ほんとに
くっだんない
つっまんないことで
いらっとしたことば 投げつけ
互いに ささくれだったこころもちになり
あとに引けなくなって 黙り込む
怒らせたいわけでも
困らせたいわけでもなくて
どうしてこういうことになってしまったんだろう
かろがろと こだわることなく 次へいかずに
意地という名の 硬化ゴムが
苛立ちへと 引き戻す
その奥にある
構ってよ労ってよ褒めそやしてよ と
駄々っ子な わたくしが
地団駄を踏みながら
甘えたことを ぬかす
そんなあたりを 捲りあげ
はたはたはたと 塵でもはらうようにふりまわして
本当に欲しいものは こんな戯れ言の成就ではなかろう!と
自分にびんた
ただいま…と 心安らげる場所を なくしてしまいたいわけではないのだ
近眼的心持ちから
目をあげて
灯りのもとへ 帰ろう
帰る場所に 灯りを ともそう