2014 年 9 月 15 日 のアーカイブ

ころり

2014 年 9 月 15 日 月曜日

たとえば

いった本人さえ 覚えていないような

ほんのささいな ひとことが

まあるく 

つやつやの 

ぴかぴかの 

どんぐりの

たからものの

そんな 手触りで

ころりと 胸のうちに 

ころがりおちてきて

あぁ と たいせつにつつんで 持って帰るよ

ふかふかの 土に

うずめてみるよ

芽が出ると いいな

またね

出会い直しへ

2014 年 9 月 15 日 月曜日

忙しく先へゆく人

息など抜いている場合でない人

そんな人たちの

一瞬一瞬を かすめてもらって

申し訳なくも ありがたい思いいただいて

もうひとつの出逢い直しへ向かった

咲く花を標に

2014 年 9 月 15 日 月曜日

道端に咲く花を

みちしるべにしよう

つぎにきたときは 

きっと もうないけれど

今日だけ 咲く花

今日だけの みちしるべ

各停

2014 年 9 月 15 日 月曜日

時間があるようなので

敢えて 各駅停車に乗ってみる

間違えても 取り返しがつく感じ

間違えんなって 話だが

言われた 路線や 乗換駅の名前を ぶつぶつ復唱して

いただいたお土産 ぼこぼこあちこちにぶつけてしまい

あわてても ゆっくりあるいても なんだか おんなじ ありさまだな

落ち着け…いや 落ち着いてるが…

いろんな扉が 開けっぱなしになっている 心持ちのときに

ひかりに向かって 手を伸ばしているようなときに

たぶん こんな感じ

よしとしよう

まさこさまとさんぽ

2014 年 9 月 15 日 月曜日

早起きしちゃいまして

ばせいこさん ままと 

ちょいと お散歩 ぐるり

保護樹木が 大分残してある辺りなもんで

見上げたり くんくんしたりが 楽しい道々

すずかけ けやき どんぐり…

都会とて みどりは あちこち 息づく

さぁて また 一冒険

はじめてのパターンで 乗り換えして 

たどり着けるか?

救われる思い

2014 年 9 月 15 日 月曜日

寄る辺なさを

ひょい と 掬うように

いい匂いの 湯気が

頬から 鼻の頭を 撫でた

駅前蕎麦屋 冨陽さん

そばがきコロッケで

クラシックラガー 一本だけ

しみじみと んまくて

いろんなことが 浮かんだり 薄れたりして

よし かんばろ と 思った

寄る辺なさを 思い出す

2014 年 9 月 15 日 月曜日

わたくしのために

門戸が 開かれておらぬような

乗り換え待ち 一時間の

夜の 黒磯

ふと 途方にくれた

異国の町中の 

ひとりぼっちの 寄る辺なさなど

よみがえるものの

大丈夫 と

ぽっけの中の どんぐりを 握ってみたりする

ご用事あるのは ここではなかった!

2014 年 9 月 15 日 月曜日

あぁ シモジマやら

オオキダンシンシューさんやら

良く通いつめたなつかし…など思い浮かべて 

はっ!とする

ここへ ご用事 一個もないのですけど!

うっかり乗り越してました

戻らねば

都会は すぐ 電車がきて

便利なもんだよ

ばせいこさんとこ

2014 年 9 月 15 日 月曜日

ばせいこさんと ままの住まい
 
中庭に どぉん どぉん!てな 団栗大木が何本もあって

ベランダに その枝が

ざうん♪と かかっていたりして

あらまぁ これは なんて よいのだか

「団栗降る音が うるさくて…」て とな

カブトムシが わしわしと 網戸に 張り付いて くるとか

もともと 神社の 土地であったところに 建てたものとか

いいなぁ♪

烏に 襲われるのは 大変だけどさ

朝 しばし どんぐりしんこきゅう