2016 年 1 月 9 日 のアーカイブ

種の力を

2016 年 1 月 9 日 土曜日

ついつい 拾ってしまう

種やら 実

ただの松ぼっくりと 思うなよ

ここから 芽が出て 大きな樹になる可能性の 凝縮だぞ と

誘われたからかなぁ

目の前の 小さいものが やおら 膨らみ広がり

遥かまで 連れてゆかれそうになる

そんな力があるからだ

小さいのに 大きいからだ

大きいのに 小さくおさまっているからだ

気弱な わたくしは

手のひらに その力を 受けて 

映して

へこみそうなとき

種のふりを するのだ

ただの もりあやこと 思うなよ…などと

只者のくせに

いや…只者だからこその 屁の突っ張りを しつつ

種の力に 敬意をあらわす

電車で書く

2016 年 1 月 9 日 土曜日

移動時間

己で運転するわけではないから…と

年賀状書き 試み

もちろん 600枚持ってくるには 鞄が 小さいので(重くなるし)

とりあえず 140枚

それでも けっこう がさばる

おもたい…

うたた寝もありつつ

まず 定型文だけ 完了

しかし 黒磯乗り換えすぎると

混んできて 住所録開いて 書いて…てのは 難しいなこりゃ

何年か前も そんな風なことしたのだったよな

結局書けずに まんま持ち帰ることになり

ただの「重み」としての 同伴であったよな

今回は 意地でも 何枚かは 投函してやるぞ!と 意気込み

空気の抜けた 風船みたいに

ぶよよん…て 萎んじゃってます

でも お会いする方々には 手渡しする予定なので

なんグラムかは 軽くなるはず

そんな微妙な違いがわかるほど

敏感じゃないけどね

八代亜紀さんの 歌のフレーズ

♪文字の乱れは 列車の軋み 愛の迷いじゃないですか?♪など 浮かび

列車の軋みだけでなく

うたた寝のせいもあるぞ…と 思う

時間有効利用 とか 効率など 考えた割りには

なんだか また 半端に 手間がかかって 
実りもいまいち…なこと やらかしておりますわたくし

毎度毎度のことですけどさ

咲くように

2016 年 1 月 9 日 土曜日

入れ替わり立ち替わり…森家 入退院祭り たけなわだった 数年前

隣町の 病院へ 足繁く(車だけど)通ってた 道の途中

藪の陰になっているような家があって

そこの 入り口辺りに

いつも 椅子を出して 座っている ばあちゃんがいた

何かをしているというわけではなさそうで

「座っている」それ以上 それ以外でもなく まさに 座っていた

行きも帰りも

雨の日以外 日の差すうちは ほとんど そこに…

いつの日か 思いきって 話しかけてみたい気がしてた

話すことが あるわけでもなかったのだけど…

祭りも 一段落して

事なきを…若干の 事ありを得て

その道を通ることも まれになり

久しぶりに 通ったとき

ばあちゃんの姿は 見えなかった

その後 何度か通っても

みることはなくなってしまった

昨年だったか その家が なくなってしまって

ぽっかり 空地になっていた

なんだか 胸のうちにも 

そんな ぽっかり が 空いてしまった

今日 思いきって そこを訪ねてみたら

藪の陰 と 思ってたところ

思いの外 日溜まりでもあった

白と 赤の 椿 

あぁ あのばあちゃんの 座っているさまは

お花が 咲くということと 似ていたかもしれないな 

見上げながら そんなこと 浮かべる

今も どこかで 咲くように 座っているといいなぁ

胸のうちの ぽっかり に

ふと あのばあちゃんが 見えた気がした

次回は 化石を

2016 年 1 月 9 日 土曜日

化石を 買うのを我慢しました日

次回 リベンジを 夕日に 誓う

胸のうちに

2016 年 1 月 9 日 土曜日

芽ぶきを 見せてくれた

光を 水を 受け 分け 流すを 見せてくれた

咲き結ぶを 見せてくれた

散りゆき 崩れ 譲るを 見せてくれた

そこにすべてがあること

そこ ここに すべてがあること

そっと 受け渡してくれた

手のひらに

胸のうちに

咲く 

あの花の 残してくれた 形で