迎え入れに 備えよう と
手を広げ
守り抜く思いに 満ちていた
待ち続け
報われぬことに 疲れはて
張りつめた 力
指先から 抜け
剥がれ落ち
血を流し 崩折れる
子宮内膜の 夢を見て 覚めた
涙さえ流れていた
おまえも わたくしであったのか
地に満たすこともできず
地に還すこともせず
幾度 と 数えることもなく ただ 流されゆくのは
哀しみであったのか
しかし この身 もろともに 崩折れ流すものか
溢れる血 いたみ
胸のうちの 地を 肥やせ
耕され 芽吹くもの
謡いに変えて
舞え
動きあらわしてゆけ
内側だけでいきるのではない
外側へとつながりいきゆけ
この血を
この地で
生きてゆくのだ
夢からだけでなく
目覚めた 朝
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