ないものを　見ようとして

足掻く

いない手を　繋ぎ止めようとして

くずおれる

「ない」を　受けとろう

まずは　そこからはじまるのだ

「ある」に　造り上げてく

「いる」に　繋げる

底力　

みせろ

ダンスの力研究所の　難波さん

以前　仙台の　定禅寺通で　やった　オープンエアダンスフェスティバルとか　２×３てな　アートイベントで　ご一緒したのだけれど

ゆっくり　お話しする時間も　あまりなく

でも　少ないながらも　やりとりのときに

なんと　聞き流すでなく　

立ち止まってきちんと受け取ろうと　なさるかたなのだろか　と

感じ入ったりもしてましたる

そんなこんなの　ご縁で　ちょ　と　ご連絡いただいたり

昨年の『道化が　語る　ものがたり』にも　来てくださったり

…あらら　なんだか　いただくばかりですがな

その流れのなかで

難波さんが　書く方の　作品も　発表された　てんで

それが載っている　文芸誌を　受けとる　を　口実に

再び　お会いすること　叶いましたる

日程を　定める　やりとりも

改めて　お話ししたときの　やりとりも　

やはり　丁寧に　受け取ろうとしてくださる

わたくしの　与太ネタさえ

よい解釈に繋げようという　心向き

自身の暮らしを生きて創作をしてゆくということを　尊重してくださり

観てくださった作品からも　そんなあたりの　手応えのことを　掬い上げて　撫でるように　伝えてくださった

なんとも　やわらかに　善良…てな　風が吹いてくるようでした

そんな　心に沿おうとする　難波さんの作品

たのしみに

丁寧に　読ませていただきまする

優しい時間を　ありがとうござります～♪

どんなところへいってきたの？

どんなものを食べてきたの？

どんな風に生きてきたの？

読めたらいいな

でも　読めたらこわいかな

あなたの耳石を　埋め込んだら　

その来し方の　海の色など

懐かしく　見えるのだろうか

波のやりすごしかたを

身の潜め方を…

舌を　沿わせて

しばし　思い　たゆたう