ばんげののち
父のとこに 母の車椅子 寄せて
なにか お喋りでもしたまへ と 言ってみる
そんな風にでも言わないと
ちっとも 自分から 傍らに 連れてってくれ とも 言わぬ
そんな 母に ちみっと もどかしさとか 苛っとした気持ちになったりしてたのだが
「おとさん どうだぃん?わだしはね 動ぐど 麻痺してる方の手足 痛くて わがんねんだぃん 痛みさえ ねぇげればって思うんだげんとも おとさんもがんばらぃん 頑張って 立だれるようになって ふたんで(2人で)どっかさ 行ぐべなぃん…行んこったら 何処さ行ぐでぇ?」
今日は あんまり 呼び掛けに反応しない日かなぁ と 思いきや
ふやふや と 何か 喋った父
よく 聞こえず
母も「え?何?おとさん なんつったのやぃん?」というので
父 なんつったの?と 訊いたら
「2人で 行がれるんだごって 何処だっていい」
ですとっ♪
ひやあぁ
言ってくれるぢゃん♪
母も それ聞いて よろこんじゃって
「うわあぁ おとさん はやぐなおって ふたんででがげっぺなぃん」なんて
ぎうぎう 父の 手を 握ってた
いいもん見せてもらいました
ちみっと 涙出そうだったよ
いいね
仲良しさん
これからも 仲良く思いあってけろ
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