掘り下げてゆけば
さびしさや
ざんねんな思いは
相変わらず そこにあるのだけれど
紫式部の 丸々とした 実が 照らされていたり
おひさまと 埃の匂いを 纏った 牛太郎が 足元に まるまったりするので
とりあえずいまはなんなく生きていられるではないか と 思い直す
心持ちを
まるまって 日向ぼっこしているみたいに
光に あずける
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