2016 年 9 月 28 日 のアーカイブ

名付けられない

2016 年 9 月 28 日 水曜日

なんだろう

あまりにもちがっていて

時によっても 違ってくるから

あなたのことなんて

自分のことさえも

よくわからない

でも

寄り添ったときだけ

重なる かげ

いろ

そこで はじめて みえる

ふたりのかたち

それぞれの思い

名付けられない

そのときだけ見えるもの

そうしてまた

何事もなかったように

それぞれに かえってゆく

またね の 約束もせずに…

黄色羽衣?

2016 年 9 月 28 日 水曜日

青羽羽衣(あおばはごろも)…だけど 黄色い子がいた

変異体とか言うのですけ?

まぁ こちらがわの名付けなんて どうでもいいや

どっちも めんこいちゃん

あぁ 何色でもいいから

からだにも 羽がほしいなぁ

こっそり

2016 年 9 月 28 日 水曜日

あんなに 光を受けて かがやく お花のように

笑いあってたのに

笑えなくなっちゃったんだって

どうしたらいいんだろう

報告だけをうけとって

やりすごせったって

無理

でも 余計なお世話様なんだよね

でもでも どうにか かたまったものが ほぐれたら良いとおもうんだ

でもでもでも どうしたらいいかは わからないんだ

…けど ちょっと そこへ でむいてみなくちゃ て 思う

こっそり

まだ 遅くはない

2016 年 9 月 28 日 水曜日

好きだからこそ

より良くいたいと思う

思うのに いられなくて 焦れる

傷つけちゃいかんな と 気をつかっているうちに

言い出せなくなって

口ごもる奥にある いずさが 擦り傷を つくってゆく

これ以上 傷つきたくなくて

瘡蓋にもならぬうちに

傷の 周りを 固めてゆく

固まってゆく

硬化してしまう

放った その 頑ななことばのうらがわに はりついている やわやわを 知っているよ

求めて伸びゆく やわらかな 根っこを 思い出してよ

台所窓辺に 挿した モロヘイヤの茎から伸びる 根をみて

あの日受け取った 涙のことを 思い出した

まだ 遅くはない