2014 年 5 月 6 日 のアーカイブ

草ぐさの力とか

2014 年 5 月 6 日 火曜日

いただいた 花束のなかにあった

蘭一族の お方

はらはら散ったもんで

切って 挿し直し

すこうしそっくりかえったらば

あら

フラの 音楽でも 聴こえてきそうですわ

踊るように咲き誇れ

そんなこと思う 朝

のんきな曇天

温湯に 半身 浸かっているような ぼんやりのひとときを過ごしておりながら

やおら 立ち上がり

小走ることがある

出掛ける用事もないのに 何を急いでおるのだ?と 問われて

ふと 慌てなくてもいいのにな と 

緩めるものの

やはり なにかに 急き立てられるように また 加速する

大抵それは 思いが動き 浮上し出したときだ

水底に 蠢く もやりもやりとした 感情が

やがて 形を成すために

ことばという 光ある方へ

物質による 具象へと 触手を 伸ばす時なのだ

誰も 待ち焦がれておらぬ 己の感情の形成など…と

卑下に陥ったりもしたけれど

誰待たずとも

わたくし自身が それを焦がれているのだ

始末に終えない 不定形で 不明確な なにものかを

形定まる 確かなものとして

逃げてしまわぬうちに

受けとめたいのだ

次の瞬間には また 違う形を 欲するかもしれない

だから いま いま いま と

追いかけ続ける

おおじしばり

きっぱりと咲き

その ふきあげるいのちのかたちの蕊に

あぁ

生ったら

性で

清で

聖で

正だわ

乱れ勝ちの 心持ち

整してもらう

せいせいと いきるもの

もんのすごく 些細なすれ違い

防ぐこともできたのだけど

面倒くさがって 

やり過ごそうとして

ちくちくした 苛立ちのようなものが 生まれた

買い物の帰り道

言葉もほとんど交わさずに

先をゆく あんちゃ

どんどん 重たく感じてゆく 荷物と 心持ち

持ってくれよと 頼むのも 当てつけがましいもんな と

よろよろ

更に 歩みが遅くなる わたくし

あんまり遅く歩くのも 嫌味だろうな

別に 並んであるくことなんかないのだけど

明らかに 呆れているのか むっとしているのか 諦めたのか…

あんちゃのなかでも いくばくかの 苛々もあったろう

ばかないもうとだよまったく…とかね

もともと 引きずらない溜め込まない人だとわかっていても

ましてや 高次脳機能障害の 短期記憶障害辺りで 更に どうでもいいこもごもは 忘れ去ってくれるであろうけれど

なんだろうか この もやもやしたかんじは

あぁ たぶん そんなこんなに甘えようとしている ずるいわたくしの どろりとした 心持ちのせいなのだな

どこかで すれ違うことがわかっていて あえて そのまますすんでいった ちょっとしたいぢわる心が

泥濘へと引っ張るのだな

ううううう

いったん帰ってから

あんちゃに諦めさせた 買い物リスト持って

も一回 出掛けた

なんとなく 泣きたくもなりながら

うなだれてあるいたりもして…

そしたら ここしばらく 結実を待っていた 菫

一輪分だけ 種になってた

わ♪

げんきんにも ぱややん と

気持ち ふくらんで

早速 種 紙に包んで いただく

なんかなぁ て 思うことも

まんま 腐らせず

肥やしになるように

まずは心持ちの 手から はなして

どっかに埋めとこ

きっと そのうち なんかの 栄養になるかも…

いや なんなくてもいいや

とにかく こねくりまわしてもしょうがないや

なんてね

ふいに 弾ける種のような 思いになって

あ~ よかった

2回目の買い物で おやつ買ったんだよ

お茶でも飲むべ~と

屈託のあとの 屈託のなさかげん

あほうのようです

まだ 怪訝そうな表情ではあった あんちゃでしたが

こまけぇことは もうよい

ちみっと難あり

2014 年 5 月 6 日 火曜日

この間 縫い上げた

柳燕柄和服お袖 用いた ジャンパースカート状のもの

袖の時の 裏地もそのまんまで 縫い付けたのですが

若草色と 渋茶緑の メリンスと

袖口だったところには 真っ赤な絹…

洗濯ぞぶざぶしたのですが

洗いは いつもの手洗いなもんで

それぞれ洗いで なんの問題もなかったのですが

うっかり すべての洗濯物と共に

脱水機にかけたれば

ひゃ~

赤絹より 抜け出した 赤みが

周りの生地だけでなく

共に脱水した仲間たちに その色 お裾分け

青っぽい パンツに

アバンギャルドデザインと 無理矢理に考えることさえ許さぬような

みっともない染み染み

うなだれ…

まぁ 汚れてもいいものとして 着てゆくかな とか思いながらも

先日の 筆甫での 映画『オロ』のときに

会場の外であった

南 椌椌さんの お絵描きワークショップ…

ヤル気満々だったものの

およふくぜんぶが絵の具まみれになりますよ の 言葉に

そいつはまた楽しそう♪でも 夢中になりすぎて 映画観られなくなっちゃうかも…それにまだ 絵の具で汚すのは惜しい…などと 

躊躇っちゃいました

わたくしもまだまだだな…なにがだか?