2016 年 5 月 1 日 のアーカイブ

蛞蝓さまは 食べません

2016 年 5 月 1 日 日曜日

庭の 蕗が

そろそろ いただいてもよい感じに 育ってきたで

いただきます と

何本か 抜き取る

葉っぱの辺り 既に むしゃむしゃしてるものが おるらしい

誰だ?

姿は見えず

塩擦りのち

アク抜き茹でて そのまんま さらしておく

ふとみたら 流しに 椎茸…?

今日は 椎茸使ってないのにな と 摘まむと

蛞蝓さまだ

蕗に ついてたか?

むしゃむしゃの主は 君か?

塩擦り 免れたか

危なかったね

庭に戻した

蛞蝓よろこぶ 蕗

明日の朝の おかずにしよう

ひぼたんあかあか

2016 年 5 月 1 日 日曜日

緋牡丹

寄りて 見れば

赤すぎて

明すぎて

あかとは 何であったか と

目眩さえ覚えて

ふらつく 思いを

他の色に 寄りかかり

もう一度 あぁ 紅いのだな と たてなおす

いつもそうだ

あかは 一番 血迷う色なのだ

血が 迷う?

血が 持つ 色だからか?

自の色か 他の色か 惑うのか?

まだ 何も 色を見ておらぬときに 見続けていた まぶたの裏の色だからか

そんな思いの 迷宮に ぐるぐると 惑い

中にいるのか 

外にいるのか

足元揺らぐ 昼下がりであった

ぽっこり休日

2016 年 5 月 1 日 日曜日

「黄金週間は お忙しいのでしょ?」なんて にこにこ 訊かれて

なんつうかまぁ 正直に申せば 

「お願いするかも」の 仮おさえ仕事が

ぼっこりと なくなり

なんと見事に 休日です

仕事なくなったといったとたんに 家族らの ほっとした顔…

複雑

まぁ おうち仕事 助太刀任務やりましょうとも

本日は 昨日の 疲れ…肉体的なものは パフォーマンス中のものではなく

終了後 仕事道具を 駐車場まで 運ぶという 最後の締めに やったのが きいてます

現場入りのときは 搬入口で 受け取ってもらえたから 問題なかったものの

帰り 預かっててもらうことができず

搬入搬出口から

キャリー使わずに

でっかくて重たいトランクを

遠い遠い 駐車場まで

アジアの行商の人みたいに 肩に 担いで運んでみたのね

いままで 寝転がっていた筋肉たち 総動員的 働き

その存在を 主張してくれてますわ

ここよここよここにおるのよ てね

いてててて…

この感覚を じっくりたどれば

己の筋肉図 描けそうな勢い

…描かないけど

ま そんなこんなでしたが

ぼや~んと 休むことが ゆるされるような1日

痛みも ぼや~んと 薄れてきたようで

よき休日ございました

下僕の至福

2016 年 5 月 1 日 日曜日

酒気残りおる 朝方の頭の片隅に

もわもわした気配

顔をあげると

部屋の入り口に 鎮座ましましとる 毛玉

起きる気配を 察知したのか

その気配を 手繰って(足繰って)

ここにおる気配を 注ぎ返してでもいたよう

小腹空いたそうで

下僕 階下へと お供して

眠い目擦りつつ 食べ物など差し上げ

二度寝

気づくと いつのまにやら 足の間に 丸まり

わたくし スパナ型に 形成されておりました

もうううぅ なんつってて

じつは 光栄なることでありますわ

寝不足で 腰痛くなるけど

至福つうもんだ

田んぼ水鏡

2016 年 5 月 1 日 日曜日

田んぼ水鏡に ひかり映えて

二倍

でも 二倍の長さになるわけではなくて

夜は いつもの顔して やって来るのだ

過ぎた光にばかり 心残さず

次の ひかりを待とう

今の夜を迎えよう