向山幼稚園
ダンス幼稚園の 折りに
どこへ通じるのだろう?と ドキドキするような 湿り気と 闇の気配のある
東門というところが
気になって気になって
本番間際の ほんのちょっとの 空き時間に
行ってみた
木の階段は
打ち捨てられている感は ないものの
そんなに 頻繁に 用いられてもいないようす
一段降りるごとに 草いきれが 濃くなってゆく
これは 森の 匂いだ
光が まだらに 揺れるあたりの 茸
自然に倒れたような 木やら
間引くために伐られた 木々に生える 苔
やんわりと 人の手も感じる 里山の道だ
あれこれ 別れ道を すべてたどりたい衝動を おさえつつ
上る方向へゆくと
開けた 公園に出た
向山高校の 裏辺り?
ということは 幼稚園からでなくても
この 森には また これるということだな
なんか ミトコンドリアのあたりまで
森の空気が しみわたった