2011 年 3 月 17 日 のアーカイブ

上下水道がしばらくおあずけです

2011 年 3 月 17 日 木曜日

簡単に考えてました天の恵み・・・て喜びましたが 
水もらってきて 何とか凌げばいいや・・・なんて
昨日 雨降ったもんで
雨樋の水 ばんばん集めて 風呂桶にためて
これでしばらく トイレ水の心配ないぞ~なんてね
で ご近所さんとの会話の中で「いや~ トイレだね大変なの」と 聞いた母
え?と思って 訊きかえすと
あらきいてないの?下水駄目になるから 排水控えろって話・・・と
慌てて 茶の間にある プリントがしゃがしゃさがしたら 「市からの ライフラインについてのお知らせ」に
下水処理が出来ない状態なので なるべく排水は流さぬよう・・・特に水洗トイレは使わぬように・・・と きゃ~!
能天気な森家「今日は うんこさんでた」とか「バケツ一杯の水で ざば~っと 気持ちよく流れた」なんてなこと 自慢しあっていたのでした(あんちゃはこっそり ざばざば水使うんで もったいないばばあわたくしが「惜しんで使え~」など 言って うっとおしそうだった) ばかもん
・・・つうことはだ 洗い物 さすがに 洗濯なんかはしないけど
食器洗い・・・いただいてきた なけなしの水で ちまちま洗った排水も
バケツかなんかにためといて 庭に撒け と
しっこ は しょうがないとしても
うんこさんは 流さずに 袋に入れて 「燃えるごみ」として出せ と
こりゃ 格闘ですわ
母なんて「あ~知らずに どんどん出しときゃよかった。それ聞いたとたん 引っ込んじゃった」など嘆く
今朝 さっそく ちち 段ボール箱にて 簡易トイレ作ってくれてました
ちゃちい・・・という言葉 のみこみましたが
んで 普段 快適うんこさん環境であるわたくし
一日に何度もしちゃったりしていたのが
この地震の日々・・・なんと 一日おきになってしまい
なかなか おでまさない
楽っちゃ楽・・・なんていってたら 兆し
ダンボール ちょっと不安だったので
大安心物件 紙おむつとビニール袋駆使して
おおお!見事にキャッチ
自慢したくなったけど 
そういったもの茶の間に持っていってとくとくと話すほど わたくしも無神経ではないつもり
始末してから 自慢しました
だあれも 聞いちゃくれませんでしたが
あんちゃも ダンボール利用せず なんとかキャッチしたもんで
父 自作の ダンボールトイレ「俺が第一号になってやる」など息巻いていきました
・・・が間一髪! 
体重かけると ごしゃ!となって 危うく悲惨な状態になるとこだったそうで
「ありゃだめだ 壊れるし、壊さないようにすると 疲れるし さんざんだ」と
NHKの朝番組で 紹介されてましたものですけど
改良すれば 快適なのかもしれませんな

何もこんな時に・・・

2011 年 3 月 17 日 木曜日

乱調なくせに
月々のお客様・・・そう 女の子の 好例「月のもの」
地震の夜に どかん!と やってきまして
あああああ こんなときに 何について 備えてますかこいつは と 
自分の身体が 厭わしいやら いとおしいやら 複雑
かっこつけていってますけど
実際 つらいもんです 
腹重たいだけじゃなく 腰にも重みきたりするし
流せぬトイレ いわゆる 血まみれ(トイレに 風呂水が 流せると 喜んでいたのは 実は いけないことだったと後で知った)・・・ひ~すまぬ
エコロジー ていう わけではないけれど
相性がよくて 布ナプキンちうもんを使っていましたもんで さらに困る
洗濯できないんですもん
で 軽い日用 紙ナプキンは あったけど
とてもじゃないけど 安心できない
で そこで思い立ったは 亡くなったばあちゃんの残した 紙おむつパンツ
確かあったはず
もし無くても ちちやらあんちゃ入院で 紙おむつ 使いましたっけね
呆れる母に とにかく 有りもの利用ぢゃ~と ごり押しして
ありかを聞く
天袋から ご立派 パンツ 登場 じゃじゃじゃじゃん!
いや これがもう 大安心物件
もったいない気もしたけど 
地震以外のことまで 気にするのって 難儀
非常時の 協力要請・・・てことで 
こういった話題 苦手であろう ちち&あんちゃに 
かくかくしかじかの事情で たいへんなのであるからして
わたくし 紙おむつ装着いたす宣言
案の定 ちちあんちゃ固まってました
言ってから 紙おむつのことわざわざ言う意味あんのか?と 思ったけど
ま ばかばかしさも 一興

売り方それぞれ 分け方それぞれ

2011 年 3 月 17 日 木曜日

非常事態なので 店内には入れません方式多し
店頭に 今日はこれだけです と並べる店
品物によって 制限個数を提示する店
一人当たりの 制限個数を 提示する店
んもう百円均一~と 捨て売りの店
欲しいものを あらかじめ 聞いて 店員さんが お店の中にダッシュして探してくる店
それぞれ 工夫してくださる
んでもって もうこれは 消費期限間近だから・・・と サービスしてくださる店
自分の お店が めちゃめちゃなのに
もうどうせ 商売成り立たないから・・・なんて お店のありったけの食材を ご近所に配ってくださっちゃう方(うちの近所の 「すけろく」さんたら 刺身だけでなく 避難所炊き出しもしたかとおもうと、後日 どこぞからか 牛乳調達して ひしゃくで配ってくださったり・・・んもう 感謝の涙)
作りおきのお惣菜を 届けてくださったり
野菜を分けてくださったり
水道無事地区の母お友達の方は わざわざうちまで 水まで汲んできてくださったり
・・・なんかそういう たくさんの 下さる方々の姿みて 
配給のパンいただくのが 申し訳なくなって やめてしまった
うちに まだ 食べ物があるんだもの
にっちもさっちも行かなくなったら いただきにいこうよ・・・てことで
まあ 二回いただいちゃったりはしましたけれども
たくさんいただいた優しい思い
もっとたくさんのひとに まわりますように
みんなで にこにこ笑えますように と 思う

非常時なのに

2011 年 3 月 17 日 木曜日

停電中
冷蔵庫の中のものが だめになる前に・・・と
連日 やけくそ豪華飯
食べ物の心配してくださって あれこれ 言ってくださる方々
もしかしたら ここ数日の 森家の食事事情みたら
なんでおめえら 非常時に 肥え太ってんねん!?と どつきたくなるかも
肉なんか 持ちませんし 
冷凍してたとて 融けるのは時間の問題
ここのところ自粛していた 菓子類も
制限つき買い物で 気軽に買えるものって 結構 菓子類多し・・・なもんで
普段より 菓子を口にしていないか そこの栄養指導されたにいちゃんかあちゃんよお
あんちゃと母 手分けして買い物したはずなのに
二人とも 牛乳寒天とか おんなじもの 選んでました・・・ちょっと どうなの?
保存しとく とか 考えましょうよ
・・・とかいっているわたくしも 保存できるように と
冷凍庫でとけかかった 桃のペーストを 
パウンドケーキかクッキーに・・・と やり始めたはずが
ぐずぐずの 半生パンケーキになっちまい いかにも もたなそう
「うわ んまぐなさそ~(美味しくなさそう)」と 大ブーイング
「あ、んでも 味はいいよ」なんて 褒めてんだかけなしてんだか
で 気付くと 皿が空に・・・
あんたらこの先のこと考えてないだろ~!?
しかし ウエットティッシュはぜいたく品だから 切って使うように~とまで言い出した 「もったいない婆」のわたくしこそ
わけわかんない パンケーキもどき焼いて 鍋焦がし
「洗う水 もったいないだろ」と 叱られる 
食器全部舐めて そんなに水使わなくて済むようにしちゃる・・・つって 「莫迦」よばわりされる くう
粉もの活かして 蒸かし饅頭風・・・も ごはんもの というより 
飲茶のお楽しみみたいになっちゃうし
うたかたの贅沢で 弾けそうでした
やっぱりご飯は 白米だ!と もと米屋の息子父
電気炊飯器使えぬから 鍋で炊く・・・と 出動するも
感覚鈍って 焦がしちまい 次の日母が 美味く炊いて 面目無し ちみっと ぷんむくれ
「・・・でも 美味い」と言ってました
17日 電気通ったものの 冷凍庫にいた 
原形をとどめぬほどにいっちゃった バナナだったもの・さかなだったもの・アイスクリームだったもの・野菜だったもの
食べるに追いつかなかった あれこれ食材さんたちとは さよなら・・・合掌
こんな時期に 与太言えるなんて ほんとにぜいたくですすみません

薄い眠りの中で

2011 年 3 月 17 日 木曜日

安心音発生源余震続き
みりみりみりみり と 自分の痙攣なのか
地球の身じろぎなのか 夢うつつで 目を開ける
ふと 布団の上の ぴちこさんをなでると
ごろごろごろごろ と 振動音
それだけで安心もらって また 薄く眠る
猫様に助けてもらう

きっと うまくいくよね

2011 年 3 月 17 日 木曜日

信号全く点かぬ 町中・・・つっても 角田の田舎町で たかが知れてますが
交通整理もいないのに しずしず譲り合って 交差点が 流れている・・・すごいぞ
まだ ガソリン問題を 重く見ていなかったもんで
水汲み二日目 疲労蓄積せぬよう
歩いたって 5~6分ちょっとなのに 車で行っちゃいました
給水 初日よりも スムーズに 流れている
列は 南側になってて 寒くないし
給水車も二台・・・多治見と阿賀野!? 岐阜県と新潟県から きてくださっていたのね ありがとうございます 最敬礼
しかも 給水ホースの先に 手作りノズルがつけてあって
ちっこいペットボトルにも 対応できるようになっている
「おう おはようっす~! 無事で何より~」と 河北新報専売所の目黒さん 号外片手に 列に配って歩く
命ありゃ なんとかなるもんだ~ なんて 
悲惨すぎる新聞写真を ぎゅ と握りながら 笑いあう
まだ連絡つけられぬ状態のままの あのひと このひとのことは 気がかりだけれど
きっと こうしてつなげていけば
いつかきっと・・・
言葉を 飲んだまま とりあえず 笑顔で わかれた 
きっと きっとうまくいくよね

ならぶならぶならぶ

2011 年 3 月 17 日 木曜日

大地震 一夜明けて
12日朝 水が完全に出ないことに気付く
トイレ 流せませんがな
いつもなら 一番最後に 風呂に入って 風呂掃除して水を抜くわたくし
木曜夜に めんどくさ病で 風呂に入らず掃除もせずそのまんまにしておって
んでもって 金曜の地震・・・土曜朝も 風呂には 残り湯がありました らっき
・・・とはいえ 激しい揺れに なんと 浴槽の水 ざっぷんざっぷん 半分以上 脱衣所のあたりまで こぼれてはいたのだけれど
で 「あんたの めんどくさ病も 役に立つことあるのね」などと言われ ちみっと 得意
でもこれだけでは どうしようもない・・・と言っていたところに
給水車が 市役所にやってくる・・・との広報車
ああ こういうときの行政力 ありがたし
さっそく ははあんちゃとともに 市役所へ・・・列の最後尾が見えぬ
九時半とはいえ 庁舎の陰に並ぶと 北風ぴゅ~で すぐさま 鼻水
南側に並びましょう・・・とか 言いたいけれど
わたくしに何とかできる 長さでもなく 怖気づいて 黙って並んで待つ
じり じり と 列が進んで 日向に出た方々が 和んでいる「やっぱ おてんとさんは あったけえわ~」
我慢できず 時々 列を離れて 日向で 温まって戻る人も・・・わたくしもでしたが
はるか前方にて「もう水ないんだってよ」の声
次の 給水車くるまで 40分くらいだと 
あああ 待ちましょう
・・・んがしかし 二時間並んでも 車さえ見えぬ
でも 二時間立ってやっとこ「このまま列乱さずに 南側へお回りください」と 市職員の方 ありがとう 黙って並んでごめんなさい
やっと 来た次の車 ポリタンク 十数個しか積んでいない 臨時っぽいもの
案の定 数十人で 終了・・・と思いきや また次の給水車が
なんとか 2時間半くらいで 辿り着けました
そのあとは 食料品の買出し
近くのスーパーに 並ぶ・・・開くのかどうかも 不確かなまま 
・・・と ここも なんとか 二時間くらいで辿り着けた
「出ている商品 お1人十点だけです」 と 入口近くに 並べられた商品見て
だめでもともと すみません 猫の食べ物なんですが などいったら 店員さん固まる
大混乱の中 半ばパニックの店長さんまで 伝言が行って 
案の定 渋い顔で叱られました
「ペットがかわいいのはわかりますけどもっ! そんなことするとね・・・」と おっしゃったあと 「ちなみにどんなんですかっ!?」
ああああ ごめんなさいごめんなさいしながら 結局 買わせていただきました
すみません非常時の わがまま客 
苛つかせてしまったことで 申し訳なさに 疲労困憊・・・涙にじむ
買い物終了して ご飯準備しているうち 薄暗くなってしまう
でもこんなんで へこたれるわけいかぬ
そんときゃ まだ うっし~ 行方不明だったもんで
あいつ 非常時に気を遣って ご飯くわんでもいいように 行方くらましてんのかね なんて いいつつ うなだれる家族
そんなこんなで 二日目の夜も更けたのでした

アロマな夜

2011 年 3 月 17 日 木曜日

灯りを選ぶ余地有り小学生の頃から 蝋燭好きで
あれこれ集めてました
動物の形 長いの短いの 香りのするもの
そんなん集めてどうすんだ!と 半ば叱られていたものたち
大活躍でした
停電の夜 ほうれ 役立ったろうがぁ!と いばったら
なんか 臭い・・・だと
まあ 食事時に アロマキャンドルは よろしくなかったね
次の夜から フローティング(水に浮くやつ)の無香性にしました
そんな ちっちぇえことで もめるのも幸せ

甘く見てました

2011 年 3 月 17 日 木曜日

以前とあまり変わらぬという人もいるが地震話続きで すみませぬ
昨日 やっと不安定ながらも 通じ始めた 携帯電話に
安否気遣ってくださるメール(便乗クソメールも含めて) どが~っと 121件
一回で受け取れず 携帯充電カセットの電池 交換しつつ
涙ながらに読ませていただきました
・・・で そんときどうだったの?と 落ち着いたことがわかってくれた方々から
「ちょっとずつでいいから 教えてね」と 言っていただいたのでそりゃ怖かろう
くだらん話ばかりですけど・・・ 
その日 わたくし あるかもしれなかった仙台での リハーサルがなくなり
部屋で 片付けものしていまして
ぐらり と来た瞬間
ああ この間(9日)の 余震かな なんて
すぐ収まるものと思って たかをくくりまくり 片付け続行
が しかし その横揺れたるや 真っ直ぐ立っていられぬほどしばらくびくつく
立ち漕ぎブランコのように揺れる 部屋の蛍光灯が 天井に当たらないように片手で押さえ
もう片方の手は 高いところにおいてあった ばあちゃんのでかい葛篭を 
落ちないように・・・でも もう どうしようもなく 滑り落ちそうなので
中身を少なく軽くしようと 和服類をバンバン 中から出して 下に落とそうと 場所移動
どしゃどしゃと 落ちる 本のなだれの中
まだつづくのかよ~うそだべ~?なんて 言いながら
ふとみたら さっきまでいたところに
三段重ねの衣装ケースが ごしゃ と 落ちていた・・・間一髪
壊れたもの たおれた箪笥あれど
そんなもの 命に比べりゃ なんてことないです
一家 それぞれに無事
わたくしが部屋で 挟まっているのではないか?と 心配され
あんちゃが 様子見に来てくれました
何でこんな時にこんな中にいるのか?と
ぴち ぷちパニックになり 屋根上で しばし にゃ~にゃ~鳴いて(普段「ぴっちっちっ」てな鳴き声のくせに)部屋に入らず
うっし~は 慌てて 庭を駆け出したまま 二晩戻らず
余震で なかなか眠れぬ というよりも
こんな中 うしは どうやって過ごしているのか なんてなことを思って なかなか寝付けず
ま 二日後に これまた 鳴かない猫だったのに「にぃ~にぃ~」鳴いて 帰ってきて 庭にうずくまり みんなに よかったよかったと なでりまくられてました
まずは 不便さも みんな揃えば何とかなるさ と
創意工夫中です
色んな方々に助けられて ありがたいです
こんななか 便乗窃盗・詐欺とか
「天罰」発言 なんて 大莫迦やろうもいるけれど
人の心根に 灯る 希望の光が救いです

それぞれの3.11

2011 年 3 月 17 日 木曜日

特別な数字になってしまった 3.11という 日付
新聞に「それぞれの生死の境目を分けたのは何だったのだろうか」なんて 書いてあったけれど
きっと すべて 理由も意味も無くて
ただ偶然 そうなってしまった事実があるだけなのかもしれない
つないでもらった命には 意味があるんだよ・・・と 言っていただける嬉しさの反面
では 断ち切られたものの意味もあるのか?あってはならないだろう と 
考えれば考えるほど 苦しいことになる
すべて抱えきれない 事実を目の前にして
とにかく 今 生きていく
生きる術を つないでいく
誰かと つないでいく
沈み込まずに 前向きながら・・・
きっと ふざけたやつめ!と 不快感を感じる方もいらっしゃるかもしれないけれど
それが わたくしサイズの 「術」なのかな・・・と 
どうか そんな形で やっていくこと お許しください