本日昼飯
母は デイサービスだったで
父と二人だけ
作ったのは スペインの 瓶入りポルチーニスープを 用いた
スープスパゲッティ
封切った瞬間に
あぁ これ 父は そんなに喜ばないかもな と 予測はついていたものの
賞味期限過ぎてるし(またかよ)
他のもん考えるの もう 面倒だし
玉葱と しめじと とうもろこしの力で 何とかしてもらおう と
ざくざく 切って ちゃちゃちゃっと 煮込んでみる
そもそも ポルチーニという 茸の 本来の味の 記憶もないし
たいした問題ではない…とはいえ
たいした魅力も感じられぬ味であることも 確か
うむむ と 低く唸りながら
出してみた
父も「むぅ?」と 唸るような声
「なんだ こいづは?」
スペインの瓶入りポルチーニスープを用いてこさえた スープスパゲッティだぁ
「あぁ 飯台さ ずっと 置いであった 色悪りぃ あいづが…」
確かに 色は 美しくない
「なんだ この味…わげわがんねぇな」
いや もともと ポルチーニが どんな味かなんて 知らねぇべ?
「なんで ほだもの買ったんだ?」
安売りしてたから…
「安売りになるっつうごどは だいたい 売れねぇがらだべ みんなも んまいど 思ってねぇっつうごどだべ」
まぁ そうだけども そういうのきっかけに 新しい味との出会いの扉を開くっつうかさ…
「俺はもう 新しい扉なんて 開けっこだぁねぇがら お馴染みの んまい扉だげ 開げでけろ」
ごもっともさまです
「作ってもらって言うのも 悪りぃげんとも…」
珍しく お小言のみでなく 労り言葉みたいなん 絡めてくれたのは
わたくしが 具合あまりよくなさそうだったからかも…
すまんね 気遣わせてしまって
たぶん これを このように用いるの 最初で最後だろうな
ポルチーニの せいではないんだけとね
すまぬ
でもちゃんと食べたよ(賞味期限切れてたとて 変なことにもなってなかったし)
最近のコメント