2015 年 2 月 21 日 のアーカイブ

あいにゆく

2015 年 2 月 21 日 土曜日

行き掛かり上 などではなく

そうだ そこへ♪と

思い定まり

目指すときって

雑念

諦念

眠いねん(何故にか 関西弁?)…など

あらゆるもん 削ぎ落ちて

覚醒するものだね

伝えることがあるから…

気持ちへの 後押しなど

あれこれ 降り積もり 重なって

早起き(二度寝しちゃったけどさ)

フロントグラスの 霜 こそげ落として

お久しぶりの人に 

会いに行く

野蒜駅 周辺

県道 27号

震災 一年後 

その先へ行くのに 通り 躊躇っていたら

「ならばなおさら 今通りましょう」 と 
背中を 押していただいた 

その後

通ることができたのだもの

もう平気 もう平気…と 

まるで呪文のように唱えながら通る

4年目になろうとする 今

まだ そんな呪文が 漏れでる

むしろ さざ波のように 震えている 心持ちを 改めて 受け止める

おまえは 津波に 追われたわけではないだろう と

封じる心の奥に

直接的ではない 恐怖と 哀悼と 納得のいかなさと

渦巻いているのだ

どうしようもないのだ

直接ではない という わたくしでさえ これだ

まだまだ 揺れ動いて

近くを 通ることさえできぬ人が おられる

何ができるわけでもないけれど

受け渡しの 伝書鳩のような気持ちで

波打ち際に立ってみたりもして

届けてほしいことがあったら この手に ください と

届かぬ声を 探すように

砂浜を掘る

もう少ししたら 電車が 開通するはずなのですよ

道路も 今 なんとか整えていますよ

前より 行き来しやすくなるようですよ

せめて ここで うきうきと 砂に 爪先埋まりながら 歩いた気分だけでも 帰ってきませんか?

待っている人のところへ

交わした 笑顔の気配だけでも…

上品の郷(じょうぼんのさと)へ 行ってきた

オルガン石川さん…石川明さんに 会いに

先日 いただいた CDへの お礼も

くださったことばが 励みになって 踏み出せていたことへの お礼も

繋いだ ご縁が 新しい出逢いを 生んでくれた お礼も

もっと遡れば

新聞記事に 目と 心がとまって 勢い書いた手紙を 受け取って投げ返してくださった 20何年か前の 出逢いの始まりの日の お礼も

きっと なにもかも きちんと伝えてないよな という 気持ち

はた迷惑ですけどね

なんで今か というのは

いろんな タイミングの 降り積もりでしかありませんが

きっかけとか 理由なんて そんなものですわね

くださるお手紙は いつも 祈りのようで

返す手紙は やけに 拙くふざけたものにしか思えなくて…

それでも 待っていてくださるのであれば

喜んでくださるのであれば

「生きていこう」が また ずっと 続けられるのであれば

ふふふ♪と やわらかく 笑ってくださるのであれば…と

今こうしていることは 

折に触れ 心寄せて 

声をかけてくださって 後押しなどもいただいたのが 大きくて

わたくしの 歩く 道々 照らしてくださったから 今あるのですよ…を 伝えたかったのでした

また そのオルガンの音色の横で ぴょんぴょこさせてくださいね~♪とか

あとは 他愛もない話をして

またきっと!と

びゅんびゅん 手をふった

病と 添うておられるため

昼下がりには 店じまいしてしまうのだけれど

週末の 上品の郷で 午前9時くらいから

手回しオルガンと 足踏みオルガン

奏でておられます

おでかけになって そこの 音や空気に たゆたってみてください

気持ちよく あぁ と ほどけたら

お財布の紐 ゆるめて 投げ銭を お願いします♪

CD 売り切れてしまう前に ぜひ お買い求めください

登米のおこたちとの お歌入り『小鳥たちの詩』と

手回しオルガンと 足踏みオルガンの CD『故郷・ふるさと』は 共に 1800円

手回しオルガンだけの CD…以前 『野の花』として 発売されたものの 焼き増し『パリの空の下』は 700円です

今なら わたくしに 言伝てしてくださっても 大丈夫です

品切れ間近なので

お早めに♪

わたくしも 何枚か買いましたる

イラストレーター悠合さんが 言ってた「回すだけなのに 石川さんにしか 出せない音がある」ということ

速度とか 間合いとか…それだけではない

佇まいとか 空気とか

その存在が そこの空間にある…というあれこれが まるごとあってこそ

立ち上がり届く 音なのだろうなぁ と思う

以前 わたくし 回させてもらったとき

でっこぼこの 車輪で がたぴし 進んでるのかよろけてるのか わからん ぽんこつ車のようになっちゃいましたっけ

ま とにかく また 繋ごう

石巻から

仙台へ

昼下がりからの ピアノ仕事へ 向かう 道々

張ってた気やら

焦点絞ってた心持ち 緩んだか

「眠いねん」ちゃん おかえりなさい…だ

うわ~ やめれ~!と

阻止する思いは 確かにあるのに

また いい塩梅の お天気だもんで

わたくしの 瞼に

むっちりと 肥え太ったような 眠いねんちゃんの 踵あたりが

ぬさり と 踏み越えのぼりゆくようで

うおおおお!

窓開けて 風を入れたり

窓閉めて 大声で歌ってみたり

四苦八苦しつつ

現場到着

五分遅刻した

そんなんばっかりだな…とほほ

でも 無事故で何より…と 自分を誉めてみた

帰り

気を付けよう

光のようで 蜜のようで

2015 年 2 月 21 日 土曜日

光のようで

蜜のようで

あなたのことば

いつも 胸のうち まぁるくしてくれる

あまいおもいに 包まれて

眠れるよ

ありがとう

そうして 世界も 包んでいってね

いってらっしゃい

おやすみなさい