ころり

たとえば

いった本人さえ 覚えていないような

ほんのささいな ひとことが

まあるく 

つやつやの 

ぴかぴかの 

どんぐりの

たからものの

そんな 手触りで

ころりと 胸のうちに 

ころがりおちてきて

あぁ と たいせつにつつんで 持って帰るよ

ふかふかの 土に

うずめてみるよ

芽が出ると いいな

またね

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