わざわざ

単に 山である とか

木である とか

緑である とか

それだけのこと

小難しく言わずに

すとんと 見て知って味わえばよいものでもあるけれど

きっと その「ひとこと」の 中にある 

ひとつのものなのに 起伏の様や

形の妙

同じようで 混じり合わない 陰影の成せるおかしみ…

そんなあたりを たどりたい

出来事や気持ちについても 

結局そんな風で

「同じように」「おもしろい」ことが

どんな起伏で どう迫ってきて 感じた 湿度や 肌触り 心地…

そんなこんなを ことばやらに 繋げていきたいのだな

だからきっとこれからも

よくしられているようなだれもが もうわかっているようなことを

「わざわざ」この胸のうちから 口へと

転がり出させてゆく

はた迷惑さんだけどさ  

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