2019 年 9 月 12 日 のアーカイブ

新しい扉を 開けていこう

2019 年 9 月 12 日 木曜日

昨日の 胃瘻設置手術は

「早まるかも」どころか

予定より 三時間近く 遅めに 呼ばられた

手術室に 出発するまで

これから何をするのか を 説明したり

ぽつりぽつり と どうでもいいような話したり

父が 自分から 話し出して 笑うような場面もあり

たどたどしいとはいえ

なかなかに 久しぶりの 団欒のような ひととき

そんなこんなののち

一時間近く

本読んだり うたた寝したり

同室の方の ご家族の方から 話しかけられ

能の舞いなどもなさってるとか言うその方の 興味深いお話 あれこれ

そんなこんなしているうちに 父 生還

麻酔が 緩く効いてるのか

ぼやんとしてるのと 事情が呑み込めないでいるのとで

なにやら 抵抗の 体勢に なっとる

管をはずそうとしたりして あぶねえぇ!

父っ!おつかれっ おかえりっ!大変だったね~ 大変だけど 大事な管だから 抜いてだめだよっ!!と

駆け寄りて 手を握ったら

全身の 硬直的 力みが すうぅ と 緩んだ

「あぁ やっぱり むすめさんにきてもらっててよかったぁ~」と 若干 慌てていた 看護師さんに 言っていただいて

なんとなく それまで もやっとしていた 思い…急遽お仕事お休みさせていただいて 予定外の勤務に出動していただく先生やら 混乱組み換えて納めてくださった 園長先生とか 先生方に 顔向けできんのか こんななんもせんでおるひとときのためにとは…なんてなあたり

ちみっとだけ 救われた

「何してんのか わがんねぇ!」と

おこりんぼ父になっとるところ

ゆっくりまた 説明しつつ

きっと あれこれ 説明してくださってたのであろうけど

それが 父に 受けとることができて 理解へと 繋がっていたのかどうかは 疑わしいとこ ありあり

記憶障害も 発生しているかもしれないけれど

これまでの 一連の動きを見ると

マスクして しゃべっても 聞こえんし

ゆっくり 大きく しゃべってくださる方もおられるけど

言葉の選び方で それ伝わらなくない?てのもあったり

伝わったかな?の 微妙に早い 間合いで 行動に移されると

心の準備も何も できてないうちに 転がされた!(ベッド移動の時とかね)てな びっくりの 連続になっちゃうから

そりゃ 身構えてしまうであろうよ と はらはらしてしまう

いちいち 相手の 速度に合わせていられない…急ぎの要件てんこ盛りの病院だから 仕方ない面もあるけど

時々は 緩めてくれろ(もちろん 素敵に素晴らしい 相手とのやり取りを 心がけてくださる 看護師さんも おられる)

そんなことを思いながら

父の腕など さする

さぁ 新しい扉を あけてゆこう