『夏のおわり』

長谷川集平さんの『夏のおわり』

長らく 絶版になっていたもの

復刊ドットコムさんに 復活リクエストを送っておりましたるもの

投票数が なんとか 集まり 復刊に こぎつけられた♪

今だからこそ

これから更に 多くの人に 心に 届いてほしい

守るために 戦う…という 美談にすり替えられてはいけない

人殺しを 英雄扱いする 狂気に 突き進んではいけない

過去の仕業は たいてい 血生臭さが 洗われて

美しげに 語られるのだ

命の脈絡ではなく

まつりごとの 策略に 塗り潰されるのだ

攻めるものが 攻められたとき

その痛みに気づく前に 仕返しの 反作用へと ゆくしかない

そこにあるすべてを ぺたりと のして みせているような 人と風景とが

そこを走る者ではなく

かつて そこへ 狙いを定めて 亡き者にした 空からの 目線のようでもあって

目眩をおぼえながら

今のうちにどうか!と

焦り 祈るような思い わきあがる

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