2014 年 9 月 25 日 のアーカイブ

灰色を確かめる

2014 年 9 月 25 日 木曜日

A ちゃん

真剣な顔で「黒に 何を混ぜると 灰色になるんだっけ?」などと 訊いてきて

おおおおぉ そんなことに 心が向き始めているのだね

前に誘ったときは 乗ってこなかったけど

今は 自分で 乗り込んできましたよ

その後 「黒雲に雷ぴかりして雨降ってきたところ」という 名画作成

黒雲に 白クレヨン重ね塗りして

横にあった 灰色クレヨンと 同じっぽいことを 確認して

嬉しそうだった

立派な髭まで 生やして…

そういう描き方に また いきつきたいなぁ と思いながら

うまくやろうという 縛りの方が 

まだまだ きつきつに 緩まない気がする

向山幼稚園周辺

2014 年 9 月 25 日 木曜日

向山幼稚園

ダンス幼稚園の 折りに

どこへ通じるのだろう?と ドキドキするような 湿り気と 闇の気配のある

東門というところが

気になって気になって

本番間際の ほんのちょっとの 空き時間に

行ってみた

木の階段は

打ち捨てられている感は ないものの

そんなに 頻繁に 用いられてもいないようす

一段降りるごとに 草いきれが 濃くなってゆく

これは 森の 匂いだ

光が まだらに 揺れるあたりの 茸

自然に倒れたような 木やら

間引くために伐られた 木々に生える 苔

やんわりと 人の手も感じる 里山の道だ 
あれこれ 別れ道を すべてたどりたい衝動を おさえつつ

上る方向へゆくと

開けた 公園に出た

向山高校の 裏辺り?

ということは 幼稚園からでなくても 

この 森には また これるということだな

なんか ミトコンドリアのあたりまで

森の空気が しみわたった

疑わしい栗

2014 年 9 月 25 日 木曜日

栗と 間違うものなんて

この世にあるのか?

栃の実くらいではないか?

あれとて 食えるに

わたくしが 先日 三本木 ひまわりの丘周辺で 

道に迷った折りに 拾った お土産栗

茹でたらば

「ほんとに栗?おっかねぇ…」と 家族 誰も 食わぬ

なんだよちくしょう などいいながら

独り占めするのも たのしいかも

まぁ もともと うちの人々 

栗が あまり好きではないのですけんどね

信用されてない栗…いや まてよ

信用されてないのは わたくし自身ですわな

まぁ なんとかなるであろ

2014 年 9 月 25 日 木曜日

一昨日の 肉体的疲れと

昨夜 神経の痛みなのか 麻痺のある左半身「いたたたた!痛くて眠れない!」と べそをかきそうな母が 眠るまで 手を当てていて

その後 己が眠れなくなったりしたのと

なんやかんやで

朝目覚めるも 二度寝してしまい

出掛ける時間の 30分前に 焦り飛び起き

うが~!

母の めそ…を まるめてすかしてかわして

父の 苛…を あからさま 無視&同じトーンで 捨て台詞投げ返し

そこいらのもん 丸めたような 弁当作って

何事もなかったような顔で

いってきまぁ~す♪などと

阿呆のように 手をふった

すこし 泣きたい気持ちもないでもないが

そんな はなくそみたいな感傷は 鼻かんで ぽい だ

しっし~んとこの 太陽と月の珈琲リキッド 助手席に 備えて

ごぶごぶっと 飲んで

まぁ なんとか なるであろう と

のんきに 戻る

思いを 浴びるほどに受け取る

2014 年 9 月 25 日 木曜日

先日 個展に おうかがいした

江崎満さん

ご本も 買いましたる

『星吐く 羅漢』(有限会社 港の人 発行)特装版 限定三百部

装丁が なんとも ごついのに あたたかで

手触りが よいなぁ

書かれていることも

江崎さん ご自身が 受け止められた 手触りのまま

飾らぬけれど

時折 ゆるりと 事柄と事柄を 縒り合わせて 

より しっかりと 人に受け取りやすい 太さにするというか…

素朴に ざくりとしてて ふわりとしてて

着込んだ 綿の平織りなど 思い出す

個展のあと 

江崎さんを「いいよ~」と すすめておられた 助さん(ドリアン助川さん)から

「かわいい娘さんいたでしょ?」と言われたものの

個展会場には 可愛らしい人しか おられず

いったいどの方だったやら…と

お目にかかるのは またの機会の楽しみにとっておこかな…と

後程 江崎さんから ご丁寧な ご挨拶メッセージいただいた折りに そんなこんな お伝えしたら

すぐさま お写真など 送ってくださり

育てられるにあたっての 信念やら その周辺のお話を あれこれ きかせてくださった

溢れる想いの数々…

作品として 生み出すだけではない 伝えたい思いが

いつも 熱く 満ちておられるのだなぁ と 感じ入りましたる

「いつか 助川さんとも なにか ご一緒できたらいいと思っているのです」と 言っておられたのだけれど

今回の 個展折りに 助さんから「今度 こちらで個展なさるときに ライブやりますよ」というような 申し出をされて

「とても嬉しかった」と 江崎さん

あぁ こういうのって なんか 仕掛ける とかじゃなくて

相思相愛の 想いの 歩みより て感じで

わくわくするものだね

ほったらかし農法 猫の額 遊び場密林畠に 時折紛れ込むだけだけれど

トマト宇宙みたいな辺りの思い…

言葉は違えど

うんうんうん そうだよね と 膝を打つ

あれら 葉っぱも茎も 触れただけで 

トマト自身が おれおれおれおれおれ 

もしくは あたしあたしあたしあたしあたし と

どこもかしこも まごうことなき そのものを 主張しているのだよね

そんなこんな 共感を 浮かばせて

あぁ あの作品も この ことばも

そして くださった メッセージの数々も

すべて この江崎さんの 思いに 満ちているのは 当たり前なのだよね なんてなことにも 思い行き当たるのでした