母
その場所にいない人は「さっぱり 来てけんねぇ」扱いになったりもしてるけど
まったく忘れ去ってしまうというわけでもなく
なにかを覚えていて
組み合わせが ちょっくらかわって 次に繋がることもある
そんなこんなの話のなかで
「お父さんと話したい」とを何度か言っていた
それを伝えたらば 父
「話したい…なんて 何か言いたいことがあるのか?」
わたくしに きいたとて わからんですけど
ま おとさんとはなしたい というきもちなんでしょうよ ご夫婦
すると 嬉しさもあったようなのにはあまり表ににじませもせず
「なに言いたいんだか…」なんて言いながら
「今日は 一日がすごく長く感じた…これは 夢でもなんでもなくて 現実なんだからな」なんてこともかみしめるようにいっていた
そうして 一日一日 過ごしてゆく
慣れたくないリズムにも
慣れてゆくものだ
そのうちまた 迎え入れる 準備していけたらよいよね