2016 年 3 月 27 日 のアーカイブ

ホタテの貝の上

2016 年 3 月 27 日 日曜日

本日 あんちゃ ばんげは 外食だ てんで

あんちゃが 苦手だから…と 避けておるものを 用いた メニューにしてみる

ホタテ稚貝で 炊き込みご飯など いかがか?

誰にも訊かずに やっちゃうけど…

過去にやったことなんてないんだけど

あの 貝の 表面についてる ぐるぐるりが 見たかった…てのもある

ゴカイの一種らしいけど

前に 茹でて 引っこ抜いて 食べたら

シャコ海老みたいな 味わいで 

なかなかに んまかった

本日は 茹でる前に

レンズで まじまじ見てみる

うぉ…

なかなかに 素敵な お姿

引っ張り出してみたら

蚯蚓のような肌あいなのね

口の辺りなんて

目黒の寄生虫館に 並んでる子のようでもありますな

うひぃ

まぁ 毒だとか

寄生されるとかでないけど

この姿みて 食べたい食べたい♪

…とはならないかな

まぁ わたくしは へっちゃらなんですけど

家族らを 巻き添えにはいたしませぬ(この子らは 炊き込まないからね)

台所 そして 庭

2016 年 3 月 27 日 日曜日

台所窓辺で

わっしゃわっしゃと 伸び

なかには 白髪のようになってきた

豆苗草むらこんがらがっちゃったさんを

外へ 連れ出して

梳ってみた

なん十本あるだろか?

地植えしたら 駄目になるかも…と

不安はあるものの

ちょいとあちこちに 植えてみる

全部 根付いて グリーンピース実ったら

豆やさん 開けそうですわ

…なんつって

とらぬグリーンピースの豆算用

しかも すべて 植え終えてないのに 挫けてるし…

腰に 無理が来ないよう 一服しとるとことはいえ

腰重くなってる

むうぅ

蓮の 水盤

がしょがしょした 茎らを のけて

水足して置いたら

鶫(つぐみ)が 水浴びしはじまった

あわわ

蓮の根っこには 支障ないかとは 思うけど…

んでもって 水浴びてる 鶫を

雀っこさんらが 縁に留まって 見てるという

なんか 楽しそうだなぁ

うれしそうだなぁ

うれしいなぁ

仲間に入りたいなぁ

薔薇の病葉(わくらば)を 摘まんだら

比較的 健やかそうな 葉柄まで もげてしまい

ああぁ すまぬ と

水に挿しといたら

若葉が 育ってきた

ややや?

挿し木できるよな 枝でもないかな?と 思いつつ

どこまで 育つのか 見せてもらおう

水しか 吸い上げてないのに

みるみる いきいきぴかぴかなもんが 生えてくるって

すごいことだよなぁ

「おまえなんかきらいだ!」

2016 年 3 月 27 日 日曜日

おまえなんかきらいだ!

おまえなんかきらいだ!

おまえなんかきらいだ!

おまえなんかきらいだっ!

凍りつく ことばの奥は

受け入れてもらえないことへの 拒絶

愛されたい思いばかりが 肥え太っていくのだ

私を愛さないおまえなんかきらいだ…と

私を愛してくれよ…と

こんなにも求めているのだよ…と

やがて 気づいて

光へ向かって 愛を 放つ日が くればいい

珠の中の朝

2016 年 3 月 27 日 日曜日

枯れ草の 溜まりの 陰で

こっそり 光をつかまえていた

その光に 誘われて

うっかりとらえられてしまった

主が現れるまで

うっとりと 供する 生け贄の 覚悟を きめる

光る珠の中の 朝

愛しさの迷宮

2016 年 3 月 27 日 日曜日

愛しい お前

その目 とらえたくて

追う

求める

皮膚の境界線 越えて

ひとつになりたいと 

乞う

願う

お前を 呑み込んでしまえたら

何をするにも ひとつだ

やることなすこと見るものすべて 重なる

お前は わたくしで

わたくしが お前になるのだ

なんと 完全

なんと 甘美 

そんな想いに 酔いしれながら

お前を呑み込んだ

しかし 気づく

ひとつであるのは

お前が見えぬということ

お前を追い求めた わたくしの目は 

お前自身のものとなり
 
乞い願う 渇望 という 甘美を 失った

完全であるという 失望

そして わたくしは お前であることを やめた

お前であるという 視点が 引き剥がされた この目 の 欠落感

しかし よみがえる 追求 

甘美

愛しいものと ひとつになりたい なれない ならない なりたくない 愛しいまま求めていたい…

求めながら 求めきらずにいる

欠落と 矛盾の歪みを いだく

愛しさの 迷宮

眼孔の 虚に

かつて 求めるために てばなした お前がいたのだ

鏡の 奥から

瞬く いとまに

甦った 遠い日の 記憶