2016 年 10 月 6 日 のアーカイブ

観た作品

2016 年 10 月 6 日 木曜日

にしぴりかの映画祭 一日目に観た 一本目

『ちづる』(監督…赤崎正和 2011年 79分)

知的障害と 自閉症を 持つ 妹に 改めて向き合った…という セルフドキュメンタリー

家族だからこそ の 普段の空気

なにか 素敵に 訴えるでなくて

呆然も 苛立ちも 逡巡も 

開き直るように 到達した 決して すべてにおける正解ではないものの この一家が 辿り着いた その時なりの 答え…

そんなものが ドキュメンタリー映画と ホームビデオの間の 絶妙なバランスで

ゆらゆらと 現場にいるわたくしならば…と

自分事のように 包み込む

幼い頃から いろんなことが 自分事として 認め合って支え合っていけたら

差別区別偏見排除…そんなあたり

もっと やさしくやわらかになっていけるかなぁ と 思う

もちろん そう簡単なことではないとしても…

開いて見せてくれて ありがとう と 思う

にしぴりかの映画祭 一日目の 二本目に 観たのは

『もっこす元気な愛』(制作…馬垣安芳 監督…寺田靖範 2005年 86分)

熊本で 四年ほど付き合っている 恋人同士の 哲也と美穂の 結婚許してください までの道のり

ご機嫌な テーマ曲あり

聞き取りやすい ナレーション(辛淑玉さん!?)

ポイント ポイントで 重要人物のインタビューも入って

よくある 教育映画の 体裁

哲也さんは 見た目も 明らかに 障害と言われるものがある

からだのうごきも ことばを 伝えようとする速度も…

しかし だ

もうたまらなく かっちょいいのである

人の かっちょよさって なんだっけ?

見た目の 整いかたとか 大きい

けれどね

それだけのものって もんのすごく 浅いところだよな なんてことまで 思う

かっちょよくても 哲也さんほどの 眩しさまで 到達できる人って そうそういない

からだが 曲がっていても なかなかことばがでなくてよだれが先に出ちゃったとしても

諦めることなく 踏み出し

なにかを結ぶために動く

車の免許を取るために

車の改造を依頼する

試験を受ける資格を 警官立ち会いのもとで じりじりと進めてゆく

けんもほろろ…の行政も じりじりと 動かされてゆく

すごすぎる

「哲也さんに 支えてもらってばかり」と 小学校の教師をする 美穂さんは そっと 寄り添う

なにかをしてあげてる風情ではなく

むしろ たくさん してもらっている

日常のあれこれ さまざまな面で

過酷なこともあろうに

なんだか 愉快に笑っちゃう 場面が 多い

やっとこ免許とれて 熊本から 大阪➡東京…と

とんでもなく 上級者道路?へと 繰り出して

見事に 車線変更うまくできずに トラックに 擦られちゃう場面なんて

会場中が「うあああぁ!」と 叫んでしまうほど

みんな すっかり 哲也さんの 虜になってた

そんなハラハラが おさまったタイミングで

「おそるべし 首都高速」という 哲也さんの 呟き

爆笑ものだった

哲也さんの立ち上げた グループホームの 親友の人や 作業所「おれんじ村」は 今どうしてるだろか?

…と 思ってたら 映画祭の 入り口で 販売していた パンとかクッキーは

おれんじ村で 作ったものなのだと

買いました 食べました ちゃんと美味しかった♪

いろんな人がいるということを 包み隠すでなく

守る という名の 隔離になることなく

わけあってゆける作りにしてゆかねばね

すぐうまくいかないとしても いろんな人がいること

いろんな人がいろんな形で生きてゆく道をひらく「前例を作ることになればいいな」と

さらりと言う

惚れるわこりゃ

映画のあとに ちょ と トークしてくださった 監督のお友だちで ご自身も ドキュメンタリー映画とってらっしゃる 宍戸さん

じつは 最後の最後の場面が できあがっていなくて まだ見ておられなかったときに 

哲也さんちに 訪ねていって

ずっと 画面に映されることのなかった「頑なに 猛反対している 美穂さんのお母さん」の その後に 出くわして 驚いた…とのこと

エンディングで 会場が 手を取り合うように 沸いた 結び

どうか この 社会のあちこちで 繰り広げられますように と 願う

映画の中で ふ と 知った 哲也さんと わたくし おんなじ年号生まれ

こりゃ わたくしも 奮起しなければ と

何にだかわからないけど

しぴぴぴぴっ!と 背中とか お尻を 叩かれる思いでありました

やはり みどりこさん

2016 年 10 月 6 日 木曜日

接眼レンズ

めでたく購入

…しかも また レンズ熱に 火がついてしまい

六十倍の ライトつき マイクロスコープなんてもんも 買っちまったい

以前も 宝石鑑定家が 持つような 三十倍やら 五十倍のレンズ 買って 持ち腐れてるってのに…

やはり 撮ったものは みどりこさん

んでもって みどりこさんて 後戻りもできるのでありました

ぐるんと からだ曲げるのでなく

うねうねうね て 後ろへ送ってく

うっとり…

また 近しいきもちになれて

うれしい

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid031QPv5TkL2ieGFf3pcsiQAYJ8ArRvyPuuKGFxXgjY4wjoxrSdgkYsykaYZWJFnLBdl&id=100000690682293