読書文化普及のため
自粛おうち時間を 豊かに過ごすため…などなどで
始められた
7days book cover challenge
7daysbookcoverchallenge
腹話術などでも 大活躍の スマイリー千葉さんからの バトン 受け取りて
三巡目
またもや ラフにゆきます（バトン手渡しなし）
三日目は
『失聴 豊かな世界の発見』ハンナ・メーカ 著 鴻巣友季子 訳（晶文社）
カバーが どっか行ってて 剥き身で すんまへん
昔から 音が よく 聴こえていて
あらゆる音を とらえては
恐れたり
面白がったり
絶対音感風のものも 備わってしまって
いいことも
よろしくないことも混在していた
過敏なる 幼い もりあやこでありました
ところが 高校二年あたり
右の耳で 時計の音が聴こえない…ということに気づいた
耳鼻科に 行っても 原因不明
具合が悪いわけでもないけど
取りあえず よくわからない管を 耳と鼻に 通して「しゅー！」なんてなことをしたり
謎の薬を もらって飲んでいた
とっとと 通うのをやめても良かったものの
耳鼻咽喉科では 評判良いと言われてた そこの じいちゃん先生が いつも めんこめんこしてくれたり（何故か 頭を撫でてくれた）
耳鼻咽喉科にゆく…という口実で
学校を 早退して 仙台に出掛けてゆく…てのも 楽しかったもんで
しばらくだらだらと 行ってたっけな
結局 いくのをやめてしまったのだけど
緩やかに進行する 聴力に 難あり は
さほど 不都合もない と 思っていた
聞き間違いや
よく聴こえないから 聞こうとしすぎて
とんちんかんな話に とらえてしまったりもして
しかし 友人が 親しみを込めて！？「耳腐れ」といって笑ってくれたり（短大の合唱部で「耳腐れノート」という 愉快な聞き間違い語録 あったんだよなぁ…回覧してるうちに 行方不明になっちまった 残念）
パントマイム お師匠 はとちゃんまんちゃんには
「森は 聴こえない分 推測しよう 解釈しようと し続けて『妄想力』ついたんだな」なんて すんばらしき 受け取りかたをしてもらえたり…
しかし 仕事で 打ち合わせのすれ違いや
人によっては 苛立って怒ってしまうなんてこともじわじわと増えてきて
震災の前の年
良い方のはずの 左耳に 雑音が入るようなことがあって
再び 検査
結局 なんだかわからずだったけれど
このまま進行してゆくであろう難聴の入り口 てな 判断で
補聴器デビューしたのでした
有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさんのおかげで
何１０年ぶりかで 鳥の声を 聴くことができて 泣いちゃったり
世の中に こんなに 音が溢れとったのか！？と 驚愕したり（電子レンジが「ちん」じゃなくて「ちちち」だとか 湯沸かしポットや 炊飯器が なにやら 鳴ったりするのにも 驚き！）
幅と奥行きのある音世界が 平面で聴こえてしまって どこがなにやら 今でも 戸惑ったり
静かな居酒屋の 衝立のむこうのむこうの 女性の ひそひそ 不倫打ち明け話が聞こえちゃって「盗聴器かよ！？」と 突っ込みたくなったり
右と左のバランスを整えようと デザインしてもらってるものの 音程が 若干ずれて聴こえるので
かつてほど 音楽が 心地よく聴こえなかったり…
そんなこんな 愉快だったり 煩わしかったり
未だ 音世界の 異邦人的な 気分ではあります
補聴器 外すと ひんやり冷たく静かな 湖の底に るろん♪と 降りたようで ほっとしたりしてます 実は…
外見 パッと見 わからないことなので
こちらから 敢えて うまい具合に聴こえないことは 言うようにしてるものの
こことこ ついつい うっかりして
戸惑わせてしまうこと 多々あり
明らかなる 違いや ズレは 受け取ってもらいやすいけど
そうでないものもあるわけで
もしかしたら こちらが思っているようなことではない わかりやすくないなにかがあるのではないか？なんて
気を回し回しすぎてしまうことも あったりする わたくしです
このご本は 著者のかたの 豊かな 感受性によって
とても 心地よく わかりやすく 見知らぬ世界の扉の中のことに 出会えるはず
ご縁あったら是非♪
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