蜜の たそがれ

黄昏たそがれ

うつくしい蜜が ひたひたとみちてきたようで

吸った息を 吐くのが 惜しくて

むねをふくらませたまま

福羅雀のように

あたりの気を抱いて 立ち尽くす

この光が 胸のうちにも満ちたことを思うと

少し震えた

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