2014 年 4 月 16 日 のアーカイブ

ぴょい♪

2014 年 4 月 16 日 水曜日

毎年 今頃

すずかけの木から ぴょい♪と

豆のように あらわれる

うぶうぶな 新しい葉っぱ

すずかけうぶちゃん

うおぉ♪

まぶしいね

やわやわだね

ういういだね

この木肌から この姿

土の中から吸い上げるものに 入っていたわけでなく

幹のなかで あらかじめ作ったわけでもなく

まさに ここで この生成!ですかね

なんか この一点に 世界

んもう 敬服至極

高級エステで いやされろ

2014 年 4 月 16 日 水曜日

本日の母

ここ数日の ちみっと下向き加減 MAX

さっぱりよくなんねぇ の

迷惑ばっかりかけてる の

痛みとれない の

動かねぇ の

以前「どん底まで 落ち込んだから あとはあがるだけ」なんて かっこつけていってましたけど

こぼし具合や 声の色合いをみると

なんとなく まだ 言葉だけの感じでもありましたもんで

こんな風にまた ゆれるの 

覚悟はしておりましたさ

わたくしだって ぐだぐだに揺れる性格だもの 

なんとなく わかんのさ

保育仕事のあと 

舞台衣裳検討のため すこぅし 遅めに 帰ったのだけど

わたくしも ちょいと 疲れ顔してたからか

いつもの「疲れてっとこ 悪ぃげんとも マッサージおねがい」の 声もなく

父の助太刀で 部屋に引っ込んで 

ほどなくして ひんひんひ~ん と(馬か!?)泣き出したようす

わたくしそのとき 茶の間にて もそもそ ご飯食べてたのですが

耳の良いあんちゃ「かぁちゃん ひんひん泣いてるよ…」とな

あんちゃ…聴こえたんなら 困り顔するだけでなくてなんかさ…と 言ったものの

「いや…だってそりゃそんなの 困るでしょ」と 言ったきり 困り顔のまんま

むむむ

すぐ出動せず 様子うかがい 

食後 部屋を覗いたら まだ ひんひんしてまして

マッサージしながら 話す

たかだか 倒れてから 七ヶ月しか経ってなくて

いなくなっちゃうかもしれないのに 生還してきて そんだけでもめっけもんなのに しかも半分動くくせに 父なんか 抗がん剤の副作用手足のしびれと 五年も付き合ってるし 何を焦ってるのかこの母上はよぉ…

迷惑とか言うけど いままで さんざん わしらが母にかけてきた迷惑から考えたら こんなもんハナクソみてぇなもんだし むしろ いろんな新しいこと面白がってやってるんだからね

むしろ いままでの わしらの迷惑の数々が 母の病気を作り上げたのかもしれないのだよね

すまぬよ まだまだ泣くとこぢゃねぇよ

大いばりで 十年くらいかけても良いから 気長に諦めずに期待しすぎずにめげずに…いや欲張りすぎだな

たまにめげても良いから のったりのったりと いのちのありがたさ 撫でながら やっていこうよ

…なんてな

わたくしとて 言葉ほどの 気丈さなんか持ち合わせてないのですけど

いつかみた 西部劇の主人公みたいに 勇ましく 気丈な言葉を ひゅんひゅんひゅんっ!と 振り回して

遥かな 先へと 放り投げてみる

そこへ繋がる 綱なのか か細い糸なのか…

いずれにしても 望み 放すつもりはない

そんなこと言ったり 思ったりしながら

マッサージ終わる頃

母も少し落ち着いてきた

あれ頼むこれ頼む の 母姫気分も 復活したり

「あやこの高級エステだね」

ラ・カスタの オーガニックマッサージオイルですわよ奥様♪などと 与太とばしたりもして

まぁ なんとか そんなこんな お湿りも たまにはよかろ

偶然を生きるものたち

2014 年 4 月 16 日 水曜日

顔本(Facebook)おしらせで みかけた

求龍堂から 出版された『今井龍満作品集 偶然を生きるものたち』

かっちまいました

ううぅ 

その手を 用いているとはいえ

すべて計算しつくせぬ えなめる液体の 滴りが描く線を

作品へと繋げてゆく

その力業

そして きっと 作者本人も 思いもかけぬ場所へと 抜け出てゆく感じ

なんだか 思いや現象や そんなこんなの 躍動が たまらん

んでもって どこへ向かってなのかよくわからぬまんま

あぁ くそぅ 作品とはこういうものであるのかもしれぬなぁ などと

ふにゃけた 胸のうちにある 空気を 

しううううぅ~っ!と吐ききりたくなったりもして

なんだか 歯がゆくさえなる 夜

花鯛さまに ごあいさつ

2014 年 4 月 16 日 水曜日

本日の夕食買い出しの前に

何いいかなぁ…と 父に 問うたら

「ぶた!」と一言

こことこ 満足に肉食ってねぇ などと言いたげ

鶏肉を 肉として扱いたくない父

しかも 黙ってると 魚やら 野菜やら 茸やら 買ってしまう わたくしですんで

豚肉飢餓感 つのってきているようす

わかりましたわかりました

今日は ガツンと肉にしましょう

…と 出掛けた日に限って

良い魚が 出てたりするんだよな

迷ったあげく

豚肉の他に

明日の分と 称して 四切れの魚と

わたくしの 道楽食材として ちだい(花鯛)買いましたる

以前 餅米の 古古古米再生プロジェクトで

人生初 鯛飯なんぞつくって

なかなか良い感じだったもんで

普通のご飯でも やりたくて うずうずしてたのでした

でも ふだんご飯に 

わたくしの 博打的要素が入ってこられるのは いかんともしがたい!てな 不安げな眼差し向けられたので

皆さんの普通ご飯は別に いつもの 父担当ということにして

特別わたくしの道楽調理に とどめることになりました

うまくいったら 分けて差し上げるわよおほほ♪なんて

すかしたことをいってしまいましたが

まぁ なんつうか 結果は

ちょいと 残念感漂う やわやわごはん

思えば きちんと時間みてるわけでもなく

経験に裏付けられているわけでもなく

穴から出てくる 湯気の感じ なんてあたりで

適当な勘みたいなもんで やったからなぁ

この 身をほぐして 混ぜたやつ

なんの情報もなく ぱっとみたら

「何!?この ぐぢゃぐぢゃご飯は!?」と 思うよ わたくしも

でも ま 味は良いのですけどね

翼のような この花鯛ちゃんの記憶記録のふたひら…耳石をみながら

なんだこ すまぬ でも きっちり最後まで いただくよ と

ご挨拶などしたりもして