

今日は おらいのじいちゃん 生誕記念日
逝ってしまってから もう40年経っちまうのか?
ついこの間のようで
遠い昔のようで
あれれ て 思う
むづぉーさんが わたくしの じいちゃんであってくれたことで 今 こうして生きられてる感じが とても強い
一歳なってすぐ 押し入れから落ちて
「誤診」重なって 硬膜下血腫となって
もう死んじゃ見込みのとこ
一命を取り留めさせてもらえて
大学病院の廊下で わたくしを肩車して 軍隊ラッパ吹きながら 行進しちゃったとか
想像すると ちょっと 戦慄するような逸話あったり
頭の手術の傷を 「ハゲ」と からかわれ
中学くらいまで「ハゲ」ということばを 発音できなかった とか
そのあたりで いつも「どうせあたしなんか虫」を 心中に棲まわせているようなところあって
卑下の心持ちに落ち込こんだりして
そうすると 決まってじいちゃんが
「『あがぢゃん(概ね 傷のことをさす むづぉーさん語…その他にも 傷のことや それにまつわる わたくしの呼び名が もんのすごく 特殊で 人に聞かせると「!?」てなる)』が あんのは あんだが 死んづまうどご 生ぢ残った勲章なんだ あんだば からかうほでなすどもばじいちゃんが 軍刀で 叩っ切ってける!」とか すごい剣幕で ごっしゃがれ(しかられ)
こりゃ からかってきたものどもの命が 本気で危ない…と 心配にさえなった
傷のことに わざわざ 呼び名を付けられて そこから派生した 名前を呼ばれるのが
…しかも 町中で見かけると 道のとおおい むこうからでも 大声で 呼ばってくる人だったので(自分の娘たち母や おばたちにもそうであったとな「わがむすめよおおおぉ!」とかね…大ホールのオペラかよ!?位の勢い)
かなり 恥ずかしい とかも思っていたけど
そういうじいちゃんだったからこそ
勲章のこととして
長じてから 改めて 傷があったことをありがたい
そのおかげで 若干は 見えない痛みを抱えていることについて 思い巡らせる種を持てたのだと思う
おかげさまで こうして生きていられる
…とか 初心に立ち返るように思う日でもある
あんこ好きだったなぁ て じいちゃんを思いながら あんこを 食べたりする
誰かを思って 食べるほうが うれしい
おやつを食べる言い訳にしてるようなとこもあるけどな…ははは
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