2009 年 7 月 28 日 のアーカイブ

おばの命日

2009 年 7 月 28 日 火曜日

不届き者で 人の命日を 忘れたり、亡くなったことさえ忘れたりする。
死を受け入れたくないんですかね?
でも今日は せつ子おばの命日・・・茶の間の 卓上カレンダーに書いてあったので わかっただけでして・・・なんて恩知らず。
角田の中心部にある「めぐろや」(今は パン工房めぐろ・かねちょう工房として 人気)
の 大好きだった おば。
今日は ちょっと暑いけど おばからもらった タイの絹絣で仕立てた 服を着て仕事した。
ちいと ふんばらにゃならん・・・てな時、おばからもらった 布で仕立てた服とか、真っ赤な帯揚げを首に巻いたりするな。
生前も 何かと 支えてくれた。
おばが 抗がん剤治療で 丁度大変だった時
たまたま わたくしが ぐにゃけていて うっかり 泣き言をもらしたら
今五体満足で生きていて もうけもんじゃないの あなたの良さがわからないばか者のことなんかで くよくよするなんてもったいない。 そんなことで悩めるなんて ある意味幸せなことなのよ・・・てなこといって、奮い立たせてくれるきっかけをくれたのでした。
タップの舞台を観に来てくれた時も 娘が止めるのも聞かず 客席で一緒に足をぱたぱた動かして 楽しんで観てくれたという。
わたしもやりたい!と言ってくれたのに、今度ね・・・とばかりいって 先延ばしにしてしまって 晩年「こんな風になってからじゃ遅いんだから、何事もまた今度があるなんて延ばさないようにね。」と 笑ってた。
それなのに 着物地で おそろいの帽子作る・・・て約束してたの、渡す日を 一日延ばしにして 訃報・・・
結局 棺に ごめんねとともに 入れるしかなかった。ばかだ。
そんなあれこれを 思いながら 後悔なく生きよう!と おばの面影に誓ったりする(でも後悔多かったりする)。

静かな 夏の日

2009 年 7 月 28 日 火曜日

ようこそせみさんでも 家の周りに あぶらぜみが ぺたぺた 張り付いてたり
ぽたぽた にゃんこのえじきとなって 転がっていたりして
きっと 賑やかなのね。
人が話をしているのはわかるけど 何を言ってるか解らないことも多くなって
いい加減病院行けや・・・て 心配や困惑の表情で わたくしを見る 家族
遠くの音や わずかな軋み すべてきこえて いらいらとしていた日々には戻りたくないけれど、いろいろなものから 遠ざかってしまうのも まずいわねえ・・・なんて ぼんやり思いながら お茶を飲む。

「おくさん」と 呼ばれてみた

2009 年 7 月 28 日 火曜日

今まであまり無かったことですが
今日 市役所に 住民票もらいに行ったら 言われた。
おお わたくしも そんな お年頃・・・つうか、見た目 落ち着いてきたのかもしれませんな。別に嬉しかないがね。
便利な言い回し・・・他にないのか?
仕事や生活のしかたによるのか 生活観にじみ出ない・・・とは言われる。
聞こえはいいけど、人によって「一見して 何やってる人か わからない とらえどころの無さが 見てて 不安感おぼえる」・・・てまでいってくれちゃったりして・・・なんだかなあ。
書類出す際に ちらとみて 「おくさん」じゃない ことわかったのか、目を逸らしつつ、もう呼びかけてくれませんでした。
電話でのセールスも、日中に電話出ると すかさず「おくさんですか?」だけど、受け答えのたどたどしさとか、声の子供っぽさ(セールスとわかると演技する)で
「あ・・・えっと、おかあさんいるかな?」なんてなんの わはは。
「えっと おでかけしてて いつかえるかわかりません」・・・名簿よく見たら わかりそうなもんなのにね。
とある舞台関係で出会って セールス電話くるようになった化粧品会社には、地方公演回って なかなか家にいない ダンサー兼役者・・・みたいなことになってるし、思わぬところで「役柄」が増えているなあ。

横っ面はりたおし

2009 年 7 月 28 日 火曜日

気合入れてもらう・・・とかいって、格闘家にやってもらったりする あれ・・・
痛いのやだな・・・と思う反面、わかんなくもないと 思った。
わたくしの場合は 精神的横っ面を 張り倒してもらいたいよな気持ちで 本ば読む。
今日のは 岡本太郎さまの『人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。』(文庫ぎんが堂)
ねっころがって読んで その気になったとて なんもかわりませんが、
まだまだ 大丈夫な気がして よっしゃあ!と 
威勢のいい掛け声と共に 立ち上がることが出来たりする。
二の足踏んでたのを また 前に出してみっか・・・と 思える。

ふわりと 

2009 年 7 月 28 日 火曜日

車の窓から すべりこんできた 懐かしいような香り
あっ と 見回すと、道端に見え隠れする 葛の花。
もう咲いてくれたんだね。
マメ科特有の 甘さと、ちょっとお香のような感じもあいまった この香りが好きだ。
この 香りを楽しめる・・・と思うと 夏のぐったり感も ちょっとまぎれる。
ああ またしばらく 鼻から息吸うのが 楽しくなる。