2011 年 3 月 5 日 のアーカイブ

届くことば

2011 年 3 月 5 日 土曜日

本日午前中は 角田幼稚園の 評議委員会でした
ず~っと ご無沙汰してしまって
浦島太郎状態(いつものことなんですけど)
でも今回は 評議委員会にては 初の 補聴器装着なもんで
しっかり聞いて 幾分かは 把握できるかな・・・と
意気揚々と オーティコンアジャイルプロミニRITE携帯ケース開けたらば
・・・あら空っぽ ひ~!
湿気大敵なので フィッティングの時には無かった ドライケースに 夜入れとくことになってて
未だに 携帯ケースに入れ替えなくっちゃ・・・てことに慣れておらず
気をつけなくっちゃと 朝 自分に いいきかせたっちうのに
まったくもって わかりやすい お粗相 とほほ
でも なんとか 要所要所は 聞き取ることが出来て 和やかに終了
前園長の 小林先生(大ファン!)と 帰り際に ちょこっとお話しすることが出来て
近況を ふたつ みつ・・・
その時 先生から「よかった あなたも 用いられる方だから」と
あああ わたくしのなかには せんせいのような「神様」を 踏まえた心持ではないのだけれど
とても すなおに すう と 心に届く言葉を下さるかただなあ と 感じ入る
そうなんだ わたくしは 必要とされたくて繋がっているんだね 
必要としてくれる方を見つけたくて
少しでも お役に立ちたくて 生きているような気がすることがあるのだ
そうして いかしてもらって 今ここにいる ありがたみを しみじみ思い出す
ああ 嬉しいなあと 空を仰いだ
まだまだ 風は冷たいけれど
おひさまの 温みが伝わってきた

穴は埋めずに

2011 年 3 月 5 日 土曜日

9年間 お母様の介護をなさっていた方からの 便り
先日「亡くなりました」と 
介護自体も 大変に苦しい思いをされていたけれど
亡くされたことによって べつの「苦しい」が やってきたようで
もしかして とてもとても 繊細な心を持つ 生真面目な方だから 
ご自分を 何かと 責めてしまっておられるのだろう
ああ わたくしには 何もできないのですがね
でも 意気消沈から一ヶ月ちょっとして こうして 葉書を下さったということは
きっとまた 歩き出すきっかけを摑む 心の握力は 蘇ってくるはず
穴を 急いで埋めなくてもいいんだ
亡くなった方は もう いらっしゃらぬのだから 
同じもので埋めることなどできぬのだから
たまに気を紛らわせるのは 必要だけれど
それで 埋まったと勘違いすると
後で 目を逸らしていただけだったことに気付いて 愕然としたり
穴に躓いて 思わずまた 転んだりする
だから 穴を認めて みつめたり
時には あちこちべつのところを眺めたり
ゆっくり深呼吸して
草花の種でも植えてみたりして
心のんびりさせているうちに
穴に 美しい水がたまって
きっと 暖かだった日々の 思い出が 水面に映って
安らぐ日々が訪れるはず・・・と 信じたい
ICUで お母様の「顔をなでながら 36時間 唄いつづけた」という その優しい 声で
また 多くの人たちの心が 柔らかになる歌を 届けてほしいと 願っています