
森に棲んでいた頃
生きるために 知恵を得た
だいぶ 生きることに長けてきて
森を離れて 生きてゆく術を得たものも増えて
やがて 知恵だけで 生きていけると 思うようになったりもして
森がなくても 生きてゆけると 思い
生かされていた 森たちのことを 忘れ
ぢびたを 毛嫌いなどもして
嘲笑いもして…
そんな 土もみえないところに立つ あんた
土にまつわるものを 絶つがよい
口にいれるものすべて 無機にするがよい
おれは 森に帰る
忘れかけた 生きる知恵を
また さがしにゆく
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