2015 年 5 月 16 日 のアーカイブ

だいじょうぶ と いってみる

2015 年 5 月 16 日 土曜日

痛みを 越えられずにいる人がいて

傷を 癒すことなど できぬのは わかっていて

それでも 紛れるのならば と

とりとめない ことばを 散らばせて

すこぅし 笑ってくれたのが うれしくて

またね と 手をふる

「元気もらえた」のではないよ

そんなもん もらったり くれてやったり できるもんじゃないんだよ

思いの やりとりのなかで

あなた自身が 元気を 生んだのだ 胸を 張れよ と 

知った風なことも いってみたりしつつ

屁のような わたくしも

ちみっとは そよぎを おこせるのだな とか

そんなこんなに

わたくしが 励まされるのだ

ありがとう は こっちの台詞だよ

遮るものありて 光を知った あなただから

いい夢 みられるよ

おやすみね

葱一族きらきら

2015 年 5 月 16 日 土曜日

昨日の早朝

てくてくしてたら

地面から 光立ち上がるようなところ

なんだろう と 近づいたら

野蒜なのか アサツキなのか

葱一族の 一群れ

「うつくしい」が ひとかたまりに あつめられたようで

しばし 見惚れてしまったよ

それにひきかえ…などと 卑屈にならずに

その光 映えて

そんな姿に なれるような錯覚に

一瞬だけ 酔ったりしながら ね

混ざりたい

2015 年 5 月 16 日 土曜日

雨上がりの公園

葉っぱの映る 水溜まりで
 
鳩ら

水浴び

まるで 葉浴びでもあり

気持ち良さそう
 
うわ…混ぜてほしい とか

本気で思って

ちょ と 堪える

歌うように 暮れますように

2015 年 5 月 16 日 土曜日

横目じゃなくて

まっすぐ

ゆっくり

夕焼けをみたくて

角を曲がった

忘れられないこと

忘れてしまうこと

うれしいも

かなしいも

すべて 染めて 暮れゆく

みんなのうえにも

撫でるように 

やすらかな ひとときが 流れますように

歌うように 暮れますように

あかろびんの みのさん

2015 年 5 月 16 日 土曜日

赤ロビンに みのさん

あるものを 最大限に活かす

その技といったら!

イカす♪

みのさん

生きてゆけ生きてゆく

2015 年 5 月 16 日 土曜日

欅の根本に 蹲る

濡れ羽の からす

なにかあったのかな?

わたくしに なにかできるのかな?

目をあわせて みたものの

たすけてくれ でも

あっちいってくれ でもなく

ただ みつめてきた

その目

あなたはあなたを 生きていて

わたくしはわたくしを 生きるという 

刹那

かなしいとか 

うれしいとか

ではなく

ただここにある それぞれということが

ぽつんと 宇宙の真ん中で

出逢った 事実を 手のひらにのせた

目をそらし

また それぞれのいのちの 営みへ 戻る

生きてゆけ

生きてゆく

まはらじゃーんあうば

2015 年 5 月 16 日 土曜日

仙台 町中 青葉祭りです

激 混みです

少し まんなかを はずれた道を 移動しつつ

横目で見るのみ

雨上がってよかったね…と

関わっている人たちを 思う

まはらじゃーん あおば るくさとぅ あるうすふーる…など

アラビア語で 習う

いちいち 日本語に訳してしまうから

音声が 記憶できないんだろうな

音声に対して 敏感だった 幼い頃など 思い出して

いや…素質はあるはず…などと 慰めつつ

錆び付いた 記憶力 感知力 叩き起こしてみる

おまえはまだやれるぞ ちゅんちゅん♪と

うすふーる踊りで 煽るが如くに…

しかし日常会話で 役立ちそうもない言葉は

よく覚えたりするのは

韓国語の時も そうでしたっけね

今となっては 昔のはなしぢゃが…

まぁ 糸口はなんでもいいや

そっから 手繰るぜ

『あん』が世界に

2015 年 5 月 16 日 土曜日

助さん 原作の『あん』

河瀬直美監督によって 映画化されて

「ある視点」部門ノミネートで

今 カンヌ国際映画祭に いっておられる

「向こうで どら焼き つくれたらいいな」なんてことを 言ってた 助さん

それどころか「あん」とか 「餡子(あんこ)」

世界共通語になる日 近いかもね

刊行の ちみっと前あたりから

その 存在の 受け渡される有り様を 見せてもらったおかげで

なんやら 世界に羽ばたく 子の 背中を見送るような 気持ちに なっちまって

勝手に何言ってるか わたくし と 思いつつも

さっき 笑福亭鶴瓶さんの『A-studio』に 
樹木希林さん出ておられて

『あん』の 紹介も なさってた

思いもかけないほどの 太い 確かなるバックアップやら

差しのべられる手

開かれる扉が 保証されたような感じ

もう あの書店で 置いてくれるかな…とか

はらはらすることなく

みていられる

ぼんやりと 感じていた 光のリボンのような 先々の みちゆき…

実現したんだな

感無量

うまく炊けた 餡子 舐めつつ

祝う