思いを 浴びるほどに受け取る

先日 個展に おうかがいした

江崎満さん

ご本も 買いましたる

『星吐く 羅漢』(有限会社 港の人 発行)特装版 限定三百部

装丁が なんとも ごついのに あたたかで

手触りが よいなぁ

書かれていることも

江崎さん ご自身が 受け止められた 手触りのまま

飾らぬけれど

時折 ゆるりと 事柄と事柄を 縒り合わせて 

より しっかりと 人に受け取りやすい 太さにするというか…

素朴に ざくりとしてて ふわりとしてて

着込んだ 綿の平織りなど 思い出す

個展のあと 

江崎さんを「いいよ~」と すすめておられた 助さん(ドリアン助川さん)から

「かわいい娘さんいたでしょ?」と言われたものの

個展会場には 可愛らしい人しか おられず

いったいどの方だったやら…と

お目にかかるのは またの機会の楽しみにとっておこかな…と

後程 江崎さんから ご丁寧な ご挨拶メッセージいただいた折りに そんなこんな お伝えしたら

すぐさま お写真など 送ってくださり

育てられるにあたっての 信念やら その周辺のお話を あれこれ きかせてくださった

溢れる想いの数々…

作品として 生み出すだけではない 伝えたい思いが

いつも 熱く 満ちておられるのだなぁ と 感じ入りましたる

「いつか 助川さんとも なにか ご一緒できたらいいと思っているのです」と 言っておられたのだけれど

今回の 個展折りに 助さんから「今度 こちらで個展なさるときに ライブやりますよ」というような 申し出をされて

「とても嬉しかった」と 江崎さん

あぁ こういうのって なんか 仕掛ける とかじゃなくて

相思相愛の 想いの 歩みより て感じで

わくわくするものだね

ほったらかし農法 猫の額 遊び場密林畠に 時折紛れ込むだけだけれど

トマト宇宙みたいな辺りの思い…

言葉は違えど

うんうんうん そうだよね と 膝を打つ

あれら 葉っぱも茎も 触れただけで 

トマト自身が おれおれおれおれおれ 

もしくは あたしあたしあたしあたしあたし と

どこもかしこも まごうことなき そのものを 主張しているのだよね

そんなこんな 共感を 浮かばせて

あぁ あの作品も この ことばも

そして くださった メッセージの数々も

すべて この江崎さんの 思いに 満ちているのは 当たり前なのだよね なんてなことにも 思い行き当たるのでした

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