花が降ってくると思ふ
花が降ってくると思ふ
この頭で受け取らふと思ふ
…八木重吉っつぁん　すまぬ
でも　花を
花びらを
頭で受け取れるところへなら
いつまでも立ち尽くしていたい
花死ぬる瞬間を浴びて
涙をそこへおいて
己の花の未練も土へと返すのだ

わけあったりなかったり…で
お外食事のはずが
帰宅して　ばんげです
閉店間際の　スーパーマーケットで
安売り刺身と
なぜか　ギャートルズの肉
まぁ　なんつうか…ぷしっ　なんてしちゃって
今夜は呑む

ほどほどに

あんなに降っていた雨が

ふ　と　やんで

街灯もない道なのに

やけに明るいなと思ったら

あら　千金の　月

思わず　車停めて

月に見入りながら　口ずさむ

『月光価千金』

勝手に作った二番

♪きっと　だれか　どこかで　月を見てるよ

もしかして　月に　映って　目が合うかもね…♪

足元の水溜まりにも　月

あぁ　なんか　得した気分

長靴じゃない　お友だちもいて

目指すところがあって

集団で歩くときは

「勝手に」水溜まりを踏まず「ちゃんと」歩かなくちゃいけない…のだね

まぁわかっちゃいるけどね

残念なんだよね

でも　昨日　ちょ　と　お漏らししちゃったさんと　一足先に　園に戻ることになったとき

わたくしもいれて　３人とも　みんな長靴

濡れちゃって　しょんぼりしていた　お子達に

靴のお友だち　他にいなくて　みんな長靴だし　もう濡れちゃってるし　帰りは　「ちゃんと」水溜まりを踏んで帰ろう♪

…と　言ったら

はじめ　ん？　てな感じだったのだけど

事情を飲み込んだか

ぱややん♪と　笑顔になり

「ちゃんと踏む～♪」と　歌うように　歩き出した

はしゃぎすぎて転ぶこともなく

３人手を繋いで　横一列になったり

縦長の水溜まりは　たて一列になったり

深いところは　濡れすぎないように　摺り足で進んだり

こっそり「ちゃんと」　雨上がり　堪能