2014 年 9 月 3 日 のアーカイブ

わざわざ

2014 年 9 月 3 日 水曜日

単に 山である とか

木である とか

緑である とか

それだけのこと

小難しく言わずに

すとんと 見て知って味わえばよいものでもあるけれど

きっと その「ひとこと」の 中にある 

ひとつのものなのに 起伏の様や

形の妙

同じようで 混じり合わない 陰影の成せるおかしみ…

そんなあたりを たどりたい

出来事や気持ちについても 

結局そんな風で

「同じように」「おもしろい」ことが

どんな起伏で どう迫ってきて 感じた 湿度や 肌触り 心地…

そんなこんなを ことばやらに 繋げていきたいのだな

だからきっとこれからも

よくしられているようなだれもが もうわかっているようなことを

「わざわざ」この胸のうちから 口へと

転がり出させてゆく

はた迷惑さんだけどさ  

生命体の 美しい螺旋

2014 年 9 月 3 日 水曜日

自意識…なんて ちんけなものに

いじられ のばされ ちぎられ ごんがらがっちゃって

無様な有り様の わたくしの 生ではあるのだけれど

意識の手の届かない

深い深い 体内の 奥の奥の 底のあたりには

こんな風に 生命体の 美しい 螺旋が

きっと 何をか 送り続けてくれているはずなのだ

信じていこう

もっと近くで

2014 年 9 月 3 日 水曜日

もっと近くで

顔を みたかったんだけどなぁ

今度は見せてね…

と 言ってたら

「庭に誰かきたのか?」と 父

いやさ ほら 立派な団子虫がね…と 言いかけたら

会話続行の気持ち 終了したらしく

呆れ顔で 去る

寒くなってくると

そんな会話?も 少なくなってくるだろな

みんなが姿を見せなくなるまで

きっとずっとこんな風

いつものことと あきらめてくれろ

きのこの おんちゃん

2014 年 9 月 3 日 水曜日

迷って

心細くなって

しゃがんで

ちみっと泣いて

見上げたら 

なにいっても んはははは♪て 笑うばかりの 茸のおんちゃん

つられて んはははは♪

そうだね

笑えるもんだよね

そんな風にして また 帰り道 みつける

おんちゃんのとこも 「ただいま」できる 屋根がある

また来るね

帰ってくるね