2009 年 7 月 20 日 のアーカイブ

あれ・・・

2009 年 7 月 20 日 月曜日

夜のお楽しみ・・・つってた 瓜
おがりすぎた 胡瓜みたいで 甘さ未満な味
明日 即席漬けにでもすっか・・・と 目を伏せる 森家の食卓であった。比較対照 は ごま塩の瓶

季節外れの 桜のはなし

2009 年 7 月 20 日 月曜日

今日の朝日新聞に 吉田秀和氏の 観桜記があった。
季節外れだけど 桜に思い巡らす。
ず~と前、まだ 河合音楽教室の仕事をしていた頃、白石支店の方々や講師の先生と
一目千本桜で有名な 船岡公園に 花見に行った。
それまでも 花見もしたことがあったし、桜も そこそこ好きな花・・・て程度で 
格別な思い入れもなかった。
 午後仕事のある先生たちばかりだったので、お茶程度のものだけ持って 行ったのだと思う。
川沿いの土手もさくら 公園への上り坂もさくら 広場もさくら ローブウェイみたいなのの周りもさくら てっぺんに着いたら眼下もさくら・・・まみれました。
すると、気持ちの奥の 緩やかな起伏というか 波のようなものが
ふるふるふるふる・・・と漣のようになってきて 頭にもわわわんと 薄もやがかかったようになって、顔がほてってきた。
酔っ払った時に似てる感じ。
んでもって 人生もうなんとでもなりますわなあ~!みたいに 楽しく緩んだ気持ちになって うわははははは~とか 笑いをこらえなくなってしまった。
一緒にいた人たちが「なんだ 森先生、隠れて一人でお酒飲んだなぁ!」なんて言い出す始末。
あれが 花に酔う・・・て状態だったんでしょうな。
その後は「また酔いたい」なんて スケベ心で 観に行っちゃったりしたせいか、あの時ほどの気持ちよさには ならなかった。
しばらくして 友人の結婚式の 会場で 
どうにも目が離せない 素敵な雰囲気の方がいて
その方を見ていると 木の幹を 思い浮かべてしまったりして
「何でそんなこと思っちゃうのかな自分?」と 妙な気持ちになったので
思わず 声をかけてみた。
その方は 確か さとうつねおさん とおっしゃる 主に桜の木を撮っている プロカメラマンさんだった。
一目千本桜も 撮りに行きましたよ・・・てんで、桜に酔ったみたいになった話を おそるおそるすると こともなげに「ああ、桜はそういう力 一番強いかもしれませんねえ。よく 幼い子が 踊りだしたりしますからね」とのたまった。
桜酔いのはなしは 相手によっては 気味悪がられたり スピリチュアル好きに妙なうっとり目で見られたりするので 気をつけて話してたのだけど、つねおさんのしわの刻まれた 木の精のような優しい目で 当たり前のように言われて 特別気負う話でもないや・・・と 楽になった。
桜に限らず、時々 いろんな木に会いに行く。
魔法のような力をもらえるわけではないけれど・・・

鳴子生まれ

2009 年 7 月 20 日 月曜日

鳴子生まれの とうみぎくん昨日 タップ稽古帰りに 定禅寺通りにある 鳴子あたりの物産を 売るお店で
栗団子 まくわうり(かたうり) とうみぎを買った。
栗があまり好きでない母も 「昔 会社で誰かが 鳴子出張ていうと、必ずこの栗団子のお土産 楽しみにしてたんだ」と父も ぺろりと たいらげた。
見た目より 味も濃すぎなくて 
何より うまそうに ちゅるりと 口に運ぶ 二人の様子が ほっとして
よかったぁ うまかったぁ・・・て 思った。
とうみぎ(とうもろこし)も 甘くてみずみずしくて 幸せな味。
あれこれ 食いすぎたので、瓜は 夜にしようかね・・・と 腹をさする昼下がり。
そういってるそばから 母は しろくまカップ(アイス)を 別腹なんつって 冷凍庫から出してくる始末
娘も以下同文
明日抗がん剤11回目
抗がん剤投与の2,3日前が 一番体調も 舌の調子もいいので
ついつい 今だ!っとばかりに あれこれ 買ったり作りすぎて 体重が増える。
わたくしが蓄えて どうすんだ?

午後五時に叫ぶ子であった

2009 年 7 月 20 日 月曜日

昔どんな お子さんだったんですか?
と 訊かれると なんて答えたらいいか 迷う。
自分で思っていたことと 他人が見た印象は だいぶ違うものね。
元気にはしゃいでいるようで、楽しければ楽しいほど
どうせ さよならしなくちゃないんだ・・・と
さびしくてさびしくてたまらなかった。変なの。
午後五時に お寺の鐘がなって
みんな それを合図に 家に帰らなくちゃ・・・と 
そそくさと 帰り支度をするのが たまらなく 嫌で
鐘より一瞬早く 大声で 鐘の音を 友達の耳に 届かせまい!と
必死に叫んだり 歌を歌ったりしたっけ。
あやちゃん またはじまったよ・・・てな顔で 友達が「じゃあね」と
一人 二人と いなくなり
一人残されて 行き場の無い叫びや歌を 取りまとめることも出来ずに 
そのまま 大声を出し続けたっけ。
そんなだったので、変な子 扱いされてたと思う。
「昔頭の手術した かわいそうな子なんだから」なんて かばわれたりもしたっけね。
大枠の記憶は 薄れているものの、気持ちに添うた 記憶ばかりが 
今でも 匂いや手触りを 伴って はっきりと 浮かぶ。
一見 突拍子も無いことを やらかす お子を見るたび
自分の かつての「わけあってやらかす」数々の事どもを 思い
なんか 思ってのことだろうなあ なんだろうなあ・・・と
仲間を見つけた気がして 嬉しいんだ。