2016 年 2 月 22 日 のアーカイブ

『夏のおわり』

2016 年 2 月 22 日 月曜日

長谷川集平さんの『夏のおわり』

長らく 絶版になっていたもの

復刊ドットコムさんに 復活リクエストを送っておりましたるもの

投票数が なんとか 集まり 復刊に こぎつけられた♪

今だからこそ

これから更に 多くの人に 心に 届いてほしい

守るために 戦う…という 美談にすり替えられてはいけない

人殺しを 英雄扱いする 狂気に 突き進んではいけない

過去の仕業は たいてい 血生臭さが 洗われて

美しげに 語られるのだ

命の脈絡ではなく

まつりごとの 策略に 塗り潰されるのだ

攻めるものが 攻められたとき

その痛みに気づく前に 仕返しの 反作用へと ゆくしかない

そこにあるすべてを ぺたりと のして みせているような 人と風景とが

そこを走る者ではなく

かつて そこへ 狙いを定めて 亡き者にした 空からの 目線のようでもあって

目眩をおぼえながら

今のうちにどうか!と

焦り 祈るような思い わきあがる

ぐるぐるうねうね

2016 年 2 月 22 日 月曜日

朝 腰の辺りに 危ういもんが はしり

いかんいかん と

リトミック仕事で 悪化させぬよう だましだましして

ひさびさの 小原庄助子…とみや湯ったり苑にて

心身 ふやかしておりました

ぬおおおぉ ほどける~なんて

露天風呂で 唸ってしまった

薄曇り

風は冷たいけど

からだがあったかいなんて 贅沢だ

ありがたいだ

肌の表面に 泡泡が ついて

ホットソーダ塩味の 浮き身なる わたくし

光の加減か からだの輪郭が 青い光に包まれてて

なんだか 不思議な感じ

ぼ~っ

本日 午前中の リトミック仕事だけだったのですが

夜 七時から 仙台での 予定をいれてしまい

父の 眉間に ちみっと 皺が寄る

でも もともと 早く帰るとは言ってなかったはずなんだけどな

いや でも 送別会というものなので ごにょごにょ と いった

あぁ それはまあ 仕方がないな と いった風で 

なんというか 気楽に お出掛けさせてくれよ なんて ちみっと思いつつ

いつも 気楽に 出掛けすぎてるから 出掛けずにいられるときは 出掛けんでほしい てことも あるだろかね

なんか 申し訳なくなって

午前中仕事 終わったら 一旦帰宅して

ばんげの仕度とかしたら また 夕方 仙台にいくよ と 言ってみたら

喜ぶよりも「ガソリンもったいねぇから 行ったり来たりすんな あっちで じっとして本でも読んでろ」とな

じゃ 山さでも行って 静かに 読んでる…と 応えてみる

「あんまりあっちこっち行ったら おんなじだべ」

まぁ そりゃそうですけど 町中でじっとしてるにゃ 金かかるのよね 駐車場代とか

すこぅし郊外の 駐車できるとこ…なんて 思いつつ 

気がつけば 

小原庄助子ののち

走ったこともない 利府の町中ぐるぐるして 塩釜に出ちゃったりして

なんだか 帰宅する以上に うねうね走ってしまっている感じ

ま そんな日も いいであろ

贅沢ついでに

塩釜にきたらば「やま登」さんだ

おまかせ丼だ

自分にごほうび ウニちょっとのせ プラスアルファだ

むおおおおおぉ♪

ちょっとじゃない ウニが

鮪を 持ち上げたときに るろん と 海鮮の山から 滑り落ちて

とろりと 脂の乗った 刺身の上に 乗っかったりもして

至福の美味ダブルパンチ~!

あほうです

すみませぬ

でも 世の中の 魚介たち

「やま登」さんの 手に 身を任せて

美味しく この酢飯の上に 乗りたまへ♪とか 思う

そんなに 刺身が食いたくてたまらん!なんて 欲求はないのですけれど

やま登さんとこの 海鮮丼は

多すぎない 酢飯の上に乗る あれやらこれやらの バランスが 絶妙で

好きな「ひらめのえんがわ」は

ここのこの上に乗っている状態が 一番好きっ♪と 思ってしまったほど

今回 スタンプカードなんぞ いただき

こりゃまた 足しげく通いたいではないか~と

食べてすぐまたそんなことを思うのでした

自分に ご褒美あげるほど 働いてないくせにな

しかも 本日 取っ払いでいただいたギャラは

気持ちいいくらい 使いきってしまったよ

江戸っ子でもないのに なんなんだか この 気っ風のよさは…

気っ風…なんて 用いちゃいけんけどさ

ま おいしいたのしいてっていてきにやっちゃえ…かな

海の風を受けている

花や木に

会いにゆく

それが何になるわけでなくても
 
耳を

心を澄まして

たくさん聞こう…とか

海を眺めようかな とも 思ってた

あちこち 工事中で 入れなくなってるところ 多いから

まぁ 浜辺でなくても

海が見えればいいかなぁ と

ちょくちょく訪れる 七ヶ浜の 小高いとこ

あ…そうだった 多聞山だったな

たくさん聞こう…なんて気持ちと

場所の名前 照らし合わせて 向かったわけじゃないけど

なんだか ぱしん と 符合したのが

ちょっと 愉快だね

思いと 場所と

握手したみたいで

ご機嫌になって

握手とか

鐘を 鳴らすとか

種を拾うとか

しばし うろうろ 野山巡り

そうして 祈りの気持ちも込める

なんの節目でもない

月命日でもない日に…

いつも こんな風だな

解き放つ

2016 年 2 月 22 日 月曜日

この間 拾って

車の中の 灰皿のとこに 入れっぱなしだった
 
固い 藤の鞘

はぜて 

中の種 つるりと のぞいてた

あぁ 守られていたね

さぁ もう大丈夫 と

放たれたね

時満ちれば

凝りが守っていたものを 解き放つ

そうでありますように

わたくしも

あなたも