2014 年 6 月 25 日 のアーカイブ

野菜の声に 連れてゆかれる

2014 年 6 月 25 日 水曜日

空耳ですかね?

いや たしかに 脳細胞の中の

聴覚に関するあたりで

震えとか 電気信号が発生してる感じなんだ

しめじを ばらけさそうと

袋から出すと

遠いところから ピアニッシモで

ラヴェルのボレロの 始まりの ドラムが聴こえてくる気がする

思わず かかげてしまうのだよ

ジョルジュ・ドンのも

シルヴィ・ギエムのだって

こんな角度で 観たことなんて なかったはずなんだけどなぁ…

でも たしかにそこにいたような気持ちになる

いや まてよ

バレエの舞台でなく

しめじだったことでもあんのか?

夜の台所は いつでも どこぞかへ とびそうになったり

野菜の声みたいなものに 手を引かれていってしまいそうで

スリリング

おかえり

2014 年 6 月 25 日 水曜日

新しいことや

楽しいことで

もうとっくに 忘れていたと思ってたよ

「んなわけない」なら

んなわけないってこと

ちゃんと おしえてよね

ちゃんと こっちも 伝えるからさ

忘れた頃に…なんていうけど

忘れる去るほど 難しいことって ないんだよね

山の奥だったり

海の向こうだったり
 
見たこともない 国番号からの

なんてことないところじゃないのに

「用事ってわけじゃないんだけどさ」…なんて 

なんてことない ことばが

寧ろ 嬉しいのだなぁ

いつものところに いること

いつも…を 懐かしく思ってくれること

ほんの 時々だとしても

おかえり て 

きっと 見えないしっぽを ひゅんひゅんに 振って

喜んで迎えるからね

また いってらっしゃい