痛みを 越えられずにいる人がいて
傷を 癒すことなど できぬのは わかっていて
それでも 紛れるのならば と
とりとめない ことばを 散らばせて
すこぅし 笑ってくれたのが うれしくて
またね と 手をふる
「元気もらえた」のではないよ
そんなもん もらったり くれてやったり できるもんじゃないんだよ
思いの やりとりのなかで
あなた自身が 元気を 生んだのだ 胸を 張れよ と
知った風なことも いってみたりしつつ
屁のような わたくしも
ちみっとは そよぎを おこせるのだな とか
そんなこんなに
わたくしが 励まされるのだ
ありがとう は こっちの台詞だよ
遮るものありて 光を知った あなただから
いい夢 みられるよ
おやすみね
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