2017 年 11 月 3 日 のアーカイブ

みどりこさん その後

2017 年 11 月 3 日 金曜日

放浪みどりこさん

結局 畠の こぼれ種から ちょいちょい芽を出してる 山椒小苗林のとこで

落ち着いたらしく

初めに乗っけた 葉柄まずら 食べきった様子

ここなら 近くに 小苗あるし

なんとか しばらく しのげるかなぁ

小苗を 植木鉢に移したのを 室内に保護して

近々まぢまぢと 見つめていたい気持ちもあるけど

ま しばらくは やはり 自然環境に いてもらった方がいいよなぁ

乗りきれ~♪

祈る思いで 見入る

整理整頓キャンペーン

2017 年 11 月 3 日 金曜日

冷蔵庫 整理整頓キャンペーン

勿体ぶらずに 食べられるものを食べてゆく

しかし 無謀なる 冒険的食材は

申し訳なさに 手を合わせながら EM肥料の一員になっていただくべく 移動していただく

まんず

発掘されたる EM要員は

毛のはえた ジャム

永久凍土的 冷凍庫の奥から

母が倒れる前 賞味期限(四年前の一月)の あぶらーげとか…

あぶらーげくらい 食べられるかな と 心 揺れたものの

「お願いですから(おかずに)使わないでください」と

標準語で お願いされちまった

ま 今回は お言葉に従いましょう

大豆の唐揚げドライフード(賞味期限過ぎて一年もの)は 使っても良い…よね?

みどりこさん再会

2017 年 11 月 3 日 金曜日

昨日の朝

山椒小苗の みどりこさん

まだ 残りの葉で 充分かな と たかをくくっておりましたらば

今朝 その葉っぱを 八割ほど 食べて

ここではもう暮らせぬ と 判断したか

みどりこさん そこから 消えてしまっておりました

何者かに 連れ去られたのでないといいな と はらはらした思いもありつつ…

もう どこ探しても 再会は 叶わぬであろうか と

それでも しばらくは じろじろうろうろきょろきょろして

探してみたものの

見当たらず

そろそろ 昼御飯の支度もせにゃならんしな と

踵を返した 次の瞬間

犬走に 気配

うおおおおぉ!

東への 旅路の途中の みどりこさんではないかっ!

そっちの方向に 柚子の木や 山椒があることを 感じての 移動なのだろうか?

いずれにしても すごいぞ

このちっこいからだで 大冒険だぞ 感動するぞ

余計なお世話様なのだけど

うっかり 踏んづけやら かっさらい防ぎたくて

つい 指に乗っけて 柚子へ 移動してしまった

しばらくふがふがうろうろして のち

じっとしてしまった

むぅ

気に入らんのかな?

やはり 食草 変わるのは うれしくないかな?

しばらく様子見

でも 再会できた うれしさで うずうずうきうき

ちょ とした ちくちくとげとげの出来事も

本日は 寛容に 受け止められるでありますわ

わはははは

光に あずける

2017 年 11 月 3 日 金曜日

掘り下げてゆけば

さびしさや 

ざんねんな思いは 

相変わらず そこにあるのだけれど

紫式部の 丸々とした 実が 照らされていたり

おひさまと 埃の匂いを 纏った 牛太郎が 足元に まるまったりするので

とりあえずいまはなんなく生きていられるではないか と 思い直す

心持ちを 

まるまって 日向ぼっこしているみたいに

光に あずける

和合さんのことば

2017 年 11 月 3 日 金曜日

わたくしではない ひとの 思いなのに

その ことばたちの 行間に

わたくしが おり

はっ として

泣いてしまう 昼下がり

人と 場所と

具体を 剥がしてゆくと

その奥に

肌なじむような

共振が あるのだな

日々に流されて

置き去りにした思いに 再会したようで

いつも あぁ と 引き戻される

和合亮一さんの ことばに

擦り傷を 撫でてもらう思いにもなった

そう深くはない 傷なのに

たまには そうして 甘えたことを 言ってみる

↓↓↓↓↓

歌でも
歌いたい
ところなんだけど 
窓にもたれて 
夜が更けていくのに 
まかせて 
口笛を吹いてみる 
心の中で 
ずっと 
風が吹いているから 
口をすぼめて 
息を 
優しく 
涙が出てくるね 

×

さびしさは 
果物の内側にある 
それを探し当てたくて 
わたしはナイフを入れる 
甘い果肉も 
したたる汁も 
いらない 
たった一個の 
泣きたくなるような 
種子が 
真ん中に 
確実に 
あればいい 
皮を剥けば 
涙が流れる 

×

あきらめることに
慣れてしまって
泣いてみたところで
何も見つからなくて
それでも
あきらめない
気持ちだけは
持っていたい
それだけは
あきらめたくない

×

忘れられない
声の感じや
覚えているままの
言葉や
あなたの笑顔や
しぐさがあって
ときには
とても
寂しくなる
そんな
風の吹く
胸のあたりから
夕やけがはじまる

×

袋に
入れられて
土に
埋めら
れていた
土が
掘られて
袋ごと
運ばれていく
「中間」
とは
何と
何の
間なのか

×

電車の
ドアが開いて
無人の駅の
近くの家に
つながれた
犬の鳴き声が
聞こえてきて
扉は閉まって
列車は駆けていく
あんなふうに
叫んでいる
自分を
残酷に
残して

×

生きている
自分が
みじめだから
生まれ変わる前の
わたしに
話しかけてみる
どんなふうに
変わりたいと
思っていたのか
風で木が倒れていた
朝の夢のはなし

×

わたしを
すこし
許すような
気持ちで
新しい
豆を挽いて
ゆっくり
コーヒーを
淹れよう

×

今日も
あなたは 
頑張っています 
よく
知っています 
あなたは 
わたしの 
希望です 
どんなに
悲しみが 
深くても 
あなたには 
やっぱり 
笑っていて
欲しい 
あなたこそが 
わたしの 
明日だと
想うから 

×

夜更けの
家明かり
四階建て
アパートの
ベランダで
星を眺めている人
それは私です
誰もいない通りを
息を切らせて
走っている人
携帯電話で
恋人と話して
涙ぐんでいる人
階段の
電気を消した人
誰もが
私です
列車の窓から
ずっと
眺めている私です

×

許すとか 
許さないとか 
そのような 
問題じゃない 
あなたと
生きている
それだけで 
全てが 
許されてくる 
そうなるといい
そうなるといい

×

こんなにも 
想っています 
そのことを 
伝えたいと 
想うだけで 
「想う」
という
言葉が 
わたしの 
真ん中で 
行列を 
作っている 
とても 
すごい 
長さです

×

あなたの夢を 
わたしは知りたい 
あなたの望みを 
わたしは知りたい 
あなたの幸福を 
わたしは知りたい 
あなたの未来を 
わたしは知りたい 
あなたの道を 
わたしはたずねたい 
一緒に 
歩いていきたい 
あなたの涙を 
わたしは流したい 
あなたの怒りを 
わたしは受けとめたい 
誰と 
あなたと

×

風も 
雲も
川も
木も
新聞も
コーヒーも
昨日届いた手紙も
買ってきて読みかけているヘミングウェイの短編集も
聞き古しているマイルスデイビスのLPも 
きみが暮らしている街も
福島も
世界も 
この
タイムラインも 
ぜんぶ 
きみだ
きみの今だ 
だから 
自分に
嘘を
ついちゃいけない

×

コップ
一杯の水に 
あなたのこと 
心のぬくもりを 
想う 
涙ぐましくなる 
わたしは 
怒ったような顔をして 
ただ 
見つめている 
それは黙ったままだ 
ああ 雨は 
さっきから
心 いっぱいに
降っている 
だから
飲み干す