2023 年 5 月 29 日 のアーカイブ

作品周辺のこと『さがす②』

2023 年 5 月 29 日 月曜日

いつにもまして 長文になるであろう 覚悟)

年明けて…の頃

プログラムのために 舞台作品の題名をお伝えする段では

内容は全く違うものを考えていました

言うなれば『さがす①』に近くて

かつての作品を見知ってくださってる方には 伝わるかどうか…『恋セヨ乙女』的な感じだったのでした

でも なんとなく 似てるものやっちまうの どうかな?と もやっとした思いのまま

しかも 当初の 目論見では かなり 効果音を 使おうかと思ったりしてて

物語るに 音頼み 音芸みたいになってしまうのでは?とか 迷い迷い…

でも やったらきっと楽しいし!と 

ちょっと頑張って作ろうとしてました

そして 実は やればやるほど 気乗りしなくなっていくのも感じてましたの…

んで 本番 一週間前にも満たぬ ある朝

頑張ろうの思いが 全て押し流されるように

べつの物語が 音楽と一体になって 夢のかたちで 溢れ出てきたのでした

それは 別件で そのうち やりたいな でも 今回は 間に合わないかな…という 思いの種があって

それは 全然 具体的ではなかったのだけれど

とある曲との出会い…重松壮一郎さんの クラウドファウンディングで作成された CD『beyond』の 中の『忘れえぬ記憶』からも 触発されていたものでした

クラウドファウンディングの リターンとして 受け取ったCD

なかなかゆっくりと 聴くタイミングがみつけられず

仕事移動の 車中にて かけて…という 経緯は 以前投稿しましたが(覚えておられる方は 重複 お許しくだされ)

題名も見ずに かけ流していて

まぁ 運転中は 有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさんを 装着していても 走行音などが入りまくるので 聴くに よろしくない環境なのだけど

その『忘れえぬ記憶』のときだけ どぅお〜ん!と 脳髄まで達するような衝撃と

不意に どばばばっ と 溢れ流れる涙に 驚愕してしまい

おいおいおいなんてことしてくれんだなんだこれどういうこっちゃ!?てなかんじで

慌てて 車停めて

改めて 題名や 込められた思いを 確認したのでした

広島 長崎で 被爆ピアノを 弾く機会があって その即興演奏から 生まれた 曲だったと

なんの知識もなくても 音楽というものから 想起される かなしみ怒りもどかしさしかし諦められぬ命の訴求力みたいなもの?

だいぶわなわなしてしまって びっくり!

発売記念ライヴに 行ったときも その曲では やはり 涙とめられず

でも そこで これで 何かをやりたい という思いも まだまだ 見えていたわけではなかったのでした…が

ライヴから 二週間後に 発芽!でしたよ

いや 意識下で なんにゃらか 動いていたのだろうか

そういうのも 鋭敏に 汲み上げられたら もっと 創作について 自信も付きそうなものなのにな…残念

まぁ とにかく そんな一週間前に なにいうてんねん!?てな 突っ込みもしてみたけど

こんな目覚めの衝撃あって やらずにおれまい とも思い

躊躇う気持ちを 振り切り 退路を断つため

曲を用いさせていただく ことわりを 重松壮一郎さんに お伝えせねば と 連絡してみたのでした

込められた思いを 形なす物語ではないことも 伝えねば…と

そうしたら 自分の作品から 新たな 思いが生まれてゆくことは 作者として むしろうれしい…というような お返事をいただき

よっしゃあ!と 拳握り

そして 同時に 前にやろうとしていた物語について「頑張らねば」という 尻込みを 見ないふりして押し上げようとしていた 無理な思いも 払拭されて

自分の中で これをやりたかったのだな己は…と

とても腑に落ちた思いにもなったのでした 

内容的には ジャーナリスト 後藤健二さんの 囚われてもなお 手をつなぐことを諦めなかった その思い

そして痛ましい出来事

あの辺りで 気持ちが ざわざわしておさまらなくて 吐き出すように 生んだ 作品『線を引く』にも 通じているかも…

でも もっと 夢オチ的なことじゃ済まされない

今そこにある危機 てな感じ

身内への思い

家族友人みのまわりのいのちたち…そんな「わたしたち」への 愛する思いが

「あいつら」という 存在の 認識へと 転じる危うさ

バーチャルで 見慣れてしまったとしても

反目や 争いは かっこよくも美しくもない

平和にも結び付けられない

どろどろのぐちゃぐちゃのふはいおぶつをまきちらすしかない 

その上に立てられる御旗や誇りなど はなくそ以下だ

煽られることなく

人と人との 分かち合い 生き合いの 希望の光を 諦めたくない

愛を履き違えて 排除を生んでしまうかもしれない という 己の中の 危うさも認めた上で…

ちょっと 宿題お渡ししちゃいました…てな ずるい 締め方だったかもしれない

どうするのがいいのか 考え続けていきたい

そして その考えの真ん中には いのちというものがあるな と 思う

いのちあってこそ だ

衣装は 白でも黒でもなく 手元にある 暗めの色 てことで カーキ色になっちまい

狙ったわけではないけど

ちょっと それが あざとく見えなくもないか…てのは 反省点

あとは 内容具体的に届けていなかったとはいえ

すげ替えたことによって 題名と内容の乖離が生じたりしてない?との 懸念もね…ちみっとあり

ちなみに『beyond』

「生きとし生けるものに」捧げられているアルバムなのでした

その 重松壮一郎さんの 透明な光みたいに真っ直ぐな思いに 失礼になってなければ良いなと ドキドキもしながら

やらせていただけたことに 感謝 で ありました

 

作品周辺のこと『うさちゃん ザ ヒーロー』

2023 年 5 月 29 日 月曜日

とある 舞台周りの ぶつを 倉庫で 探していたとき

クローゼットの 上の棚から 落ちてきた「うさちゃん」着ぐるみ

それは 20数年前 ダンススタジオ グァテマラさんの 舞台で

お子たちが うさぎとかめを もとにしたダンスをするので そのあたりの 早替えのための時間引き伸ばしに

「うさぎ役的なパフォーマンスを」と 依頼があり

「着ぐるみ」の 注文など 1ミリもなかった てのに

張り切って 作っちまったものでした

思えば 一回ポッキリの出番だったね 勿体ないね なんとか 活かしたいな…てこともあり

今回の ネタ物的な 物語となりました

置物人形な うさちゃんは

今回のために 着ぐるみに 寄せて こさえましたが

あると思った布が 見つからなくて

ありあわせ…てことで よくよく見ると 因幡の白兎?な 毛のないところがあったりもする

まぁ 舞台では 見えないからいいか…と 妥協しちゃいました

かつて 自画像を描くときに うさぎを描いてました

中学生くらいまで…

人が 「なんで うさぎ…?」と言って 怪訝そうな 顔をするのが 

なんで怪訝そうな顔するのか 本気で 理解できなかった

幼い頃から ぬいぐるみは うさぎばかりだったし

自分イコール うさぎ みたいに思ってたこともあったのだろうな

鏡を見て うさぎ…と思っていたわけでもないのに

自分の中での辻褄は 合っていた

日々 手慰みに描いていた 漫画も ほぼ うさぎ主人公

小学校高学年から 中学にかけて 友人の 恋心疑似成就させて 喜んでもらいたいために 描いた漫画も 

他人は 人間のまんまだったのに 自分は うさぎとして登場してたっけな

でもそれは 自分そのまんまというよりも

願望注入しまくった かなり マルチな能力を持った うさぎだった

そんなあたりとか 自分の生まれた日が 新月だったとか 合わさって この ホームページの名前が「新月兎企画」となったわけですが

ま それはさておき

根っこが そんな風なあたりにもあったのかも…と 書いてて 今 思った

場面転換についてのこと

灯りに 音に 

見え方についての アドヴァイスに 助けていただきました

作品 観てくださった方が

「あのダークヒーロー!うちにもきてほしいわぁ」て 言ってくださって

わはは

なんかうれしい

行っちゃうぞ

事程左様に 着ぐるみは 今回の舞台の物語のために 拵えたものではないので

素早く着脱できず

かなりの もたもたっぷり

…なもんで 登場するための曲に お世話になり

もたもたも含めて 懐深く 面白がったり呆れたりしていただいたようです

…ほっ(そういうことに甘え続けちゃいかんが…)

んで 舞台場面写真 またもや 本儀せんせからのものと

装着立ち姿は むつみさんの 撮影してくださったものを いただきました

己の うさちゃん装着姿 初めて見たかも

これは ゲネプロかな?

この後 ゆきこさんの 感想から 耳が立つように 取り急ぎ 縫ったりしたのでした

かなりの 運動量 汗量

公演終了後 ちょっと 重たくなってました

あとで 洗ってやらにゃ…

作品周辺のこと『さがす①』

2023 年 5 月 29 日 月曜日

作品周辺のこと…とはいえ あらすじを 並べたりするわけでもないですが

覚書みたいなもの

あとは 報告も兼ねて…です

今後も どこぞかで やらせていただくかも…なので

全て書いてしまうのも 野暮ですし

あらすじ聞いとかないと 内容わからない とか言われるのも 癪ですし…

もやもやした感じになっちゃったらごめんなさい

今回のステージに向けて 一番初めに 出てきたもの

よくあるギャグみたいなものだとしても

大げさでもなんでもなく

まるっと 日々 やらかしていることなのでした

自分で相当 社会的に 駄目な感じじゃない?て 思わなくもないのだけど

そういう判断をする人や 社会が正しいわけでもなくね?とか

どこかで 思ってるからこそ

性懲りもなく ぐだぐだのまんま

でも 楽しんで暮らしてるのよ…の わたくしでありました

物語としては あまり深く考えずに軽めに…でしょか

きちっとした終わり方でないところ

亜希さんの 灯りによって 尻拭いしていただいた感もあり

おかげで なんだそれ!?が

「くすくす馬鹿だねこいつ!」と 落ち着けた…かな

だといいな

相変わらず よれよれた 白尽くめ

パントマイムって 黒尽くめじゃない?て 言われたことありますが

そういうわけでもないのです〜

シューズは オオキダンシンシューさんの 白ジャズシューズ オクスフォードタイプ

…てか 白くないぢゃん!な 汚れでごめんなさい

二 三年前に リハーサルで つま先のとこ ぺれ〜と 剥がれてしまい

舞台監督の こうさんが 取り急ぎ 貼ってくださりまして

それが今もそのまんま 無事なのです

ありがたいです

つま先見るたび こうさんありがとう♪て 思ってるのでした

いや 靴墨(白)で メンテナンスしろよ!と 終わってから思いました

ごめんね シューズ…

この作品の舞台場面写真(ゲネプロかな?)は 素晴らしき 音響(…それだけでもない 博学者!)本儀せんせから いただきました

ありがとうございます

ささえてくれたものものひとひと

2023 年 5 月 29 日 月曜日

舞台周りに立ち働く人が 好きだ

特別の時間と空間を成立させるために よりよく 整えてゆくことへ 注ぐ姿が 素敵すぎる

思いを 手渡したいなんて 大それた話でもないのに その 己の欲求まみれな わたくしの あれもこれも 手のひらに受けて

更に 伝わる形へと 灯りを 音を 角度や間合いを 整え設えてくださる

終えたらまた 他の誰かの思いを 受け渡す場に向かえるように 更地に 掃き清めるように 仕舞う

そのたくさんの ものもの

ひとひとの 

尊さ

こういう働きが 社会に満ちていたら

絶対に 世界平和は 最短で実現するであろうに て

毎回本気で思う

袖幕 誘導灯 長く座っていても疲れない椅子 照らすもの 支える柱 信号を伝えるケーブル 主張しない壁…どれ一つとってみても 巧みなる作り

楽屋のテーブルの ブレーキが あひるちゃんみたいで かわゆい とか

どこ見ても 感動しちゃうのでした

自分一人では 絶対に たどり着けない出会えない

そんな素晴らしいとこに いさせてくださって ありがとうございます…てな思いを

ぢわぢわと 反芻しつつおる

舞台翌日の昼下り…と思いきや

もう夕方ぢゃ!

転寝昼寝日和

2023 年 5 月 29 日 月曜日

ちちははデイケア 送り出したら

の〜んとしたあと

少しは 荷物整理を…と 思ってたのに

気づくと 飯台で 転寝

デジャ・ビュ!?

読みかけの本 取り落して

しびれかかった腕に だーちゃん(避妊済 4歳)が 凭れてました(…つうか これは ホールドとかも言う?)

いかんいかん と 昼ごはんもそもそ食べて

父の 介護ベッド周り 少し整え…るはずが

うっかりそこで 昼寝

みやれば うすだーぷらこ(避妊済 3歳)が むかぁしあった「だっこちゃん」みたいになってました

頭 すこしは すっきりするかとおもいきや

むしろ ぼや〜ん

まぁ 転寝昼寝日和てことで

ちちははデイケアからの帰り迎えるまで

も少し ぼや〜ん

あれこれさておきしばし休憩

2023 年 5 月 29 日 月曜日

お衣装やら 相棒を 車に入れっぱなしております

ちちははデイケア見送り終えて

さぁて と 動き出そうとしつつ

昨日の 舞台の しあわせ余韻や もどかしい反省点やら 浮かべて沈めて

みりみりする 身体あちこちを なだめつつ

猫の毛にまみれた お茶など飲んでおるところ

「相棒」て 暗号みたいに 何もったいぶってんだ?ですけど

お客様に見ていただくより前に 出すのもなんかなぁ…て 全体像を 載せてませんでしたが

のちのち 作品振り返り(己のために…と とある報告も兼ねて)にて 載せさせていただきます

作業が大変すぎて せっかくの思いつきを 諦めざるを得なくなり

しかしそのおかげで 瓢箪から駒が生まれた感じの 今回の 小道具相棒たち

きっちり 完成度の高いものを 作る技術がないおかげで 

己の予測の範囲外の 思いもかけぬ 子が生まれ

びっくりしながら

愛しい…と 思ったりしてました

画像は 昨日の 上手(かみて)袖幕裏の 相棒たち

自分が 全てやりきらなくても

相棒たちの 存在感に 助けられました

…まぁ 甘え過ぎんな!て ちょっと 釘刺しながら…ですけど

あれこれさておき しばし休憩

焦がした

2023 年 5 月 29 日 月曜日

昨日は 舞台後

湯気が立つよな 己の からだの 汗が引くのを ゆるりと 待っていたら

一瞬楽屋で 昏睡(変な格好で)

はうっ!と 変な声あげて 起き上がり 

おたおた バラシ現場へ

お手伝いとかでなく バラシに携わる 現場の職人さんたちの姿をうっとり眺めたい という 気持ちで

手伝いたい気持ちはあるのだけど

わたくしの手伝い てのは むしろ邪魔になる

一応は 申し出てみるものの

大安心懐深く広い 舞台監督 こうさんが

「あやこさんに やっていただくことは みんなを元気づけることかな」なんて 言ってくださるし

そんなとこも また ぐっときて

うれしさとか ありがたさとか 愛しさとか 無力感とか 色んなものが どぅおおん と うずまいてきて 泣きそうになり

あぶね…

んで とても中途半端だけど そこで 辞すことにした

帰宅してからゆっくり振り返りなど…と思ってたら

ばんげの支度 まるっと あんちゃに 任せてたつもりが

「あれ〜?早く帰るって言ってたし メインの食材なにもないから何もしてないよぅ」と 言われ

えええ!?土曜よりは 早く帰るとはいったけど…と 伝え方の足りなさを 反省

ばんげを まるっと 任せるのは どうも 2日が限度らしい

I See!

父の 経管栄養は やっててくれたの ありがとうよぅ

帰路で買った 月曜のばんげにでも…と 思ってた 鶏の胸肉で

ぐにょぐにょしたものや

浅漬けなど 整えた

…て まるで 素敵に 素早く整えたような表現してしまったけど

支度途中 

疲れてるのに 身体痛いのに〜!とか 

苛ついた気持ち ふつふつしてきて

浅漬け…胡瓜と生姜と塩昆布とごま油合わせて 軽く叩くやつに 八つ当たりしてしまい

激しくぶっ叩いて ビニルの袋を 豪快に破って

あたりに飛び散る 汁

ばかなのかあぁ己はっ!?と 思わず叫ぶ

何やってんですかね?

しかも 鶏胸肉の ぐにょぐにょしたものを 焦がした

とほほでやんす

その後は 飯台に 突っ伏して うたた寝るとか

ぐだぐだ

…なので 振り返りは またあとで だ