2020 年 5 月 のアーカイブ

本で目覚める

2020 年 5 月 31 日 日曜日

昼下がり

読書転た寝

ごずっ!と ほんが 落ちて

目覚めた

なかなかにハードなカバー

直撃でなくてよかった

『幽霊を見た10の話』フィリッパ・ピアス作 高杉一郎 訳(岩波書店)

一話ごとに 泣く

不思議だとか

幽霊が どうこう より

人の 思いのこと

温かいなぁ

珈琲 淹れて

また 続き読もう

7daysbookcoverchallenge三巡目 その7

2020 年 5 月 31 日 日曜日

読書文化普及のため

自粛おうち時間を 豊かに過ごすため…などなどで

始められた

7days book cover challenge

7daysbookcoverchallenge

腹話術などでも 大活躍の スマイリー千葉さんからの バトン 受け取りて

三巡目

またもや ラフにゆきます(バトン手渡しなし)

七日目は

『定本 柳田國男集』(筑摩書房)

高校生の頃

あんべ光俊さんの ファンになり

『遠野物語』という うたがあったことが きっかけ

遠野の民話など 集めた 柳田國男氏の『遠野物語』というものがある…というのは あとから知ったこと

はじめは 文庫本で 読んで

ほおぉ 面白や♪と 他のものも読んでみたくなったところ

その頃 角田にあった 虹書房の 棚の 上の上の方に この『定本 柳田國男集』が あったのを 見つけた

まだ 完結しておらぬ 配本中

小遣い 貯めて ゆっくり 追いかけて 買っていこう と チャレンジャーみたいな気持ちになった

それからしばらくして 何冊目だったかの 『定本 柳田國男集』を 買いにいったとき

そこに 中村先生が おられた

こぢんまりした 虹書房は

いつも 誰かしら レジのところの椅子に 座って 雑談している 本好き おんちゃんの 溜まり場のようなとこだった

早くに亡くなった ご主人は 政治的にも 強い思いを 持っておられたようで

うちのじいちゃんが「あいつは○○党でなければ 素晴らしい奴なんだけどなぁ」と 残念そうにいってたのを

不思議に思ったりもした

ご主人 亡くなったあとも

本や 社会や あれこれについて 思い 交わす 場所として 受け継がれていたようなところがあった

んで…中村先生

古文担当で

担任を持っておられぬ 学年主任的な 位置だったか?

顧問ではないものの よく 生徒会室に 顔を覗かせては

ちょいと ちくちくっ と 嫌味のようなことを ちゃちゃいれしてゆく印象

生徒の 多くが 敬遠したがる雰囲気

わたくしも 積極的には 関わりあいにならぬようにしていた

いつもの調子で「なんだぁ 森…柳田國男知ってんのがぁ?」と 声をかけてきて

あんべさんの 歌がきっかけで なんて 言ったら なにか 嫌味でも言われちゃうんじゃないかと

いや ちょっと 『遠野物語』に興味持ったもんで…と 言葉を濁した

その時は それだけ

卒業してからも

地味に 『定本 柳田國男集』を 買いに 時折 行っていた

そんなある日 また 中村先生と ばったり 会って

「『柳田國男集』揃えらったが?」などと訊かれ

いやいや まだなんすけど と 応えたら

「民俗学 興味あるなら 一度 うちさ 遊びさ来ぉ」と お誘いいただき

そんなに 仲良しでもないのに…とも 思いつつ

ある日 おうちにお邪魔した

天井まで 難しそうな本が ずおおぉむ!と 積み上がる

ザ 書斎!てな お部屋にて

何を話したのだったか?

たぶん民俗学的な なんにゃらかだった

浅い知識で なんもかんも ちんぷんかんぷんだったけど

ただ 嫌味を呟く めんどくさいおずんつぁん先生 という印象から

好奇心と わくわくする思いをもって 広く 深く学んでこられた 少年のような方なのだなぁ という 印象に

鮮やかに塗り替えられたひとときになった

学び続けることの喜びを知っておられた 先生としては

若気の至り勢いだけで ちゃらちゃら ふわふわとやり過ごすような「ぢょし」たちの有り様は

歯がゆかったりもしたのだろうな

「どうせ おめぇらは 休みの日は 仙台のファンファン(その頃あった 若者に人気の ファッションのお店)とか行って 遊んでくるだけなんだべ?」なんて 言ってたんだよな

その底にあった思い など 今更 思い巡らせてしまう

「知り合いが出した本 けでやっから」と

一冊の本をいただいた

『異人・河童・日本人 日本文化を読む』(新曜社)

カツ丼まで 御馳走になって

もう外は暗くなって

「また 遊びさ来ぉな」と にこにこ 見送られた

それからほどなくして

「また」を かなえられぬまんま 先生は 逝ってしまわれた

もっと 早く 勝手なる印象を 取り払って きちんと 出会えていたら と 悔やんだりもした

でも 少しの間だけでも「民俗学って 面白れぇべ?」と 仲間を見つけたみたいに うれしそうに 話しかけてくださるようになったのは

大事な思い出だ

先日 清水眞砂子さんの 本で 気になった 言葉や 人物をメモ書きしたものの中に「宮本常一」というのがあり

ふとみたら

中村先生にいただいた『異人・河童・日本人』の 帯文に その名前があった

あぁ 中村先生

時を経て また 巡り会える 鍵を ありがとうございます

なんだか 胸一杯になった

山椒キャラメリゼ しびびびびびび〜!

2020 年 5 月 31 日 日曜日

昨夜の 酔っぱ失敗 山椒佃煮

ある意味 キャラメリゼ

よくもまあ やらかしてくれたもんだ わたくしよ

これからしばらく 自分のおやつは この 「山椒しょっぱいキャラメリゼ 痺れ付」だ

あまじょっぱくて香ばしい…のあとに

しびびびびびび~!

楽しいっちゃ 楽しい

そういや 山椒って

精神的に 鬱々してるのを 上向きにする とか

なにかで 見たな(うろ覚え)

効能もありあり♪てことにして

リベンジ 朝摘みも してきましたる

しびびびびびび~♪

携帯電話で 鍋をかき混ぜてはいけません

2020 年 5 月 31 日 日曜日

食後に 呑んだから まだしも…だったかもしれないけど

いつも以上に 呑んでしまい

その上 調理など おっぱじめて

山椒の実を 煮ながら

本を読んでしまったりもして

あっ 煮詰めすぎ!と 気づいて

あろうことか 横にあった 携帯電話で 鍋をかき混ぜ

あわわわわっ!と

引き上げ 舐めたり拭いたりして

無事だったからいいようなものの

壊れたな 自分 と 反省

山椒の 飴ができてしまいましたさ

ああぁ

本日は リベンジ 山椒摘みしよう

7daysbookcoverchallenge 三巡目 その6

2020 年 5 月 30 日 土曜日

読書文化普及のため

自粛おうち時間を 豊かに過ごすため…などなどで

始められた

7days book cover challenge

7daysbookcoverchallenge

腹話術などでも 大活躍の スマイリー千葉さんからの バトン 受け取りて

三巡目

またもや ラフにゆきます(バトン手渡しなし)

六日目は

『イモムシハンドブック』安田守 著 高橋真弓・中島秀雄 監修(文一総合出版)

今のところ ③まで出てます(もちろん持ってます)

あんちゃが 大学卒業して 一番始めに就職したのが ここでした

そのときは 野鳥の雑誌の 担当だったかな?

10年前あたりまで

わたくし 毛虫の「け」さえ 発音したくないほど

苦手でした

どんなに遠くからでも その存在を 見つけては

うっぎゃ~!!!!!!と 戦慄して叫びて

走って逃げるほどに…

なのに なんということか

今や 出逢ったことのない イモムシさまに 会いたくて会いたくて 焦がれるとか

家族らから その変わり身の 極端さに 気味悪がられるほど

きっかけは うちの庭の 柚木に ナミアゲハ様が 産卵したのを 見て

なんだろ?と 観察しているうちに

愛しさ 生まれ

この本に出会い

いつも持ち歩いて

調べるうちに

他のももっと と 興味が湧いてきて

この本きっかけに お友だちになったかたも出てきたりして

やがて 毛のものも 平気になってしまって 今に至る

かどっこ れろれろしてる

愛読書のひとつ ですかね

愛するあまり

虫の写真ばかりとって 投稿するので

虫嫌いなかたから「何とかしてください」と 懇願され

虫の投稿に関して 顔本(Facebook)では 限定公開(苦手な人の目には触れぬような設定)にしているのでした

もし「私も見たくない!」というかた お知らせくだされ

何とかします(顔本に関してだけどね)

なんとかしたいが

2020 年 5 月 30 日 土曜日

大好きで大切な場所が

危機に瀕していたとき

ぎりぎりまで どうにかならないかと

あたふたどたばたして

結局は 閉じなければならないであろう道を 今しずしずと 進んでいる

それでもなお…と 頭を巡らせてみたりする

決まり事や

制約や

いろんな 越えなければならない 門や

垣根や

山や

それを越えて 繋ぐことなど わたくしにはできないのではないか と 思いつつ

単なる感傷 感情 愛着で

越えたいと思っている

あまちゃんなのよ

理解力も足りないし

無力感 抱えながら

評議委員会を あとにした

でも やはり 繋ぐに 結べなくても

なんとかしてみたい

早いうち よっぱ

2020 年 5 月 29 日 金曜日

本日は 午後のおやつ時間辺りに

ヱビスさま ぷしっ と してしまい

「ちょっと 早いんじゃない?」と あんちゃに言われたものの

早起きしたんだもの いいんぢゃ と

理由にもならんようなこといって

読書飲酒

『幽霊を見た10の話』フィリッパ・ピアス 作 高杉一郎 訳(岩波書店)

一話目で 思わず 口笛など 吹いてみる 酔っぱ もりあやこ

ばんげの支度も

込み入ったものではなかったので

口笛 吹きつつ

庭の 山椒の実を 摘んだ

楽しくなって ついつい とってしまったけど

下拵え ちみっと 大変であった

難しくはないのだけど

葉柄というか 軸から 実をはずすに

時間がかかり

しかも 指先がふやけてきて

ふやけた 皺の間に 山椒の刺激成分が しっかりと染み渡り

その指で 顔のどこかさわると

じわじわひや~!

刺激物が 乗り移るのでした

唇や 目尻は 特に注意

なるべく触れぬようにしててもね

つい 触れてしまうのだね

二時間近くかかって やっとこはずして

茹で始めたとこで

ビデオ電話を 試験的に かけてきた人がおり

あわわわわ!て 出たらば

やたらと 小汚ない 台所の 染み壁 背景になっとった!

しかも かけて寄越す方は おめかししてて

こっちは 唇と 目尻ひや~!てなって

気休めに 手拭いで ごしごししたばかりのとこで

ぼさくさの どさくさ

「ちゃんとおめかししないと~」とか言われても

普段 人に会わないですむなら ずっと 寝間着でおるようなわたくしですからね

不意打ちで おめかししとるわけなかろう

いやはや 焦った

ま そんなどたばたでも なんとか 山椒は 柔らか目に 茹で上がったので

水にさらしといて

明日また 仕込みます

今年のは 育ちすぎてないうち 摘めたので

うまくできるといいな~♪

いとなみのみなもと

2020 年 5 月 29 日 金曜日

昨夜は

あんちゃが 外ごはん てことで

母と二人だったのに

大量の 筍ご飯を 炊いた

あぐりっとさん 曰く「お待たせしました♪」の 角田産 筍だし

翌日 あんちゃに食べてもらったり

隣町の おばに お裾分けできるし…との 目論見

しかし

わたくしの朝御飯の後

母とあんちゃ 朝御飯で

二人とも 今までになく ごっつりと おかわりしたらしく

お裾分けに持っていくには 微妙な 残り具合

うむむ

ま おいしくたべてくれたってことで よしとしようか

本日の 昼まで

うちだけで 楽しみましたとさ

蕗と共に煮たやつと

身欠き鰊と へそ大根と 馬鈴薯と 味噌煮にしたやつは

今晩の方が 美味しく染みてるはず

旬もの

御馳走ありがとうございます~♪と

空に

土に

手を合わせる

いとなみのみなもと

7daysbookcoverchallenge三巡目 その5

2020 年 5 月 29 日 金曜日

読書文化普及のため

自粛おうち時間を 豊かに過ごすため…などなどで

始められた

7days book cover challenge

7daysbookcoverchallenge

腹話術などでも 大活躍の スマイリー千葉さんからの バトン 受け取りて

三巡目

またもや ラフにゆきます(バトン手渡しなし)

五日目は

『身近な植物に発見!種子たちの知恵』多田多恵子 著(NHK出版)

わたくしのなかの 種子ブームの 初期の頃に 出逢った本

かなり 付箋やら 付箋への書き込みしてある

角田幼稚園で「えいごであそぼう」活動をしていたとき

延原にいちゃんの かあさまの遺作『たねどんどん』を 題材にしたとき

飛んだり くっついたり…と 種子の 色々な あり方をも からだを使って遊ぶ…てなことも 併せてやったのだったな

かなり 下調べして 重奏&重層的な 作り方だったなぁ…今やそんな込み入ったことから 遥か 遠くにいる感じ

うむむ

しかし やってきたのだからやれるのだよ…と 過去の自分から エールを 送られたような 気分にもなったりして

じわ と 熱くなる 胸のうち

今 また 蓄えている時期なのさ と 嘯いてみたりもして…

読む力を思う

2020 年 5 月 29 日 金曜日

『あいまいさを引きうけて 日常を散策するⅢ』清水眞砂子 著(かもがわ出版)

久しぶりに 付箋など 貼ったりする

言葉を 名前を書き出す

まてよ と 本棚の奥を探って 引っ張り出す

読みたくてたまらなくなり 新しい本を注文する

突き動かされて 自分の思いをまとめ直したくなる

…かなり 芋蔓式 次から次へと 転がり 行きつ戻りつの 心持ちで 読んだ

エッセイ的なもの

講演での 話

フィリッパ・ピアスさんへの インタビュー

鶴見俊輔さんとの 対話

寄稿

色々な形のものが 集められているけれど

それのすべてに 清水眞砂子さんの 思い

生きてきた 筋が通ってる

「あいまいさを引きうけて」ということばには すでに 33年前に 出会っていたというのに

すっかり 忘れ去っていた 己の 記憶力の 残念さ

乙骨淑子論の タイトルであった

清水さんは かつて書いたものについて 忘れ去ることなどしない

問いかけた以上 本当にそうであったのか?と 常に 問い直し続け

足りなさを 見つけ出し

更に 納得へと繋いでいこうとなさる

答えを 急がない

「こどもにむけて書かれた本を読む力をもつおとなは、日本の中にいて世界をつくりかえる余力をのこしている。」という 鶴見さんの言葉に

読む力のない大人が多数いることに気づいていた 鶴見さんの 眼差しに

かつて ご自分が 書ききれていなかった 足りなさに 震えるなどとは!

「人の褌で相撲をとる」という言い方で 評論家を 揶揄する人もいるけれど

人生をかけて 読み込み

その存在の 意味合いを

成り立ちの 思い

生み出された背景

ここにある意義

…そんなあたりまでも 掬い上げてゆく

問い直し続けて行く 覚悟を持って 論を生み出してゆく 清水さん

薄浅いとこで なにか語った気になってる 作家とか

これってこうかも!?なんてな 分析めいたこと 無責任に はりつけて いい気になってる 評論家風のやつとか

みんな 土下座して謝れっ!なんて 乱暴な気持ちになったりして

いかんいかん

浮かんだこと

引っ掛かったこと

わたくしも 問い直して

思いに 丁寧に 向き合ってゆけたらいいなぁ

雑なくせに そんなこと思う

良書なのに…

発行部数増やしてくれろっ!!と 強く願う(在庫なしなのですてよ…残念すぎる)