2013 年 11 月 24 日 のアーカイブ

蜜の たそがれ

2013 年 11 月 24 日 日曜日

黄昏たそがれ

うつくしい蜜が ひたひたとみちてきたようで

吸った息を 吐くのが 惜しくて

むねをふくらませたまま

福羅雀のように

あたりの気を抱いて 立ち尽くす

この光が 胸のうちにも満ちたことを思うと

少し震えた

手放し たくわえよ

2013 年 11 月 24 日 日曜日

冬 忍び寄りて

身を 縮め

何をか 手離す

しかし それは

次への芽吹きの 備えなり

たくわえよ

みがけよ

そしてまた

つなぐのだ

いとしい ちみっちゃいちゃん

2013 年 11 月 24 日 日曜日

最近

あまり虫さんたちに お目にかかれないもんで

出会うと嬉しさ 倍増し

おぉ そこへござったか などと

前にもまして

視線で 撫でり撫でり

たまに 指でもね

小さいけれど 

この 隅々まで揺るぎなく命のものたちに

また たくさん 慰められるのだ

偉大なる あなたたちに ひれ伏す思い

母内視鏡がんばれ

2013 年 11 月 24 日 日曜日

明日 母 内視鏡検査

市の検診の引っ掛かりがありましたもんでね

大腸の 内視鏡といえば

今やもうネタになっちょりますが

4年ほど前に わたくしいたしましたる

あの 尻だしてる状態で「森さんて ぶんぶんちゃんの森さんですか?」てな お声掛けいただいて

ついつい ドキドキ患者モードから サービストークスイッチ入れて

いやいや こんなかっこですんまへん…などいって

己の腸壁見ながら 与太話してしまった…てなやつですね

不安がる母に

いづいだけでのんつうこたぁねえ♪腸壁ってなかなか美しいもんだったよ…など 言ってみるものの

今夜からの 下剤やら 憂鬱そうでした

そらそうだよね 寝たまんまで 下剤だもんね

でも 明日午前中仕事 またもやお休みさせていただいて

母姫に 付き添うつもりでやんす

それでなにか大きく変わるわけではなくても

ちっこいなんかが 落ち着けばいいやね

ファイトだ

灯そう

2013 年 11 月 24 日 日曜日

ほんとに

くっだんない

つっまんないことで

いらっとしたことば 投げつけ

互いに ささくれだったこころもちになり

あとに引けなくなって 黙り込む

怒らせたいわけでも

困らせたいわけでもなくて

どうしてこういうことになってしまったんだろう

かろがろと こだわることなく 次へいかずに

意地という名の 硬化ゴムが

苛立ちへと 引き戻す

その奥にある

構ってよ労ってよ褒めそやしてよ と

駄々っ子な わたくしが

地団駄を踏みながら

甘えたことを ぬかす

そんなあたりを 捲りあげ

はたはたはたと 塵でもはらうようにふりまわして

本当に欲しいものは こんな戯れ言の成就ではなかろう!と

自分にびんた

ただいま…と 心安らげる場所を なくしてしまいたいわけではないのだ

近眼的心持ちから

目をあげて

灯りのもとへ 帰ろう

帰る場所に 灯りを ともそう

いちごもみじ

2013 年 11 月 24 日 日曜日

庭の 苺の葉っぱが

紅葉してる

いちごもみじたなぁ なんて 思う

そんな 呑気な朝