


暑くなってくるなぁ
苦手だなぁ と
すこぅしずつさ 湿って 重たくなるような 心持ちで
田んぼ道
すると ふいに 目のはしに 動く影
ちぴん と はねる 蛙であった
稲に つかまったり
泳いだり
あぁ 喜びにみちあふれているようでもあるね
そんなこと思ってみている わたくしの頬に
たんぼの あおを 撫でてきた風
まるで その あおあおも 一緒に 撫でてくれたように ゆきすぎる
喜ぶものがおる夏
一緒に 喜ぼうか
脈絡なく そんなことを思って
また 歩いてゆく
昨日 通った 道
近道でもなく
通り抜けに よいわけでもない 道
雨水をためる…とかいう 一度も 水がたまっているのを見たことのない どでかい階段劇場みたいな「池」の横
車も通らないようなとこだけど
縁石みたいなのがあり
そこに てん てん と 置き去りにされた
栄養ドリンクの 瓶
珈琲の 空き缶
誰かさんたちが
時間差で ここにきては
こっそり ほっ と 一息ついているんだな
憩いの場所だ
あまり 長居すると 誰かさんの邪魔になるかも…と
早々に 辞した
でも 瓶 缶は ちゃんと 持ち帰りなさいね と 思う
今回 そのまんまにして 帰った
場所取りの目印かもしれないし
また おんなじところに来て
あぁ て 気づいて もって帰ってくれたら いいな とか
まぁ そんなことに 気づく人だといいな てな 楽観願望
伴奏仕事 合間時間
思わず 撮ってしまった
「何撮ってるのるの?」て 訊かれて
ねじのかおを…と 言ったら
すこぅし 不思議そうにされた
顔 じゃなくて 頭か?
いや そもそも 体の部位に 喩えるなってはなしだな
ねじを…とでも 言えば よかったのかもね
あにみずむ ぶっとばしました
それはさておき
この子
見えぬとこで ずっと 働いてたのね
磨かれることもない
裏っかわの
下向きの
じめじめの
脆い木の
とれたら 戻せなくなって そのまんまの
いつしか ひとつ ふたつ と
無くなっても 気づかれないような
でも ずっと 錆びるまで
お役目 果たしてた
そんな「かお」が いぢらしくて
おつかれ…とか おもわず いっちゃってたんだよ
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