愛用の　雪駄は　いつも　仙台の　（有）ますや履物店で買っていた
他では　あまり扱っていない　裏がアメゴムのタイプ
浅草の業者さんに頼んで作ってもらっている・・・てなものだそう
おされ♥な　鼻緒の草履・雪駄は　数々ある
そういうのは　大抵　裏が発砲ゴムというのか　ウレタンソール　
柔らかくていいのだけど　すぐ磨耗して　濡れた道で（とくに　店舗内のつるつる床・大理石などの床）すべる
雨の日に　履くな　っつうはなしですが　多少の雨なら　濡れてまいるのですもん
今履いているのは　もう限界に近づいてて　思い切って　新調しようと　昨日　（有）ますや履物店へ
（どうでもいい　余談ですが　ちょいまえの「ぬかるみはまって　さあたいへん」　おぼえていらっしゃる方・・・今履いているのは　あそこで　めきめきべろべろになったものではなく、下駄箱の奥につっこんでいた　ちょっとだめになりかかりの　古いやつです。　とりあえず　つなぎとして　履いておりました）
で、いつものアメゴム雪駄　このごろもっぱら　白鼻緒
赤しか店頭に並んでいなかったもんで　白ないですか？とご主人に訊くと
「ああ　アメゴムの？いや実はね・・・」と　取り出したのが
「頭のよくなる文具セット」だったかも開発なさった、ドクターホッキーこと　堀切川一男・東北大学院教授との　共同企画開発にて　このたび　新しく「スベリにくい履物シリーズ」で　作った雪駄
RBセラミックス粒子配合　氷の上でも　大丈夫　てな話
「企画・開発/杜の都仙台　（有）ますや履物店　東北大学大学院・堀切川・山口（健）研究室」
「協力/（財）仙台市産業振興事業団　仙台市」
なんだか　大それたことになってしまったけど
常に　履きやすい履物に　こだわりを持っていらっしゃった　ますやさんならでは！と　感服いたし候
これからも　お世話になる　所存でござりす　

はじめて　それに目をとめたのは
もう　ずうっとずっと　むかし
むこうに　なんかある　ゆらゆらゆれてるよ・・・と　言ったら
「あれは　『逃げ水』っていって　太陽のいたずらなんだよ」と　じいちゃん
けむりにまかれたような　？のまま　でも　ふ～ん　おもしろいねえと　丸ごとのみこんだ
しばらく　あ！逃げ水だ～　まてまて～　なんてはしゃいでいた
その後　父の車で　逃げ水の話になった時　父は　少し科学的な説明をしてくれた
反射だか　屈折率だったか　蜃気楼の話とか
へえ　と　ある程度納得してしまうと
それから　あまり　気に留めなくなってしまった。
昨日　「逃げ水」を見ながら
科学的なことがわかっても　ありゃ　やっぱり逃げてる水だよなあ　と　思った
説明されても　月は　やっぱり　山際の昇り・沈みかかりが　大きくて　わくわくするし
虹は　光の分散なんだけど　光の扇子を　広げたようで　うっとり気分になる
理屈を聞いて　すべてわかってしまった気になって　何かを手放したのは　自分のせいなだけで
理屈がわかったからとて　わくわくな思いや　うっとり夢みることまで　見失うことでもなかったんだな・・・なんて
うまくいえないけど　だいぶ時間がかかって　自分の中の　納得に辿り着いた感じ