?なんて 勝手に思ってるのだけど

♪ぼうがいっぽんあったとさ 

はっぱかな?

はっぱじゃないよ

かえるだよ

かえるじゃないよ

あひるだよ

6月6日に あめざーざーふってきて

さんかくじょうぎに ひびいって

コッペパンふたつ

まめみっつ

アンパン2つ くださいな

あっというまにかわいいこっくさん♪

コッペパンと アンパンが 反対の人も おられるかも

…んで その流れで 以前投稿したことある 母の おぼろ記憶による 絵描き歌『くーちゃん しーちゃん』を も一回 描いてくれろ と 頼んだら

以前より フレーズ増えとる!?

それともわたくし 失念してただけかな?

他の誰も知らないのよ(以前 さなおばにきいたっけな)

こういうの もっとちゃんと知りたいなぁ て 思いつつ

きくことができるひとが なかなか 身近に おらなくなってしまってるのが 残念

重松壮一郎Newアルバム「beyond」発売記念ツアー

2023 年 5 月 8 日 月曜日

昨日 重松壮一郎さんの

Newアルバム「beyond」発売記念ツアー

Beyond all,we connect〜すべてを越えて、つながりあう

行ってまいりました

生身で お初にお目にかかったのは 8年前

みぽこさんの 即興ダンスパフォーマンスにいったら

重松壮一郎さんのピアノとの コラボだったのでした

その後 顔本(Facebook)にてつながり

その 発信なさる 思いの表し方の 健やかな真っ直ぐさに 感じ入り

お子 つむぎさんとの 健やかなる日々(今や すんばらしき 共演者となったりしてる 今後 わくわくの展開期待!)や

配信ライブに 心躍らせ

いつも 近くに 降り注ぐ 木漏れ日のような 

吹き抜ける風のような存在…なんて

勝手に 思っておりました

ここ3年ほどの コロナ騒ぎ

争い事 分断などに 心痛め 思い巡らせ

そんなこもごもこえて 繋がり合い ともに生きよう という思いを 音楽で届けるべく

クラウドファウンディングにて 

ソロアルバムとしては 10年ぶりに CDを 作成なさったのでした

今回 クラウドファウンディング支援リターンとして CDの他に 五百円割引券も いただいてて

活動制限続いておられたとこ 割り引いてもらっちゃって申し訳なくない?と ちょ と 迷ったものの

うきうきいそいそ 利用させていただいちゃいました…ありがたや

CDは 受け取った時 かなり どたばた日程でゆっくり聴くことができそうもないかな と

移動の車の中で かけたのだけど

運転中は 有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさん 装着しても 走行音やらなんやら もりもりに被ってしまうので

あまり 良い視聴環境じゃない

題名も見ることなく ざっと流していたというのに

とある曲のとこで

だばばばばっ!と 涙が流れてしまって

なんだなんだなんだ〜なにすんの〜!?と 慌てて 駐車できるスペースへ停車して 呼吸整えたりする事態に陥ったのでした

改めて 題名を見たら『忘れえぬ記憶』という曲でして

それは 広島 長崎の原爆をテーマにして かつて 被爆ピアノにて 演奏する機会があったときに 生まれたものらしい

…いやはや 

言葉とか情報とか 全く無いところで

こんなふうに 揺さぶられるってなんなの?

お互いに確認したわけでもないのに 悲しみや怒りや無念さのようなものの 渦巻を 想起させる おんがく

長調のありかたとか 短調のありかたとか?

これは 知識として 得る前から 同調共鳴してしまうものなの?

思いを 音楽に乗せてしまえる 重松壮一郎さんの 存在に 改めて 驚愕やら 感謝やらしてしまったのでした

そして ふと 大好きな 延原にいちゃん(惜しくも 逝ってしまったよ…)の 奏でのことも 思い出した

たしか チェルノブイリの お子たちに 想いを寄せ

かなしみうねりいのりながらも 光を思うように奏でた曲

題名間違って覚えてたけど たぶん

『12月の空』かな(これは 大塚welcomebackでの 演奏を You Tubeに あげておられるかたがあった)

…て 横道にそれてしまいましたが

ライブでは

感動を再びなぞるのでなく まっさらな気持ちで 音楽にまみれよう〜と ライブへ 臨んだ

かぶりつきの 砂かぶり的な 真ん前席

ため息さえ 掛かりそうなとこに 陣取りましたる

たまたま 出かける前に 種に関する ご本を 読んでいったせいもあるか

演奏前に 手を合わせ 目を閉じ 丸まるように座る その姿が

水辺の砂地に 埋まる 種の姿に 重なった

跳躍のための屈伸

伸びゆく螺旋

そして 迸り

ピアノを弾く なんて ことを超えて

ピアノを弾くという形を借りた いのりおもいちからやくどう!

気づけば 涙また だばばばば とか

のっけから 慌てる

いやはや 

ふと気づけば 重松さんの およふく

白シャツに 黒ズボン

その細身の足…黒鍵すか?

いやまてよ ピアノとお揃い もしくは コスプレ?

ちがうな なんかもう 姿かたち思い全て 奏でるもの ピアノと一体化という感じ

やはり 生で

息遣いもまるごと 浴びるのは すごい力だ

そんな時間と空間を 整えてくださった 主催の方々(とても 素朴で 重松さんに対する信頼と愛情が溢れてて 微笑ましかった)

会場 TFUCafeteria Oliveの方々(あんちゃが 病を得た後 自立支援で お世話になった ほっぷの森つながり)〜素敵に美しくて美味しいケーキセット〜

ありがとうございますた

差し入れに 親戚 新澤醸造店さんの「伯楽星」お渡ししたのだけど

思いがけないことに

前日に 宮城で美味しいお酒といえば何だろか…と 話になったときに 出た名前だったとか

宮城といえば 一ノ蔵 浦霞…というあたりから 名前が出がちだけど

うれしいやぁ♪

…と とにかく 身も心も 満ち満ち 燃え燃え

結構な ざんざんぶりの 雨にぬれて行っても

すぐに蒸発してくれちゃいました(帰りは 駐車場まで きょんちゃんが 相合い傘してくれて 無事)

いつも以上に 長々 増し増し 感情駄々漏らし

失礼いたしました

また きっと こんな 音楽シャワー 浴びさせてくだされ

震えた!

2023 年 3 月 26 日 日曜日

昨日「打藝衆『傀』」の ライヴに 駆けつけた

元締めの 保科さんは

1月7日に 六華亭遊花さんに お声がけいただいた ステージで ご一緒した方で

普段 笛の音あたりの 高い波長は あまり 聴こえないのだけれど

舞台袖から 覗いていたとき

ひゅう と まっすぐに 届いてきて

うぉ♪ なんぢゃこりゃ!? 今までにない感じ…もっと聴きたいっ!!と

うずうずしてたの 

やっとこ 叶いましたる

at 仙台演劇工房 10-BOX別館 能-BOX

のっけの「序の譜」ですでに 何やら揺さぶられてたものの

二曲目『風唄(かざうた)』で

涙 ぶわ なんつって

困ったぞ

音を聴く…なんてものじゃなく

太鼓の 律動が 己の鼓動にそっくり 移し替えられたように

内側から 響く

なんと 太く満ちている音であろか

篠笛を始め

奏でられる 音が 旋律が 染みる

生音も 耳に注ぎたくて

ひととき 有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさん 外したりしてみた

即興もありありで

アイコンタクト 目配せ…なんてな 部分的なものではなく

その時間と空間に満たしたものまるごと 感じて 反応し合う

魂配せ…とか いっちゃうか?

そんなふうに 互いを感じながら 打つ

…いや「打つ」だけではない

その楽器そのもの余すところなく 鳴らしているのだ

鳴らしているその人そのものも 鳴っているのだこりゃ

そりゃ 響くとも!届くとも!

曲が移り変わるときに お話をしてくださったりもするのだが

普段喋りな やわらかさ

それなのに

次の曲が始まる 明らかな目配せが ない

おいおい いきなりかよ!?に 誰も 戸惑うことなく ひゅっ!と 焦点が合わさる 始まる

その瞬発力

題名の一つ一つが また 秀逸

新たな言葉との 出逢い

題名を 知らずとも一つ一つ素敵なのだろうけれど

題名を踏まえた上で 聴くことの 世界の広がりが また たまらなく良い

アンコール前の曲(一応表向き 締めの曲)で 

「決め」が いまいち…と 思われたか

だだん!と 締めたあと

「いやいやいや も一回!」と メンバーのお一人が 言って

最後の盛り上がるフレーズのとこから も一回…

本番でそういうのって あまりないかも

でも それがまた 全然 よくって

むしろ素敵で

それは もう 聴く側も ほぐれてひらかれて 同化しちゃってるからか

むしろうれしくて

うわははは♪て 笑って

また 泣いた

お子 お二方も すんごく良い♪

対象的な表情が また ぐっときた

己は動いてなくても この躍動感に ひたひたに浸れることのしあわせ

もしかしたら 人生で 生き迷ってるひとは 太鼓を叩くが良い!とさえ思う

14曲 あっという間の ニ時間

またきっと まみれに行きたい!!

救われた思い出と

2022 年 10 月 23 日 日曜日

帰り道

裏道的なとこ

昔…と言えるほど 以前は 大抵ここばかり歩いていて

そこにある「Count」という ジャズ喫茶に よく行ってた

SONNY CRISSとか

今でも カンフル剤みたいに 聴く 音楽のいくつかは

ここで 出会いをいただいたのだったよなぁ

三十年くらい前

カワイ音楽教室の バイトをしていた頃

講師として 指導グレードと 演奏グレードを 取ってほしいといわれていて

しかし バイトではなく

本格就職的位置に入ってほしいから…みたいな話をされていて

バイト扱いのままいたかった わたくし

試験は 緊張しちゃうし 

本当は 受けたくなかったものの

「演奏グレードだけでも 取ってほしい バイト代も 割合が上がるから」という言葉につられて

受けることにしたのだった

んも なんか 人前で 審査されるための演奏なんて 

緊張感 何十倍も増し増しですがな!と

逃げたくなったりもして

…しかし その時 お世話になってた先生が 審査員だったりもして

逃げるわけにもいかず

受付の後 試験までの待ち時間

会場にいると 頭痛くなりそうだったので

ほど近い「Count」に 逃げ込んだ

いつもは レコードなのに

その日に限って レーザーディスク(時代!)が かかってて

ウィントン・マルサリスの ワークショップのものだった

クラシック畑の人が 多い ワークショップだったのか

一人ひとりに フレーズを演奏してもらう…というところで

「君たちは なぜ演奏してるの?楽しいからじゃないの?ワークショップで 一人ひとりに 演奏してもらおうとすると クラシック畑の人たちの多くは 自分の出番が来るまで しかめっ面で この世の終わりみたいな顔をして 緊張して 終わった途端にホッとする…そんなに 演奏をしたくないのかい?」てな感じのことを 言った

今の わたくしに向かって言ってる!?くらいの タイミングのよさったら!

確かに 受けたくない 試験ではあったけれど

なんでピアノを演奏してるの?嫌なことなの?楽しく美しいものだったのではなかった?と

自問自答…

そうだな 楽しもう

審査されることは 怖いけど

だからといって おんがくそのものから 逃げる気持ちは 手放してしまおう と

単純にも すがすがしい気持ちになってしまい

会場に戻って

んもうどうとでもなれやたのしむわい と

試験に 臨んだ

相変わらず ばさばさと 雑なタッチではあったろうけど

のちほど たきたせんせいから

「ミスタッチあったけど どこのピアニスト!?てくらい 堂々と入ってきて ニコニコ演奏してたの よかったわよ」と言われ

見事に 合格を いただいた

その後 もひとつ上の グレードも 受かり

「もっと上の受かると カワイ音楽教室主催のコンサートに 出演させてあげられる」と言われ

それは 勘弁してくだせぇ!と 逃げた

その後 音楽教室講師は 

本腰入れないのであれば やめてもらいたい…という話も出て

なんだりかんだり すれ違いなどもあり

たくさんたくさん かわいがってくださった たきたせんせいからも 離れてしまい

お目にかからぬまんま 逝ってしまわれた

頂いた勇気のこと

勇気不足で 再びお目にかかれなかった悔やみ

いろんなことが渦巻くので

この通りを避けてしまっていたのだなぁ なんてことを

改めて思い出した

今度また Count に 行ってみよう

今の気持ちで 音楽シャワー 浴びたいな

一週間経ってしまった

2022 年 9 月 25 日 日曜日

細部は 遅々としているように感じることもあるのに

ざっと 振り返ると

時の流れが早すぎる!

まだ年賀状書いてないのに!? もう 9月も終わるぞ

書くのか 描くのか!?もりあやこ

人生最大の 時差ボケ!?

「ただの ボケだ」…と 家族らは言う

「昔からだけどね」とも 追い打ちかまされた

いいの

昔からのボケに 輪をかけて 土星 サターン!!!

一生 言ってやるさ

さてと とんでもねぇ 前置きの後

ご報告遅れましたが

先週の 陣内大蔵(じんのうちたいぞう)さんの ライヴのこと

会場準備時間も 過ぎ

リハーサル時間に 重役出勤的 現場入りさせていただいてしまいました

申し訳ない!けれど

心置きなく 出かける前に 父うんこさんお出ましお襁褓替え対応出来て すっきりできたのが ありがたかったであります

リハーサルは 音チェックはもちろんありつつも

ぴりぴりきつきつの 張り詰めた感じではなかった

いろんな添い方 立ち方 表し方があるけれど

作品として歌い上げる!というより

陣内大蔵さんの 歌は まるで いつもの 呼吸…てな感じ

聴いてる方も こころやすく 気持ちよかった

本番はもちろん もっと パワフルに

躍動とか 跳躍とか あったのだけど

温かく やわらかく

気張りない

軽やかに風が吹くような

音楽シャワー

気持ちよく ソーシャルディスタンスに 埋まった お客さま席

合間のトークでは かならず ふわわん♪と 笑いが湧き上がる 

なんとも やさしいひとときでありました

ライヴ中の 写真撮影おっけ という お言葉に甘えて

ちょ と 撮らせていただきました

著書『そして僕は、今日も歌おう』(日本キリスト教団出版社)は

トークでの 軽やか愉快な 語り口そのもので 読みやすかったのだけれど

掲載されている 陣内さんが 撮影なさった お写真とか イラストも これまた 素敵!

抜け感 というか

絶妙な 余白の美 というか

見ていて 気持ちの良い 均衡

画集出してくださるなら 買うぞ!と 拳握るくらいな♪

全てにおいて バランス感覚に優れている方なのだろな

デビューのあたりの パンチの効いた 歌いっぷりも よいけど

やはり 歳を重ねられて…の 今の 歌が 断然素敵♪

思わず ゴールデン・ベスト なる CD hontoさんに 注文してしまいましたわ

もしかしたら 若かりし頃の 歌唱かもしれないけど

たのしみ

るん♪