あまり動かないセミが
広場のなかの 標識の根本にいた
「せんせ…蝉さんどうしたの?」
蝉さんはね つちのなかで ず~っと 長い間 いろんな準備をして お外に出たら 十日ぐらい 思いっきり 鳴いて お仕事して おつかれさまになっちゃうのだよ
なんかうまく言えないなぁ…と 反省しつつ
前に よく鳴いていた 桜の木のところに お引っ越ししてもらおうか…と
そっと移動させようとしたら
「蝉さんおつかれさま~」と 手をふった A.K. ちゃん
優しく育ったねぇ…と しみじみうれしい
あまり動かないセミが
広場のなかの 標識の根本にいた
「せんせ…蝉さんどうしたの?」
蝉さんはね つちのなかで ず~っと 長い間 いろんな準備をして お外に出たら 十日ぐらい 思いっきり 鳴いて お仕事して おつかれさまになっちゃうのだよ
なんかうまく言えないなぁ…と 反省しつつ
前に よく鳴いていた 桜の木のところに お引っ越ししてもらおうか…と
そっと移動させようとしたら
「蝉さんおつかれさま~」と 手をふった A.K. ちゃん
優しく育ったねぇ…と しみじみうれしい
母
その場所にいない人は「さっぱり 来てけんねぇ」扱いになったりもしてるけど
まったく忘れ去ってしまうというわけでもなく
なにかを覚えていて
組み合わせが ちょっくらかわって 次に繋がることもある
そんなこんなの話のなかで
「お父さんと話したい」とを何度か言っていた
それを伝えたらば 父
「話したい…なんて 何か言いたいことがあるのか?」
わたくしに きいたとて わからんですけど
ま おとさんとはなしたい というきもちなんでしょうよ ご夫婦
すると 嬉しさもあったようなのにはあまり表ににじませもせず
「なに言いたいんだか…」なんて言いながら
「今日は 一日がすごく長く感じた…これは 夢でもなんでもなくて 現実なんだからな」なんてこともかみしめるようにいっていた
そうして 一日一日 過ごしてゆく
慣れたくないリズムにも
慣れてゆくものだ
そのうちまた 迎え入れる 準備していけたらよいよね
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