母
脳出血で倒れて 左半身麻痺になってから
もう六年も 指導できぬまんまの ちぎり絵教室
自主練習という形で 待っていてくださる 生徒さんたち
「先生と繋がっていたいから」と いってくださる皆さんの お言葉に 甘えていた思いを
この辺で きっぱりと 引き継ぎをして 完全に 退く形にした
もう何年も前から いっていたことではあるけれど
講師を 引き継いでくださるかたにも やっと 受け取っていただけて
本部（典具帖和紙を 復活させ そのよさを伝え続ける がんぴ舎さん…島根県にある）にも ご挨拶して
一段落
…とはいえ
「自分でいったことだけど すべて決まると 喪失感で たまらなく かなしくてさびしい…もうなにもない…」と めそりだした
そういう感じのこと 僭越ながら わたくしも あった
言っといて 決めといて いざ決まると
がくん と
自分の掘った穴に 踏み外し落ち込む感じ
でもきっとまた そこから 新しい よじ登り
踏み出しが あるはず
ねぇ 今度こそ 今の形を 受けとりながら やれることやっていこうよ
片手の 技術 開拓しようよ
他にも 短歌詠みとか まだまだあるし…と
「人の気も知らないで」的な 楽天戯れ言 並べてみる
同調共感することもあるけど
今は そんなこと言ってられめぇ風に 受け流す
大丈夫
きっと 越えられる
ゆこう
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