森床屋
本日 開店
あんちゃの 髪を 切る
今回は さほどの「虎」も 出現せず
ま 虎が 生まれたとて「そのうち伸びるし」と
取り返しのつかないことについて
いっさい お小言など言わずにいてくれる あんちゃですけどね
ただ「もみあげの左右が ちょっと違うね」と
いつになく 細かい 感想が 出ました
あんちゃなりに 気になりどころはあるわけだ
以後気を付けまする
森床屋
本日 開店
あんちゃの 髪を 切る
今回は さほどの「虎」も 出現せず
ま 虎が 生まれたとて「そのうち伸びるし」と
取り返しのつかないことについて
いっさい お小言など言わずにいてくれる あんちゃですけどね
ただ「もみあげの左右が ちょっと違うね」と
いつになく 細かい 感想が 出ました
あんちゃなりに 気になりどころはあるわけだ
以後気を付けまする
本日の ばんげの支度は もちろん お前なんだろうな…てな 空気 満ち満ちる 森家の 茶の間
やりましょうとも
墓参りの帰りに 買い物も済ませ
ヱビスさまの エール受けながら やろ♪と 思いきや
買い置きが ない
誰だぁ わしのヱビスさま 呑んだんはぁっ!?などと 胸のうちで
荒ぶる獅子が 吠えそうでしたけれど
まぁ ほら 不在許してもらっちゃったわけだしね
そこは 責めず おさめました
でも 呑むのを 諦める気持ちも 湧いてこず
ちょいと 忘れ物 買い足しに行ってくる…なんつって
安さを求めて 遠くまで ゆかず
早さを求めて
近所の コンビニエンスストアにて 購入
ぷしっ♪の 音を 合図に
蓮根きんぴら(性懲りもなく ココナツ油 生姜 塩麹もの)
鶏のからあげ
しめじじゃがいもあぶらーげ味噌汁…など
今までやったことない やり方の 唐揚げだったものの
まずまず好評
よき 締めの ひとときとなりましたる
虫やら 花やら
日がな一日 眺めてぼやんとしてたわけでもなく
墓にも 参りました
ちちははの分も「拝んできて」とか 言われ
しかし 草むしりなどしたのち
そんなことば ほろりと 忘れ
拝む段になって
誰かの分も…てな 気持ちの込めかたでもなかったかもしれぬ
のちほど ふと 思い出して
…て 言ってたよ とか 込めて 墓石など 見る
でも 思いって そこに 込めて 投げ掛けたりするのも どうなのだろうかね
いつも見ててくれるもんね と
都合のいい風に 思ったりして
持ち帰らなくちゃいけない おそなえ 食べ物 どらやき
本日は あんちゃと「烏に 残しちゃろか」なんて
いたずら企む わらすこのように
顔見合わせて くふくふ 笑って 辞す
よいお彼岸でござりました
わたくし不在の間に
よたよた父
なんやら やる気出しちゃって
庭の水道周りの お片付けやっちゃってまして
この間うっかり むしってくださりやがった 松葉ボタンの 生き残りの 種の可能性の鉢も
跡形もなし
…ちょっと 松葉ボタンの鉢は?と 問うたら
「忘れた」ですと
うちで 誰よりも 忘れたりしない父
そらっとぼけというやつですかそれ?
まだ 蕾とか 種とか あったはずなんだよ
この間も 言ったよね…
「んだってお前 あそこらごぢゃごぢゃで 整理しねえと」と
はじまりましたよ
いつも父が「俺はいいわけ聞きたくて訊いたんじゃねえ!」という 返しを つい 口にしてしまいそうになりました
ぶちまけても よかったのですが
その場で なにか言おうとすると きっと もんのすごく 角張ったものになるのな 言っても分かち合えない部分だな…などと
怒りというよりも
がっかりとか
切り替えないと わたくしが 腐る…と
口を閉じて その場を辞す
大切と思うものが 違うのも わかってる
懐柔したり 譲ったりしながら 折り合いつけてゆくのだよな
頭冷やしに そのまんままた 庭へ戻り
しばし 草ぐさの間にしゃがむ
かやつりぐさを 引き抜いたり
虫やら 花やらに 近づいたり
汗ばむほどに 日に照らされていたら
なんとなく 乾いてきた
前に 咲いて 知らず こぼれた種が
もしかして 来年 芽吹いてくれたららっき♪てことにしよう
志?半ばで むしられてしまった 松葉ボタンには 申し訳ないけど
その もしかしてのあたりに
繋がればいいな
そんなことを改めて 手のひらにのせて 眺めるようにして
甘めのチャイでも 淹れるかな と
家のなかに 入った
ちくちくなわたくしを見て
またかよこいつ…と 苛々したり はらはらしたり 呆れたりしたであろう 父と 母と あんちゃの分もね
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